春の釣りは先週で終わりにしたつもりが、旅行サイトを開くと県民割は7月15日までとのこと。釣りに行きたい、山中湖に、という気持ちが抑えられませんでした。8日金曜日、午後半休を取って1泊2日の予定にしました。

 8日、職場を出てラジオを付けると、驚愕。安部元総理が撃たれたとのこと。えっ!!ここは日本でしょ?そんなことってあるの?戦前の2.26以来でしょう?かなり驚きました。しかし人の命とは、大物政治家であっても、ふっと消えてしまうものだと寂しく感じました。

 道志ルートで山中湖に着いたのは15時前。例によってきらら前に釣り台をセットし25.5尺ドボン、バラグル。グルダンゴなど試しましたが、18時台に入ってジャミアタリは出ましたが、なにも釣れませんでした。19時納竿。宿に。今日も宿が素泊まりで3500円。商品券2000円をいただく。

 

 翌日、朝4時40分、山水亭に到着。今日は富士山は見えず。ご主人に、引っ張ってもらい、先週のきらら前より50mくらい沖に出たところに水竿を打ってもらいました。岬の方を向いて5:45~スタート。

 今日はボートもおかっぱりもいっぱい出ていました。ボート屋のきくすいさんの大会。また、翌日曜日のレーク荘の大会に備えた試釣の人たち。私の位置は沖目では一番本湖に近いところになります。5.3mくらいの平野ワンド内での深場。

 

 

 

 

 始めてはみたもののアタリなし。さわりなし。最初は18尺バランスの底釣り、バラケにグルテン、時にグルダンゴ。次第に風、波が強くなり、21尺を出してドボン、グルダンゴの釣りに。

 

 グルダンゴがうまく作れなくて、試行錯誤していたのですが、まず、ダンゴの方はダンゴの底釣り夏、冬、ペレ底、マッハ各1(これは前もって混ぜてジップロックに入れておいてあるものです)に凄麩を4。水2。でかなりパサパサとしたダンゴを作り、そこに凄グル、いもグルなどで作ったグルテンを少量混ぜていくと、いい感じで均等に混じります。少し軽いです。グルテンはダンゴを持たせるイメージで混ぜ込む感じ。また、魚がやや宙層にいるイメージだったので、落下もゆっくりと。そして底に着くまでに少しばらける?イメージで打っていきます。ドボンのオモリも少し軽めにゆっくりと落下させます。

 

 ようやくアタリが出たのが11時過ぎ。スススっとウキが沈み、合わせるとかかる。沖で顔を出させると簡単に取り込めました。

 

 

 39cmの腹パン。良かった!!お凸回避。昨日と今日のこの時点の状況で、半分あきらめていました。でもこんな素晴らしい景色ときれいな空気、日が差すとやや暑いのですが、日が陰り風が吹くと少し寒いくらいの良い気候。この魚はラッキーで、もう十分と思えます。

 

 続いて、11:40分。ゆっくり消し込み。引きの感じからニゴイかな?とも思いましたが鮒類。

 

 

 

 

 

 

 いやあ、微妙。先週は体高はあったのですが鱗などの感じがマブでマブと判定した魚がありましたが、これは見た感じへらに見えました。おまけしてヘラということに。36cm。

 

 

 続いて11:50分。

 

 

 この小マブ釣っている最中になんと、竿の向きと反対のへさき側に付けていた水竿がするすると抜けて行きます。マブの写真を撮ってすぐ水竿を打ち直そうとしますが、まず、このころ風と波がひどく(水上バイクやモーターボートなどの波も。風はあった方が釣れると思いますが・・・)

 

 釣りの向きは風下にしたいのですが、何分へさきを風上にしようとオールでボートの向きを変えようとしても、風で流されて、打てません。仕方なく釣り側の水竿を生かしてこれにへさき側のロープを巻いて、流された風下を向いた釣り竿側を新たに水竿を打つ作戦に切り替えたのですが、釣竿側の水竿も抜けてしまいました。

