さて。


 ピコタン主婦に前出の誕プレあげたら

 「最近エルメスばっか行ってんじゃないの。
  大丈夫か?」

 とメンタル心配された。

 そのとおり〜 

 「落ち込むこともあるけれど私は元気です」w


 こっちは夏日で

 紫外線も半端なく、自分の日焼け

 だけじゃなくて

 植えたばっかりの

 薔薇の葉っぱも焦げちゃうし、

 そこかしこで

 太陽との戦いが始まってます。


 日本の方々と同様に

 帽子が欠かせないということで。


 本日のお題は

 エルメスの帽子。




 その昔、エルメスの帽子っていえば

 モッチハットでした。モッチという

 帽子屋さんに委託で作ってた。

 

 エルメスのジョルジュサンクの店舗は

 そのモッチハットの建物だったのですって。


 

↑ 帽子屋モッチってある。


エルメスはこの老舗帽子屋さんに敬意を表して

だいぶ長いことこの看板をそのままにしてたのですが。


今はもうなくなったのかなあ?


そもそもモッチという

パリを代表する帽子屋さんが潰れて....


帽子って

これもまた欧州では

過去の遺物なのよねえ。


ボルサリーノって有名なイタリアの

帽子屋さんがある

けれど、あれもだいぶ前に潰れて

どっかが経営再生させた時には

ぜんっぜん違うシロモノになってて

ひたすら悲しかった。


たぶん何処かに行けば

素晴らしい仕上がりのデッドストックの

パナマハットが残ってるのかなあ。


エルメスの30マン以上するよーな

麦わら帽子的デザインの中でも

お高いラインの

夏の帽子もエクアドル製ってことは

いわゆるパナマ帽だよねと思い、見てみた。




↑ お高い。

 でも驚いたことに、素材の説明にpalmier のpaille って書いてある...椰子のストロー素材ってこと???
パナマ帽はパナマ草というかトキヤ草でしょ?普通の椰子と同じじゃないと思うんですが。いずれにせよこの草の色...本当にいいやつは輝くようなクリーム色というか、こんなゴザっぽい藁っぽい色じゃないから、画像上での判断だけど、そこまで質は良くないんじゃないのかなあ。

(※ 後日実物確認しましたが、思った通りの質でした...
編み目が荒い!)

そんな大枚はたくなら、個人的には
こっちが欲しい。
モンテクリスティのエクストラファイン。たぶん箱見るにこれそんな最近のもんじゃない?でも新古品でもいいから。昔のボルサリーノのが好きだし...

パナマ帽のいいものはしなやかで白っぽい均一な
色で網目が細かい。

間違っても海賊王になりたい人が被ってるやつじゃないんでよろしくw



 パナマ帽は夏の帽子の王様。


↑ 若者よ。パナマ帽と夏のエレガントマリンスタイルの源流について学びたければこれを観よ@ヴェニスに死す


 パナマハットは上級品は
 残念なことに、紳士物がほとんどだけど、
 個人的には、その男物のパナマを被ってる
 オンナが大好きです。

 ロングヘアで、口紅が似合って
 長身で、何よりも幾つになっても
 オンナっぽい人。
 そういう人が、ジーンズに
 パナマ帽被ってると
 ふあーーっとした女優帽より粋に見える。

 (そういえば萬田久子さんの定番スタイルですね)
 
 バーキンとの相性もいいと思います。
 
 しっかし、パナマって実際かぶると
 結構扱いが

 難しいんですわ。例えば

 飛行機に乗る時にチェックインの時とか

 ヒヤヒヤするし、何より機内で

 置き場に困るのよw

 荷物で潰れるとアウトだから

 ずっと膝の上とかなのよw


 そういった問題があるため

 ↓エルメスからこんなの出てた。

 先を帽子のツバに挟むらしい。


 


...でも今度はこのヒモどこに下げるというのか?



 というわけで、便宜上

 私が普段にずっとかぶっているのは

リヴォリというリネン混紡のつばのある帽子です。

もともとハリのある撥水みたいな加工の

リネンの質感があるから

少々曲げてバッグの中に入れても

復元力がある。



(リヴォリは廃盤だと思うけど

似たような帽子が今年も

オンラインにありました。)




みなさんも夏の帽子楽しんでますか〜




↓ やっぱ日本は帽子のチョイスすごいな〜 はっきりいって欧州より帽子あるわw