うまくいくこと、うまくいかないこと。 | 傍流のアメリカ大学受験

傍流のアメリカ大学受験

都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

2024年2月2日(金)   曇り

 

 

 

 

昨年末、息子に

「高3の夏休みに3週間、高校生向けに開催される大学のサマープログラムに参加してみるのはどうか。」

と提案しました。

 

夏休みと言えば出願準備が最も忙しくなる時期でもあるので、その間に日本を離れることのデメリットも考えましたが

まだ一度も海外で学んだことのない息子には行くことのメリットの方が多いと判断しました。

 

現地の大学でサマープログラムに参加し正式な大学単位が取得できれば、それは課外活動として評価してもらえます。

したがって同じような動機から、アメリカ全土や世界各国からの高校生たちが応募してくるため、選抜はかなりの激戦になります。

 

大学によっては、サマープログラムで単位を取得できた生徒は、学部入学の選考に際し、合格の優遇はしないが、一定の考慮はすると明言しています。

 

 

膨大な情報の海から、自分にマッチしたプログラムを探すという技術を息子はまだ持ち合わせてないため、以下の条件で親が一次選別をしました。

 

1)期間は1ヶ月程度、我が家の予算内で収まる講座

2)大学の単位がつく=課外活動として評価される内容

3)希望学部の学習内容に直結するもの、将来大学での学びの予習になるもの

4)聴く・話す機会が多く、1ヶ月で英語力が伸ばせること

5)それを看板学部としている大学であること

 

息子はマイナーな学部を希望しているので、学部が設置されている大学を選ぶ段階で自動的に絞られました。

また有名私立大学は、強気な高額プログラムが多く💦

ちょっと我が家には手が出ませんでした。

 

さらに、せっかくであればホームスティ先から大学へ通うより、同年代のアメリカ人高校生との寮生活の方が楽しそうだとも思い、寮住まいが選択制ではなく必須な大学を探しました。

 

 

さて、以上のような条件で探した結果、息子にぴったりなプログラムを見つけることができました。

二つのプログラムに連続参加で3週間の滞在です。期間もちょうどよい。

 

 

ところが…、そのうちの一つのプログラムの応募条件が

 

「TOEFL 100+」となっています…!

 

現在の息子のスコアは90点台…。

 

ここから100+にあげるって、そんなこと1ヶ月で達成可能なのでしょうか!?

 

 

いやいや、無理でしょ💦

 

 

この講座は、毎日レポートの提出が課題となっているため

確かに100+ないとついていくのは厳しそうです。

一方で、その他ほとんどの講座は80+で応募できます。

 

前者は、息子の志望進路にドンピシャな内容だし興味があるのも分かるけど、

応募条件を満たしていないのであれば、無理ですよね。

 

その他の講座の中にも、息子の志望進路に関連したものがありそれを勧めましたが、息子はかたくなに「いや、がんばる。TOEFLのスコアを獲得してから応募する。」

と言っています。

 

いやいやいや…、こういう人気大学の講座はあっという間に定員に達してしまうんだよ、

受付開始日に申し込まなければ席はすぐに埋まっちゃうよ、

と話しても

 

「ママは何を根拠にそう思うの?TOEFL取れてから申し込むから大丈夫だよ。」

と言っています…。

 

ん~、こういうところは、頑固だねぇ…。

そんな悠長なことを言っていたら、まず残念な結果になることは自明の理です。

 

そして何よりも、考え方が甘い。

世の中の競争と言うものを知らなさすぎる…。

 

 

しかし親にできるのは、調べてどのようなチャンスがあるか示すまで。

それに向けてどう行動するかは、息子本人次第です。

 

 

そこまで宣言するからには、目の色を変えてTOEFL対策に邁進しているのなら

私も応援のし甲斐があるというものですが…、

 

今が入試休み期間であることをいいことに、

いつも以上に良く寝てよく食べ、のんびり余暇を楽しんでいますよ…。

 

ん~、相変わらず危機感がないなあ…。