JUDAS PRIEST - Jugulator | HERETIC!!!

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基本的に所有しているアナログ盤やCDからの紹介というか備忘録です。thrash metal・heavy metal・progressive rock・hip-hop・昭和歌謡・jazz時々death metal、grindcoreとか

こんばんは


金曜ですね
明日は出勤です

ここんとこ通勤で何回か聴いてる
コレを
今日も聴きながら帰ります


メタルゴッド
JUDAS PRIEST

1997年リリース

13thアルバム

Jugulator


彼らの長い歴史の中で
あまり語られないアルバム

なんせ
JUDASの顔

ロブ・ハルフォードが脱退

アマチュアで
ジューダスのコピーバンドをやってた
ヴォーカル

Tim "Ripper" Owensを迎えた
最初のアルバム


① "Jugulator"
インダストリアルなSEから
ウルトラヘヴィな音へ

それも
ダウンチューニングされてる分
さらに重苦しい音に…

SLAYERを思い浮かべるほどのヘヴィネス

② "Blood Stained"
続けて重く
スピードを押し殺したような曲ですね

ギターソロを聴いても
往年のツインリードというより

当時
メタル業界を席巻していた
グルーヴメタル

それもPANTERAではなく
MACHINE HEADに感触は近い

要はノイジーでエキセントリックなソロ



④ "Death Row"

歌詞とか
ちょっと安直なメロディラインは
前作Painkiller的




しかし
ここまでヘヴィネスにこだわるか??

というくらい
重く激しい曲が並ぶ

⑥ "Burn In Hell"



前半は
ティムのヴォーカルをじっくり聴かせる

ドスの効いた歌い方もできるし
ロブっぽいハイトーンもお手のもの

しかしギターリフの刻み方が鋭い
80年代と全く違いますね

⑦ "Brain Dead"

ありがちな
パトカーのサイレン音で始まる曲

曲中の心電図?みたいなギター音が印象的

それくらい

⑨ "Bullet Train"
うーん

ネーミングもいかがなものか…

邦題をつけたら
『新幹線』

しかし
アルバム中唯一と言っていい
スピード感を感じる曲



そして
ラスト

⑩ "Cathedral Spires"
9分オーバーの大作ですね

個人的にはアルバム中ベストトラック

静かに始まるイントロから

ヘヴィに引きずるギターリフ

そうですね
METALLICAの"Ride The Lightning"の
メインリフ

あれに近い
というか似てる笑

それ以外にも
メロディックでオペラっぽい
ヴォーカルアンサンブルもカッコいいです





潔い10曲のみの収録なんですが

重苦しい空気が全体を包んでます

速い曲はおろか
スピード感を感じる曲も皆無

ロブ不在がどうのこうのという話ではなく
衝撃的な変貌だったんではないでしょうか


PANTERAを筆頭とする
グルーヴメタルの影響?


いやちょっと違うな


JUDASっぽさは
少しだけ感じる程度で

どちらかというと
スピードと
キャッチーさを伴わないスラッシュメタル

5回くらい通して聴きましたが
愛聴盤にはならなさそう笑

懐かしい
ZERO CORPORATIONからのリリース

このCD
今までも帯付きを何度か中古で見かけましたが
500円前後で買う気が起こりませんでしたね





ライナーノーツはもちろん
伊藤政則氏

これ書くにあたって
前任ヴォーカルのことに触れるな
みたいな事を言われたらしいですね

実際にロブのことは一切触れられてません



今回145円で購入

かなり綺麗な状態でした
この次のアルバムも
全く聴いたことありませんが

145円くらいなら買ってみます



76点