さくらそう会代表でいらっしゃる鳥居恒夫先生のお宅を
庭園公開時に訪ねました。
サクラソウは、江戸時代の鑑賞法である組み立て式の花壇に
美しく並べられていました![]()
鳥居先生はにこやかに説明してくださり、快く写真を許可してくださいました。
頭巾がお似合いですね![]()
ご自宅のお庭はサクラソウで一杯でした!!
よく見ますと花弁の色も形も皆それぞれ違います。
品種名が素敵ですね。
名所や和歌、物語の登場人物などから付けられているようです。
下記が鳥居先生が命名された「山下白雨」
葛飾北斎の冨嶽三十六景からとったそうです。
白雨とは夕立を意味します。
白色の大輪で、花弁に細かい切れ込みがあり
山下白雨のイメージに重なります…
*サクラソウミニ知識
サクラソウは異型花柱花で、2種類のタイプの花があります。
雌しべが長く柱頭が花弁の上に出ている長花柱花(ピン型)と
逆に雄しべが長く花冠から雄しべの葯が見える短花柱花(スラム型)です。
自家受粉を防ぐ為の工夫で、違うタイプの花の花粉で受粉して結実するそうです。
ただ雄しべと雌しべの長さが等しい等花柱花も少なからず存在し、 種子ができるそうです。(万が一昆虫が来なかったりしたら種子ができなくなってしまいますから自家受粉は保険ですね) さらに種子繁殖以外でも株元から芽を出す栄養繁殖でも増えます。
なのでサクラソウの花後は株元に少し土を寄せてあげると良いようです。(河川の氾濫があれば自然に行われるものだ と鳥居恒夫先生がおっしゃっていました。)
毎年冬に1ヶ月程かけて、すべての鉢を植え替えされるそうです。
こうして300年前から続くサクラソウの園芸を今に伝えていらっしゃるのですね。頭が下がります。
江戸時代にはサクラソウ以外にもツバキ、ハナショウブ、アサガオ、キク、サクラ、オモト等々…たくさんの品種が競って作られました。
江戸時代の庶民の園芸熱に思いを馳せると
ワクワクすると同時にちょっと切ない気持ちになります。
品種名もそうですが、植物名ひとつひとつにもいわれがあって
昔の方の感性の鋭さに脱帽することもしばしば…。
今の私たちが失いかけている感覚なのかもしれません。





