マレイン(ビロウドモウズイカ) | ハーブの力を知って、生活に生かそう!ハーブ畑から学ぶハーブスクール(さいたま市)

マレイン(ビロウドモウズイカ)

マレイン
 
おはようございます。
今年は台風が多いですね。
雨が多くて、急に気温が下がってきました。
そろそろ太陽の光が恋しいです。

こちらのマレインの写真は、まだ夏の暑い頃に撮りました。

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マレイン
学名は Verbascom thapsus。
園芸店では、バーバスカムという近縁種がよく出回っていますね。

ゴマノハグサ科の多年草。
和名はビロウドモウズイカと言います。

葉がビロウドのように起毛した銀色をしていて、冬場はここに霜が降りると
本当に神秘的です。

開花時期は、6月〜8月頃。
葉が成長し初夏に近づくと蕾が上がってきて草丈2m近くにもなります。
花は開くと1㎝程の小さな黄色い花。
下から順に咲いていきます。

もう、今頃はほとんど花は種になってしまっています。

この黄色い花を丁寧に一つづつ手でつまんで摘み取り、乾かして使います。

咳や去痰、中耳炎などに使います。
使い方はハーブティーや、浸出油にするなどして。

毎月第1水曜日に開催しているハーブ療法講座で先日、作ったのは、マレインとオリーブオイルの浸出油。
数回に分けてじっくり湯煎にかけて成分を抽出します。

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イギリスでは、中耳炎の時や耳の炎症に、この油を綿棒などにつけて耳の中に付けるのだとか。。

ハーブタバコのことは先日アップしましたが、
このタバコにも、コモンセージマレインのドライハーブに蜂蜜をまぶして乾燥させたものを使いました。

セージもマレインも喉ケアハーブ。
この煙を喉の粘膜に当てて吸収させるのですね。
 
北米の先住民も同じような使い方をしていたようです。
喘息や痙攣性の咳の治療に用いていたとか。

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マレインは、繁殖力旺盛なハーブです。
というか、うちのハーブ畑の土によく合うようで、こぼれ種からよく発芽します。

すでに、この秋も畑のあちこちからマレインが発芽して銀色の葉を少しづつ大きくしています。

今は、直径25㎝くらいでしょうか。。

また来年、たくさん可愛い黄色い花を咲かせてくれますように!

喉を痛めやすい私にはガーディアンハーブです♪