 そこに救世主現る。動画でよく見るマルキューの伊藤さとしさん。半袖、短パンで真っ黒に日焼け。

「この辺硬いでしょ。貸してごらん!」

 水竿を細かく打ち付けてへさき側の1本目を打ってくれます。続いて2本目も、

「どっち向きでやる?」

「風下向きで。」

すると風下側に竿を出せるように、水竿を細かく打ち付けさしてくれました。

「これで抜けないよ。」

 私が2つ釣ったと話すと、私の場所に印になるブイを置いていきました。

 約30分の中断のあと釣り再開。場所は水竿の位置が変わったためか水深が少し深くなりました。しばらく打つと、カカリに引っかかり、1回目は抜けましたが、2回目はダメ。サルカンの上で道糸が切れてしまいました。その後新しい仕掛けを出し、そのまま21尺でカカリを避けてやや右側に打つようにすると大丈夫でした。

 

 しばらくアタリがありませんでしたが14:05分、待望の3枚目。

 

 ナイスバディの43.5cm。この魚は特に簡単に上がってきました。40オーバーで肉厚。もう十分だと、山水亭のご主人に写真とコメントを送りました。

 

 これで終りません。15:05分。風と波の中で、一節鋭く入りました。バランスの底釣りのようなアタリ。ドボンですが。かかる。顔をあげさせるとかなり大きいのがわかりました。慎重に取り込もうとしましたが、網にすくう直前でUターン。とにかくこの魚だけは逃がすまいと、時間をかけて取り込む。良し!!

 

 

 

 

46.2cm。尺半。山中湖、自己最長記録を更新できました。また、山水亭のご主人にショートメールを送りました。

 

 続いて、すぐの15:15分。またしてもズルズル消し込み。今日はあの、ウキのトップがブルブルしながらウキが上がってくる食い上げは全部(といっても2回)カラで、下へのアタリが乗りました。

 

 

 

 

41.5cm。

 

 測って放流しようとすると、伊藤さんとお仲間が近づいてくる。この魚を見せるといいへらだね、と褒められる。バランスですか?とお仲間が聞くと、

 私は「ドボンです。エサはグルダンゴです。」と答える。伊藤さんがちょっと前にブログで、ドボンでグルダンゴがいい、と書いていたので、当然私もそれを読んでの今回の釣りです。伊藤さんも、そうだよね~という顔でうなづいていました。

 風や波でボートが前後左右に大きく動いてしまう場合、バランスではエサが動いてしまう場合があります。ドボンの方が比較的エサが動かないと思います。

 

 この日は16時までということで、そろそろ納竿しようと、釣りしながらボウルを拭いたりしていると、ガサガサ!と竿が引っ張られる!!やべー、と慌てて竿をあげる。竿ツンってやつですね。肝を冷やすのでウキは見ておいた方が良いです。当たり前ですが。

 竿ツン出すのはニゴイかマブだろうと上げてみると、

 

 

 ヘラブナ!!。元気いい!!15:45分のこと。

 

 

40.5cm。

 

これで十分と竿や仕掛けをしまいます。

 

 お迎えに山水亭のご主人が来て、曳舟してくれました。この日はすごい人出で、山水亭の店前にも多くの車や人がごった返していました。忙しすぎて私も簡単な挨拶だけで、次のスーパーに。でも、観光業はこういう時に稼がなければと。ご主人には良い場所を勧めてもらいました。私はいつもご主人の言う通りの場所に入っています。2週間前は私が4mラインなんて口走ったのが良くなくて凸でした。1週前は42cmの腹パンをご主人が勧めてくれた場所で釣りました。この日も長年の直感で良い場所を与えてくれて感謝です。

 

 そして伊藤さんにはエサや釣り方をブログで示してくれて、また水竿を打ってくれて、これまた感謝です。お二人なくしてこの大量の釣果はなかったですね。気分は最高の1日になりました。

 

 スーパーオギノに行くと、またすごい人出。商品券を握りしめた若者がビールやチューハイを買い込んでいました。大学生っぽい感じの人が多かったです。私は今回は山梨産のブドウを中心に買って帰りました。

 

 道路は比較的すいていて、日曜日の今日も比較的高速道路はすいているようでした。BA5が流行ってきているのもお年寄りが外出できない理由かもしれません。7月末にはピークアウトするという試算を発表した大学がありました。パッと流行って、パッと消えて欲しいものです。