先日のラウンドでは、前半4ホールまではイーブンと好調でしたが、
5ホール目でパーオンしたものの3パットでボギーとしてから、
急降下してしまいました。
パットは1ホール2パットで上がったとしても、
スコアの36打を占めるのでとても重要。
1ラウンドでドライバーを持つのはせいぜい14回。
という具合に大変重要なパットですが、これが簡単なようで難しい。
以前、レッスンに通っていたときも、パットをよく練習しましたし、
先生からもその重要さを教えてもらいました。
300ヤード飛ぶドライバーと3mが入るパターのどちらかを選べと言われたらどうしますか?
私は間違いなくパターを選びます。
と言われたことが印象に残っています。
ある有名プロが、絶対外さないと自信を持って言えるパットの距離は?
と問われて、30cm、と答えていました。
有名プロでも、いや有名プロだからこそ50cmのショートパットでしびれるのでしょうか。
プロの試合の50cmとアマチュアの50cmはグリーンの難しさも、かかっているものも全く違うので、一概には言えませんが、これがパッティングの難しさを言い当てている至言だと思います。
あの球聖ボビー・ジョーンズでさえ、「憐れなほど下手なパットをする」と酷評されていました。
アマチュアでも1m前後のショートパットを外したときの心理的ダメージは非常に大きく、
私などは、それ以降、ショートパットが入る気がしなくなります。
私の場合、ショートパットが入らない原因は大きく2つあり、
1つは右に押し出してしまうこと。
もう一つは左に引っ掛けてしまうこと。
両方あるから始末が悪い。
最近は右に出すことは少なくなりましたが、相変わらず引っ掛けグセは治りません。
前回の5番ホールもそう。
原因はわかっているのです。
パットの距離が短くなればなるほど、ボールの行方が気になり、
頭がカップ方向に動いてしまうこと。
これは以前レッスンに通っていたときに指摘されていたことで、
先生が後ろから私の左のこめかみを指で押さえ、これで打ってみてください、と言われて、
やってみたところ、こめかみに大きな指の圧を感じました。
つまり頭が左に動こうとしていたということです。
これでは右肩が前に出て、左に引っ掛けるのも道理です。
頭を壁につけてパットの練習をしてみると良いですよ、と言われましたが、
やってません…。
これをやっていればパットの名手になれたかもしれません。
初心者の頃は1mのパットなんて全く怖くなく、スコンスコン入っていましたが、
経験を重ねるほど、1打の重みが重圧となって、短
いパットのボールの行方が気になりストロークがおかしくなる、
ということなのでしょう。
女子プロで目をつぶってパター練習をする選手がいると聞いたことがあります。
これもボールの行方を追わない訓練なのかもしれませんね。
これから冬に向かい、外での練習が億劫になりますが、
このショートパットの練習を地味にコツコツ重ねれば、来シーズンはちょっとはスコアアップできるかもしれません。
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