「ロストフの芝で感じたもの、見上げた空を忘れるな」 | 傍流のアメリカ大学受験

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都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

 

 

 

 

 

受験生156日目

7月6日(金)   雨

 

 

 

 

 

 

 

前回の記事から一週間以上も空いてしまいました。

平日は、ほとんど毎日記事をアップしていたので、

わざわざメッセージをくださった方もいらっしゃいました。

ご心配をおかけしました。

本当にありがとうございます。

 

家族みんな、元気でした!

単純に、私が、仕事に忙殺されておりました~。

 

6月中はピアノの発表会までの日々が、

自分自身の練習とマメ太の練習監督とで、

ピアノにかかりっきりではありましたが…。

 

発表会が終わったら一息つけるだろうと思っていたら、

その追い込み練習期間中に、さりげなく後回しにしていた仕事のツケが、

先週来、怒涛のように押し寄せてきていて、残業・持ち帰り仕事の嵐です。

チーンチーンチーン

 

自分の中では「後回し」にしていた覚えのないところが恐ろしいです。

「少しずつ」の先延ばしも、「ちりも積もれば…」でしたね。

まだしばらく大変な日々が続きそうです…。終わりが見えません。

滝汗滝汗滝汗

 

 

 

加えて時間を奪われていたのが、2018ロシアW杯!

ガッツリ・ドップリ、はまっています。(現在進行形)

日本の試合はもちろん、他国同士の試合もおもしろい~!

 

試合の始まる23時からはテレビの前で動けなくなり、連日大変な寝不足状態です。

私はふだん、片道1時間の通勤時間を使ってブログ記事を書くことが多いのですが、

ここ2週間は、電車に乗ればすぐ寝落ちです。

一駅でも熟睡できます。

幸いにして、まだ乗り過ごしたことはありません。                                                             

 

 

また、少しの時間でもスマホを使える機会があれば、

W杯関連ニュースをくまなくチェックして、海外のサイトまで読んで

(英語しか読めないけど)

ロシアW杯を楽しんでいます。

 

 

日本選手団、解散しちゃいましたね。

対ベルギー戦、

惜しかったとも言えますが、ラスト30分は実力の差を感じました。

 

「ロストフの芝で感じたもの、見上げた空を忘れるな」

 

これは、ベルギー戦での敗戦後に、西野監督が選手たちにかけた言葉です。

 

 

『ロストフ』 (試合会場の都市名)

残り1分を切ったところで逆転ゴールを決められ、試合終了のホイッスルが鳴り、

選手たちは芝に倒れ込みました。

 

西野監督は、

その背中で感じた芝の感触を、その時見上げた空を忘れるなと

選手たちに話しました。

 

 

 

悔しいと思えるのは、本気で勝てると思ったから。

 

 

「どうせベルギーには勝てっこなかったんだからさあ、

ポーランド戦であんなみじめな戦い方する必要なんて、なかったんだよ。」

なんて思う人もいるのかな?

 

※ ポーランド戦では、日本が負けていたにも関わらず、

同時刻に試合中の「コロンビアが勝てば」グループ内の2位通過が決まるため、

「コロンビアがこのまま勝つだろう」に賭けて、

日本選手は、なるべくファウルをもらわないように10分間、

ボール回しだけをしていました。

 

 

 

結果だけをみると、

グループリーグ敗退と

ラウンド16での敗退と、

結局、当初からの目標である「ベスト8進出」を達せられなかったのだから

同じ結果だったように見えますが、

 

私には全然違って見えます。

 

 

やっぱり、挑戦するって、素晴らしいことだと感じました。

目標をもって戦うって、本当に意味があると感じました。

 

 

勝算がないのなら、戦うだけ無駄でしょう、という価値観の人もいます。

目標は、掲げたって達成できなければ全く意味無し、と言う人もいます。

 

 

本当に大切なものは、目標を達することでしか手に入れられないものなのでしょうか。

 

 

西野監督がおっしゃった、

「ロストフの芝で感じたもの、見上げた空を忘れるな」

と言う言葉には、負けてしまった選手たちの

これからの人生へのエールに聞こえました。

 

 

この試合で代表を引退される選手もいますね。

もう「次」の代表試合はありません。

これが最後です。

 

目標としていた結果を得ることはできなかったけれど、

これから彼らの人生を豊かにしてくれる「大切な何か」は

このロシアの地で手に入れられたんじゃないかと思っています。

 

 

これを受験に重ねてしまうと、

なんだかマメ太が「不合格」になる前提のような話になってしまいますが…。

 

まあ、マメ太の合格率で言えば「対ベルギー戦」のようなもので、

「第一志望合格」は、

そこを突破して「ベスト8進出!」くらいの無謀な目標ではありますね。

 

 

 

でも、自分で決めた本気で目指せる目標がある人生は幸せなことだと思っています。

 

目標達成までの道中には、本気で挑戦した者にしか感じ取れない何かがあると思います。

 

学生身分のうちは勝率なんて気にせず、どんなことでも自分の決めた目標に向かって

全力を尽くす生き方をしたらいいんだと思います。

あ、相変わらず「不合格」前提で語っちゃってますが…。

 

最近、親の方が弱気です…。

ガーンガーンガーン

 

 

 

選手たちのインタビューにもまた心を揺さぶられました。

負けても「清々しい」気持ちになれる、と言うことを教えてくれた

サッカー日本代表チームの一人一人に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

この「清々しさ」という感情は、

全力を出し切った人にしか味わえないたぐいの心情だと思っています。

 

マメ太には、受かっても残念であっても、

最後には「清々しさ」を感じて、中学生になってもらいたいです。

 

 

 

 

ところで、来年度の入試で問題で、どこかの中学か高校が、

「清々しい」の漢字の読み問題を出題してくれたら、

その学校に惚れちゃうな。

チューチューチュー