この前っていうけど、去年の秋~冬に何か書こうとしてネタを忘れたままになっていましたが、やっと思い出したので・・・忘れる前に書いておこうと思います。
その当時に某大手小説サイトのある作品を読んでて、その翌日に行った図書館で借りた他の作者の違う作品を読んでた時に思ったんですが・・・挿し木や取り木、つげ木って技術を知らない人って多い?
ちょっと前に某放送のある番組に出ていた自称達人さんでさえ、取り木やつげ木を知らない人がいたので・・・説明しておきます。因みにつげ木は接ぎ木とは別物ですのであしからず。名前が似ててややこしいとおもいますが。
つげ木を解り易くいうのなら、外科の部分移植で木本性限定(一部のサボテンや多肉植物は何故か可能)ですが、治療効果がある技法です。先ず、病気に罹っている部位+αを焼いたトマホーク(手斧)や小刀で取り除き、同じ木の実や挿し木で増えた木(此れの入手が面倒)から剪定時に出るいらない部位(生木限定)を生長点と共に部位移植し樹液等でくっつけて接続面に雑菌が入らない様に、梅ニスや墨ニス等自然物限定の防腐剤でコーティングするという技法です。菌糸が樹木全体の6割以上に浸透してると自然修復成功率が下がりますが、早期治療が出来る、正常根60%保持、正常幹60%であるならばだいたい成功するというモノです。毛に覆われていないサボテンや、アロエなど相手だとほぼ確実に成功します。サボテン系で失敗したら腕が悪いとしか(ry
混乱しそうなので、接ぎ木も軽く説明。夏野菜によく使われている技法で、同一種同志の良い所同士をくっつけ効果を増大化させたり、同一系統をくっつけた良い所を引き継がせたりする為に用います。
取り木は確かかなり前に書いた様な・・・まぁいいや。もう1度書いておこうと思います。ゴムの木や果樹等と相性の良い、木を増やす為の技法で、種から中々育ちにくい品種や成長の遅い品種、種が着き難い品種を増やす為に考えられた技法です。幸せの木や木化が進んだアロエ等にも用います。木の幹の表皮をカッターナイフや小刀で5cm程めくって(アンテナや導線を繋ぐ時にする導線の皮をめくるアレを思い浮かべて下さい)、ルートンなどの植物ホルモンを添加(ベビーパウダーを塗る様に)し、湿らせた水苔を巻きつけ、幹の途中から強制的に根を生やさせ(水苔は常時湿気らせていれば、気温の高い地域では3ケ月、低い地域で半年で出根する)、根を傷付けない様にきをつけて、のこぎり等で分離(取る。技法の名前の由来とされている)させる技法。因みにゴムの木を種から育てると大人にするのに十年以上の時間が必要です。取り木なら失敗なく数年。
おまけ・・・。もう揃々市場に出回りだし始める夏野菜の苗を買う時に、接ぎ木苗というのと実生苗と書かれた同じモノが売られていると思います。実生苗というのは、文字通り、種から育った苗の事です。接ぎ木苗は上記にも記した通り、良い性質(甘度増加や病気耐性など)を与える為に文字通り継いだモノです。スイカや胡瓜はカンピョウやカボチャ等に継いでます。接ぎ木苗だけ売ればいいのではっていう方をたまに見かけますが、実生にも接ぎ木苗にない特性が幾つかあります。本来の品種の性質のままで育つのと、接ぎ木苗よりも成長が早いという特性があります。
因みにトマト類は接ぎ木苗よりも、実生苗で購入する事をお薦めします。前にも書いた通り、トマトは不要になる脇芽や枝で挿し木で数を増やす事が可能な為です。味などにこだわりがあって、どうしても接ぎ木苗がいいんだ~って方はどうぞ、店舗さんや農家さんの懐を温めて上げて下さいww