(一粒ダイヤのリングの購入を検討されている方から
いただいたメッセージへの回答として書いている部分があります)

 皆さまダイヤモンドのリング
 おそらくお持ちでしょう。

 とくに既婚の方は。一家に一個…

 婚約指輪(ソリテール)ってやつ。

 こういうの↓カルティエの画像お借りしましたが基本どこも大差なし
 



周りのパヴェをhaloと呼びますが

これ敷き詰めるとセンターストーンが不思議と大きく見えるんですね。


私のはHaloはないタイプですが、ともあれ


結論から言って、この頃全然使ってないです…

だってソリテールにしか見えないんですもん。

そして

そこには悲しいお話が。


婚約した当時はルンルンでよくつけてました。

婚約が嬉しくて。

夫に愛された事実が嬉しくて。

私と結婚してくれるって

嬉しいな嬉しいな〜って。


しかしそのうち

気がついたのです。


この指輪って


偏差値バリの

夢も希望もないリングだってことに…


私の2倍以上の大きさのダイヤ

の義姉は

さりげなく「かわいそう」発言をくれるし


なんだか行く先ざきで

「私の方がダイヤがデカい競争」の

オンナ同士のマウンティング合戦

を目の当たりにして


もうウンザリしたんですね…


夫はそんなんなんも考えず

私に似合いそうなもんを買っただけ

なのにね。


ご存知の通り

ダイヤは4Cの総合点で価値を割と簡単に

数値化できる宝石であって

そこにファンタジーはありません。


透明度が高く

でかく

カットが綺麗で

もしくは貴重な色のもんが

勝つ。


以上


クラリティなんかVS以上は肉眼では

遠目ではよくわからないから

デカさ優先てのが

欧米の傾向。

(特にアメリカっぽいかもね。)


日本は逆に

透明度重視で大きさはおもちゃに見えないw一般

常識の範囲内って傾向がある気がする。


いずれにせよ…


想像してください。

ランチの席で左薬指の

ソリテールのダイヤの大きさで

「私が上」とか思いあってる

オンナの群れの様子を…


オシャレとかエレガンスの真逆だって

子供でもわかるよねw


デカい方が偉い。高い方が勝つ。

センスも夢もへったくれもなし!


私が一番嫌いな価値観ですし


問題はそれが

自分で買うもんじゃないとこからも

くるのよね。他人の褌姿(夫の収入財産)

で相撲をとるってやつ〜


芸能人の婚約指輪披露は

ショーのひとつだけど


私が暮らしてる国だと

普通にバス乗ってて2CTダイヤのギラギラの

おばさんの指が気になる〜みたいなことも

ありますw


ちなみに

日本のブログで

婚前に

よく婚約者の男性を市中引き回しにして

ハイジュエラーをハシゴ、という記事を

見ますが


小さめの石やメタルのみの婚約結婚指輪

をハイジュエラーで選ぶ理由は

私にはわからないです。


ダイヤはどこに供給されようと

いいものはいいし悪いものは悪い。


ですからソーティングを参考に自分で

石を入手してセッティングすれば

良いだけなのでは…


特にソリテールのデザインは、です。


カルティエで小さなソリテールに

するくらいなら、同ランクの石で

大きいのを別のルートで入手した方が良い…


卸業者(ピンキリ。日本はよく知らないけど、こっちはユダヤ人稼業よ〜)や

宝石専門のオークションを見て

古い良いものや裸石で

ソーティングのあるものを

落として作り直すのも良いと思います。


ダイヤだと

よっぽどのことないと石は傷ついたり

ましてや腐らないんでw

中古OK(金属部分には流行りや劣化はあるけど)。


一粒タイプのダイヤリングは

基本は自分で買うものではなく

もらうもの、

だからファッショナブルでなく

家族制度の匂いがするリング。


それでも自力で一粒

ダイヤリングが欲しければ


まずはブランドにとらわれず

ダイヤそのものの市場価値に詳しくなること。


あと

私は実践していませんが

もし一粒タイプのダイヤを

オシャレ用として

自腹買いするなら


ラウンドブリリアントは外して

マーキスやペアシェイプなどの

遊びのあるカタチにするかも。


そのくらいしか

あの軍隊のように冷徹な

ダイヤマウンティングの

罠から抜け出せる方法が

考えつきません…