
むごたらしいほどの境遇を、本人の空想の世界(そこに逃げるしかできない
ところにまた胸は詰まるのだが)をユーモラスにからめながら語っていくところなど、
少し『嫌われ松子』を思い出すような、前半の展開。
これは未来のほうを向き続ける物語で、そこにこそ感動するのだけれど、
最後のモニーク演じる母の告白は・・・人間の弱さとずるさと、そして何とも名づけようの
ないような哀しさを喚起してやまない。
嫌悪感でいっぱいになりながらも、彼女を抱きしめてもあげたくなるような・・・。
マライア・キャリーもレニー・クラヴィッツも驚くほどよい役者ぶりでした。
★★★★☆
11 Feb, 2011