裏街道を往く

裏街道を往く

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 先週も、あのトランプ氏の発言により、株式・為替市場ともかき乱されました。半導体関連の株が大きく下落しました。ドル安を期待する発言で、一時2円以上も円安とダブルパンチをくらった感じです。でも総資産は、30万円、評価損益が25万円と思ったほど減じませんでした。下落耐性がそなわったからでしょうか。メンタルもそれほど変わりません。

 

 例の銃撃事件のせいで、「ほぼトラ」から「確トラ」に変化し、市場は早くもトランプ氏がかかげる政策を織り込んだ模様です。Make America Great Againを標榜するのは、自国を愛する者として理解できますが、国際社会と全く協調しない姿勢には許しがたいものを感じます。解説者は、今後の経済動向を予想するだけです。ニュース解説は中立を守ることこそ大事と、批判的な言動を慎んでいるようですが、トランプ氏のとる政策による予想事態だけ(最悪シナリオ)ははっきり指摘してほしいと思います。ニュース解説者は、おおかた経済動向を予想して語るだけで、ガザ・ウクライナ情勢の今後や、今や世界中の脅威となっている地球温暖化による気候変動の問題に触れようともしません。

 

Make America Great Again自体は特に問題ありません。しかし、米国が真の強国と国際的に認められる国になってほしいと思います。分断する世界を解消し、気候変動対策に邁進する、真のリーダーになることが、求められているのです。経済的にも、米国だけが、真の強国になりえる状況です。その米国が、トランプ大統領になり、気候変動対策に逆行する政策を打ち出す現実に、人類滅亡の危機が迫ってきている恐怖を感じずにはいられません。今はもう民主党(今日現在では副大統領のハリス氏が最有力大統領候補)に一抹の望みを託すしかありません。米国民に真の誇りをもっていただきたいと望むばかりです。

 

米国だけが豊かになり、他の国がどうなっても構わないというのは、あまりにも短絡的で浅はかな考えです。現在のような国際化した状況では、かならずやそのしっぺ返しを食らうことは必定です。インフレの再燃、富者と貧者の二極化促進、最低所得者層の拡大が必ずや起こるでしょう。

 治安はより悪化し、気候変動による大災害も増加するでしょう。どうか早く気づいてください、今は国際的な協調のみが、滅亡を遠ざける唯一の道であることを。