世界が確実に破滅に向かっていると思わざるをえないようなニュースが連日、飛び込んでくる。僕の投資意欲もひところにくらべると、ひどく減退してしまった。3年前は、米国市場に限りなく信頼を寄せていたのに、今は不安を覚えるようになってしまった。しかし、嘆いてばかりいられない。当分は、分散投資を心掛けるしかないであろう。少なくとも、これまでのように、ほぼ米国一辺倒の投資はやめなければ。確かに、S&P500は、右肩上がりに成長していくであろう。けれども、僕の年齢からすると、Volatilityが大きすぎる。だから、VYMのような高配当ETF、VIG、DGROのような増配ETF、その両者を兼ね備えたSCHD、それから「カエルの投資チャンネル」が優良ETFとしているDGRW(利回りは低いが毎月分配は嬉しい)などに分散して、なるべく、暴落時の損失を少なくしたい。これまで、日本株には、手を出さないでいたが、為替を気にする必要がないので、東証ETFで始めることにする。ヨーロッパ株は、VGKという広く各国に分散するETFをすでに始めており、今のところ好調だ。
先月、含み損の多いETF、投資信託を売却して、すっきりした。その後、130円台の円高にならずに、逆に一時148円台の円安に向かったので、売却しかなりたまったドル資産を円に換えた。損切りのタイミングがよく、それほど損失は出さずに済んだ。でも、何よりも、円安、円高のどちらに転んでも、対処しやすくなったのが一番良かった点だ。高値買いで、債券ETFを始めるという大失敗をして、かえってよかったのかもしれない。今回のTショックのおかげで、少し賢くなれたのは、何という皮肉だろうか。
「暴君」のことには、触れたくない。もうとてもまともな人間とは到底思えないからだ。明らかに墓穴を掘っている状態だから、「自滅」を祈るしかない。FRB、司法、大学当局などの方々には、毅然と対処していただくことを願うばかりだ。
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重苦しいニュースが多かった今月、テレ東BIZを入会して本当によかったと思うことがありました。「モーサテ」金曜日の企画「モーサテ塾」で、素晴らしい女性企業家を知ったからです。クラウドファンディング(CF)などで、資本主義ではお金が流れにくい分野(主に準公共セクター)に資金が流れることを実現していく会社READYFORを2011年に立ち上げた、米良はるか(当時、20代の大学院生)という女性です。5,6人の「塾生」に講義していくコーナーなのだが、その笑顔を絶やさない表情が何とも素敵なのです。大変な業績をあげてにもかかわらず、ごく普通の女性と変わらないような雰囲気を漂わせています。活動で生じた困難な課題もその克服(過程)を明るく楽しそうに語ります。これまでこのコーナーでは錚々たる企業人が出演してきましたが、人間的魅力の点で、まったくひけをとりません。今年4月に、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズ2025にされました。
なお、READYFORがこれまでCFで集めた最高額は、国立科学博物館のそれで、9億2千万円(これは、メディアでも取り上げられ、話題になったので、僕も知っていました)。支援する意味で、この会社の株をぜひとも買いたいと思ったが、非上場でした。この会社が呼びかけているCFで、自分が関心をもっているものに参加していこうと考えています。