フランス語第1回「アルファベットと発音」 | マルチリンガルへの道
フランス語で使われるアルファベットは、英語と同じ26文字です。
それに加え、2種類の「合字」と13種類の「綴り字記号」が使われます。

~フランス語のアルファベット~
マルチリンガルへの道-アルファベット(FRA)

~母音と子音~
マルチリンガルへの道-母音と子音(FRA)

~リエゾン(liaison)~
単独で読む場合は発音しない語末の子音字が
次に続く語の語頭母音と結合して発音される現象。

例① vous mangez [vumɑ̃ʒe] (あなたがたは食べる)
例② vous aimez [vuzɛme] (あなたがたは愛する)

上記の①は、2つめの単語が子音で始まっているためリエゾンは発生しません。
そのため、vous は [vu] と発音します。
これに対し②は、2つめの単語が母音で始まっているためリエゾンが発生します。
そのため、vous の s の部分が発音され、[vuz] となります。

~アンシェヌマン(enchaînement)~
元々発音していた子音の次に、母音や無音の h で始まる語が続き
語末の子音と語頭の母音を結びつけて発音するようになる現象。

例① une amie (ユヌ・アミではなく、ユナミ)
例② Il est (イル・エではなく、イレ)

先行語が単独なら、語末の子音を発音しない→リエゾン
先行語が単独でも、語末の子音を発音する→アンシェヌマン

~エリズィオン(élision)~
母音や無音の h で始まる単語の前に、母音字で終わる「軽い」単語がある時に
先行語の末尾の母音字を省略し、アポストロフィに置き換える事。

例① le enfant → l'enfant (男の子)
例② Que est-ce que ce est? → Qu'est-ce que c'est? (これは何ですか?)