古い物といかにカッコよく付き合うか。
 茶人?古美術商?どうかな?
 茶人数寄者スピリットで言えば、

 現在のトップはこの人でしょうねー


 杉本博司
 ちっ 上手いぜ〜って思います。

 この方。
 別に親から国宝重文入った
 蔵相続したわけではないけれど
 結局、身の回りに
 素晴らしい美術品が集まってきた
 というのは
 彼の概念的把握力が
 それらにふさわしいからだってのと
 (わかる人が持つべき)、
 その理解が非常に近代的で
 近代と近代以前、美術と現代アートの
 区分を素晴らしく止揚しているからだと
 思う。

 どちらが欠けても

 ただの因習の相続人で
 言ってることが「先人がそう言ってた」
 以上の何かではない「起きてます?」
 なお稽古人状態
 もしくは
 古物から霊性や神力を今の枠組みの中では
 引き出してこれないただの現代の虚無主義
 になる。

 この人の古物との付き合いはまずもって
 概念的で、かつ概念が古物によって
 賦活されてもいる。

 歴史を味方につけるというのは
 こういうことで
 何も物知りお爺さんになるためにやる
 んじゃないってことで。

 ちゃんと論理的に言葉で
 いいもの綺麗なものありがたいものが
 そうである所以が説明できることが
 神のパワーをいただきつつもw
 宗教の暗がりから脱出するための第一歩です…

 (古物に限らず。
 エルメス教になってる場合じゃないですわね。)

 展覧会きっと面白いと思います。
 日本にいたら今春日大社で開催されている
 春日美術の展覧会行きたかったなー