「推し活って言葉ができる前の話」

 今でこそ
 推し活っていいますけれど
 私が日本にいた15年以上前は
 そんな表現ありませんでした。

 でも今考えると
 あれって
 推し活ですよね?
 って思う話があるので
 それを今日はひとつ。

 昔よく和服でパーティとか懇親会に 
 行ってたんですね。若かったし独身だった
 ということもあり
 かつ
 これ以上の硬派はないような肩書きなのに
 どうにもカタギには見えない女というか…
 上級国民カテのオジサマ受けの
 権化みたいな感じでしたが

 その手のキャラでいる自分に
 どうにも飽きたので

 その後
 歳下のガイジンと結婚して家庭を持ち
 今に至りますw

 で、しばらく忘れてたんですけれど
 今回関西に行って、あ、そういえばって
 思い出した話です。

 さる人のクローズドな祝賀会だったか
 偲ぶ会だったかで共通の知人をまじえて
 眉目秀麗で名高い
 伝統芸能の家元とお話ししていた時に。


 「あたくしもお話しに混ぜてくださる?」

 って仰って入ってこられた年上のご婦人
 推定50代。

 あー、有名な着物雑誌の着こなしコーナーに
 この間1ページ使って
 でてた人だってすぐ分かった〜

 関西の事業者で
 そのあと個人的に色々お話し伺ったのですが
 着物に限らず
 あらゆる分野に関して趣味がよくて。
 あの女優さんの本のアレも
 あの高級旅館のアレも実は彼女の
 お見立て、
   いわば和のスタイリスト的役割を
 されてる方でした。

 その方がその伝統芸能のお稽古事を
 続ける理由は

 別に上達したいわけじゃない、

 先生(家元)を

 お支え

するためだって仰ったんですわ。
(思わず太字。むろん課金によるw)

 その時は私も若かったもので

 「はあ?習い事なのに
 上手くなりたくない??イミフw」

 と思ったんですけど。

 今ならわかる…

 それは
 推し活だってことが…

 推し活って
 何も今に始まったことでもなければ
 年齢制限があるわけでもない〜

 古今東西の
 文化史を繙けば。

 才能のあるパフォーマーや芸術家の
 そばには
 必ず推し活の女(しばしばいい歳)
 ありってことで〜

 皆さまの推し活話を
 拝聴したいところ。