基礎固めの真価を味わった一日。 | 傍流のアメリカ大学受験

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都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

受験生4日目

2月4日(日)  晴れのち曇り





今日の午前中は、パパ自身が資格テストのために自分の勉強をする必要があったのと、
午後には出かける用事があったようなので、
久しぶりに社会の家庭教師はお休みに…。


ということで、ママが気になって仕方のなかった算数の復習タイムに、
今日は晴れて取り組むことができたのでした!
ニヤリニヤリニヤリ



どの問題をやろうかと悩んだあげく、
結局選んだのは、こちら。


そうです、
ちょうど一年前、
マメ太が算数の勉強法に思いっきりつまずき、悩んでいた頃、

ひさぺー先生から、
「受験勉強で一番大事なのは、中学でも高校でも大学へでも、基礎基本からですよ。」

と教えてもらい、
慌てて本屋に行って選んだ三冊です。
(理由は、東京出版だったから。)



上は、文章題の問題集です。

ほかに、
図形と、数の性質があります。

一年前、マメ太が最もつまずいていた単元が、文章題でした。

それで今日は、力試しに文章題の冊子に取り組みました。

一年前には、この問題集の半分くらいしか解けず、しかも解けた問題でさえ恐ろしく時間がかかっていて、
それが、マメ太の基礎力の無さにとても危機感を覚えるキッカケとなった、
思い出深い問題集です。


当時、4年生の2月、習ったはずの単元をスラスラと解くことのできないマメ太を見て、
マメ太の算数のサピックス偏差値60は、極めて信頼性に欠けるスコアだと確信しました。


解答を見れば
「あー、そうだった。知ってる、知ってる。」
と言うのですが、
それにしては、忘れすぎです…。
チーンチーンチーン



5年生の単元を全て終えた今だから理解できますが、
結局、4年生の今の時期に組み分けなどの模試で出題できる問題と言うのは、種類はすごく限られていて、しかも問題数に対してテスト時間に余裕があります。


だから、出題者が意図する最適な解法を選ばず、たとえ遠回りな我流の解き方をしたとしても、答えがあってしまうことがあるし、全問取り組めます。

その結果だけを見て周りも「この子は理解している。」の評価をされがちです。



あるパパさんが、公式もスマートな解法も使わずに解くことを

「根性解き」

と命名していましたが、あまりにも秀逸なそのネーミングに思わずうなってしまいました。


まさに、
この根性解きが苦にならないタイプの子っているんですよね〜。



我流で通してきて、なんの不自由も感じてこなかったマメ太。
(4年生までは。)


だから、「基礎固め」なんて類いの問題を解くのにさえ恐ろしく時間がかかっても、本人には自分の理解には本質的に何かが欠けているとすら気がつかなかったのです。


マメ太の算数、本気でヤバイ!


と私に気がつかせてくれた、ある意味、恩人のような問題集です。


今日は、マメ太の勉強に誰も付き合うことができないので
(私はピアノの練習をしなければならないからね!)


マメ太一人で解いてもらいました。


50分解いて、30分休憩のサイクルで。


午前中から始めて、この文章題の冊子は、一日で全問解き終わりました。


さて、結果は…。


1問あたり平均で90秒で解いていて、
解けなかった問題は無し。


50問に一問くらいの割合で計算ミスがありました。


が、解き方が分からなかった、間違えて理解していた、という問題はありませんでした。
びっくりびっくりびっくり


この一年での成長が形として見えた瞬間でした。
爆笑爆笑爆笑



間違えた問題だけを別ノートに書き出して、

そろそろこの問題集からは、卒業の時期かな?!


マメ太と同じ学校を志望しているお友だちからみたら、6年の頭だと言うのに笑っちゃうくらい低いところで満足しているレベルなのですが、

マメ太単体の成長でみれば、この一年、原理原則の理解を深めることに最も時間を費やしてきて良かったなと実感しました。


それは、きちんとした原理原則の理解があれば、公式や解法を忘れてしまうと言うことは起こりにくいし、

たとえど忘れしてしまっていても、代替えの解法が用意できて、やっぱりスマートに解き切れるということ。


この問題集を全問自力で解き切った、しかも90秒ほどのペースを崩さず取り組めた姿勢を見て、そう感じました。



マメ太はまだ、難問や初見問題にバンバン取り組めるレベルにないので、模試などではいい成績が出にくい立ち位置だと思います。

でも、先生方のアドバイスに従って、この一年、基礎基本の理解に注力してきて実力はつきつつあると知れたので、本当に良い取り組みができてきたなと実感した一日でした。



あと2冊も、塾のカリキュラムがまだゆるくスタートする2月のうちに、何回かに分けて取り組みたいです。