駅前広場に立っていると
ライオンがあらわれて
ぼくに言った
(おれはライオンだぞ)
たしかに ライオンだったから
ライオンだなと思って黙っていた
動物のことよりも
あたまのなかの
二百メートルくらい前方の
さしせまった未来のことを
かんがえねばならなかったのだ
(おい おれはライオンなんだぞ こわくはないのか?)
こわくは
なかったから
ふるえるわけにもいかなかった
ぼくがこわいのは そうだな
いつのまにかこころ朽ちて
野暮なライオンにも
おびえるようになっちゃうこと
おまえの - そうきみのこと
しっぽよりも
もっとながい
ながいものでぐるぐるまきの
コヅツミみたいな男になっちゃうこと
それから それから
なんだろな?
腕組みして
かんがえているうち
歩き疲れて お酒をのんで
駅前広場で途方に暮れてる
いまのぼくがかなしくなって
思わずライオンのあたまをかかえて
泣いてしまった
(おれはライオンで 猛獣なのだが こんな立場になったのははじめてだな)
(辻征夫さん 『ライオン』)
この頃 辻征夫さんという方の詩集に出会っている
最初は 句読点のないスペースを使った表現方法に
ハッ とさせられ
続いて その優しい内容に感動した
心の病を 抱えている俺の心に スーッと 入ってきた
みんな 悩みや 苦しみを抱えてるんだなあ
会社をサボったり
明日を覗こうとして 魂を抜かれてしまったり
ホントに大変だ
でも こんなに優しい目で 人間を見てくれている人も いる
こんな人に なりたい
と 当時の日記に書かれている
当時 辻征夫さん の詩集を探したんだけど
全然見つからなくって
あきらめてしまっていたのだが
日記を読み直してみてよかった
もっかい探して みようかな ??
ライオンがあらわれて
ぼくに言った
(おれはライオンだぞ)
たしかに ライオンだったから
ライオンだなと思って黙っていた
動物のことよりも
あたまのなかの
二百メートルくらい前方の
さしせまった未来のことを
かんがえねばならなかったのだ
(おい おれはライオンなんだぞ こわくはないのか?)
こわくは
なかったから
ふるえるわけにもいかなかった
ぼくがこわいのは そうだな
いつのまにかこころ朽ちて
野暮なライオンにも
おびえるようになっちゃうこと
おまえの - そうきみのこと
しっぽよりも
もっとながい
ながいものでぐるぐるまきの
コヅツミみたいな男になっちゃうこと
それから それから
なんだろな?
腕組みして
かんがえているうち
歩き疲れて お酒をのんで
駅前広場で途方に暮れてる
いまのぼくがかなしくなって
思わずライオンのあたまをかかえて
泣いてしまった
(おれはライオンで 猛獣なのだが こんな立場になったのははじめてだな)
(辻征夫さん 『ライオン』)
この頃 辻征夫さんという方の詩集に出会っている
最初は 句読点のないスペースを使った表現方法に
ハッ とさせられ
続いて その優しい内容に感動した
心の病を 抱えている俺の心に スーッと 入ってきた
みんな 悩みや 苦しみを抱えてるんだなあ
会社をサボったり
明日を覗こうとして 魂を抜かれてしまったり
ホントに大変だ
でも こんなに優しい目で 人間を見てくれている人も いる
こんな人に なりたい
と 当時の日記に書かれている
当時 辻征夫さん の詩集を探したんだけど
全然見つからなくって
あきらめてしまっていたのだが
日記を読み直してみてよかった
もっかい探して みようかな ??