このところ、参加する大会、例会で敗戦続きの今日この頃
なんか、全然ブログ更新が出来てないな・・・
いかん、いかん
5月GWの流源湖での例会
ホタチョー決めきれず惨敗
武蔵の池で開催されたシマノジャパンカップ
チョーチンセット決めきれず惨敗
で、清遊湖の4サタ
ヒゲチョー決めれず惨敗
「会」に参加すると、周りの人と競うことになり、勝ちもあれば、負けもある。そして負けると悔しいから、もっと上手くなるために色々と勉強したり、研究したり、練習したりする。
趣味の世界とはいえ、この歳で真剣に取り組むことがあるのは、色々な意味でメリハリが出来るし、仕事や色々なことからのストレスを発散できるからいいことだ。
でも、楽しいはずの趣味で、試合に負けてしまったからといって、それがストレスになってしまうようだと、いかんよね。それこそ本末転倒だ。
好きなへら釣りは、人生を楽しく、人生を豊かにすべきものにしていかないといけない。
ただ、昨日、ふと思ったことが一つ。
昨日の清遊湖の大会では、一昨年の年間チャンプの凄腕の方と並んだんだけど、彼にすごく色々なことを教わった。技術的なこともたくさん教わったけど、会話をしているだけで、釣りに対する向き合い方みたいなものを学んだ気がする。
彼はブツブツ独り言をいいながら、自分に言い聞かせるように釣りをしているのだけど、その日の池の様子、魚の様子、魚の寄り具合、魚の離れ具合、など色々と観察、分析しながら釣りをしている。その様子を横から見ていると、この人は、大会という競技の中でも、周りの人ではなく、目の前の魚と真剣に向かい合って釣りを組み立てているんだなというのが手に取るように分かった。
数メートル間隔で並んで釣りをする大会だと、どうしても、周りの人の釣り方、特に釣れている人の釣り方が気になるものだが(特に自分の場合)、本当に上手な人は、その日の池や魚の状態で自分がやるべきことを見極めてベストを尽くしているんだな、というのを真横で体感。
つまり、競技とはいえ、競争すべきなのは、周りの「人」ではなく、目の前のお魚さん。
めちゃくちゃ当たり前の精神論かもしれないけど、釣りに対する基本的な取り組み方を見た気がした。
へら釣りが面白いのは、ボケっと糸を垂れてウキを眺めている釣りではなく、魚を釣るために、色々と組み立てながら試行錯誤すること。そしてその組み立てが決まった時に成果が出て、してやって感を得られるという、マニアックな部分が極めて面白い!
それが自分にとって「いい釣りが出来た」と感じれる瞬間だ。たくさん釣れたとか、釣れなかったではないし、誰それに勝った負けたとかというのも違う。自分の組み立てで「決める」ことが出来るかどうか、この瞬間を目指していきたいものだ。
競技に参加する中で、勝ちとか負けに捉われすぎて、戦う相手がいつのまにか周りの「人」になってしまっていたかもしれない。でも、本来競争すべきは相手は人ではなく、目の前の魚なんだよね。
釣りに対する原点回帰
自分が「いい釣りが出来た」と感じられるような趣味を続けていきたいものだ。