日本語教育において、留学生などが日本語学習を勉強する場合、自立学習が必要となっている。

 自分で日本語学習の仕方の管理を行うというのが自律学習である。

 自分がなぜ日本語を勉強するのか、どのようにすればよいのかなどを自分で考えることが自律学習でもある。

 そのために日本語教師は日本語学習者の伴走者として、日本語学習者に対してアドバイスではなくアドバイジングしなければならない。

 今日、そんな日本語学習者の自立学習に関する講演及びワークショップを受けた。

 会場は高田馬場の千駄ヶ谷日本語学校1号館。2年ぶりの1号館訪問である。

 大阪大学国際機構国際教育交流センターと学校法人千駄ヶ谷教育学園の共催の後援会・ワークショップだった。

 告示日本語学校が認定日本語学校になるためには学習者の自立学習を取り入れなければならない。

 そんなこともあって、今回の講演会・ワークショップに参加した。

 会場には、千駄ヶ谷日本語学校で授業公案指導でお世話になった講師もいたので、名刺交換もした。

 会場には千駄ヶ谷日本語関係者が多かったが、私も含めてカイ日本語学校などの他校の受講者も。

 講演では自律学習の意味・理論と実際の教育現場での事例などが紹介された。

 ワークショップでは、実際の教育現場で自律学習はどういうものかというテーマにグループに参加。

 千駄ヶ谷日本語講師3人とカイ日本語学校講師2人のグループに参加した。

 自己紹介の後、自立学習での問題点やアイデアなどについて話し合った。

 問題点が多く出た。新たなアイデアは少なかった。

 ワークショップでは、私はいつものように太極拳の奥義「己を捨てて相手に従う」を実践し、

 話し相手役になった。

 講師たちは話すことが仕事なので、若い講師ほど話し続けた。

 私のワークショップの結論は、学習者の自立学習よりも講師の自立学習も重要である、となった。

 

 

 

 

 

 定期テストが終わり、秋休みに入った。

 10月5日から始まる授業までに、秋休み中は、定期テストの採点と合格点に行かない学生の再テストを行う。

 中には、定期テストを休んだという学生がいて、その学生には秋休み初日の今日、再テストを実施した。

 当学校では、再テストで100点の合格点をとっても、評価はCと決まっている。

 上からS、A、B、C、Dの5段階の評価で、Dの場合は、進級・卒業ができない。

 進級・卒業ができない場合は当然、退学となる。

 当学校は、テストの点数だけではなく、出席率も評価の対象になる。

 点数も悪く、出席率も悪い学生は評価Dとなり、退学となる。

 再テスト、追加テストなどで、常に救済措置が準備されているのだが、それでもどうにもならない学生がいる。 

 そんな学生がいると、担任の先生はいつも頭が痛い。

 教え方が悪かったのか、学生自身の問題なのか、と悩む。

 退学はさせたくはないのだが。

 日本語学校の常勤講師になって初めての定期テストが来週に迫った。

 非常勤講師ならば、常勤講師が作成した定期テスト問題を学生に解かせて、その採点をすればよかった。

 常勤講師はそうはいかない。定期テストの問題を作成し、その答えと評価方法を考えなけばならない。

 初めての定期テスト問題の作成。分からないことだらけ。

 先輩の常勤講師のサポートを受けながら、テスト問題をなんとか作成。

 次はテスト結果を踏まえてどのように評価するかを考える。

 これも先輩のサポートと昨年の評価方法などを参考になんとか作成した。

 それらを踏まえて、今度は私が定期テストを担当する非常勤講師に定期テストのやり方などを指導しなければならない。

 来週の定期テストが終われば、秋休みに入る。

 秋休み中には、10月からの新入生を迎え、新たにクラス編成と授業カリキュラムを作成する。

 常勤講師はクラスを担当しなければならない。

 クラス担当は大変だ。クラス学生の出欠確認やら、クラスの健康診断案内やら、JLPT申請やら、時には担当学生に問題があったら、その対応をしなければならない。また、進学時期になれば、進学相談、面接指導などを行湧ければならない。一クラス約20人。今は1クラスを担当している。

 10月からはその担当クラスが2クラスとなる。

 

 日本語学校の常勤講師となって、初めての夏休みを過ごしている。

 夏休みと言って授業がないだけで、毎日出勤している。

 出勤日は、夏休み明けの授業の準備、9月中旬の定期試験の試験問題作成、学生から依頼されたJLPT申請の準備などを行っている。私は担当クラスがまだ進学時期でないので、進学相談を行っていないが、進学時期を迎えるクラス担当講師は個々の学生の進学相談で結構忙しい。

 常勤講師には夏休みが3日間与えられている。その3日間夏休みをとると、この3週間の夏休みは出勤週3日ぐらいとなる。

 非常勤講師は授業がなければ、収入ゼロであるが、常勤講師は授業がなくても授業以外の雑用で収入が得られる。

 それが常勤講師になっての一番のうまみだといえる。

 とはいえ、現勤務学校は常勤講師、非常勤講師が足りず、授業が始まれば、常勤講師は基準以上の授業数を担当しなければならなくなる。校長先生はその基準以上分は給料にプラスするといってはいるが。

 日本語学校は仕事が忙しい割には給料がよくない。ボーナスを出す学校も少ない。

 当日本語学校に勤務して2年以上になるが、その間常勤講師2人が辞めた。

 募集しても常勤講師が集まらない。

 現在、一般的に日本語学校では講師が足りないと言われているが。

 

 

 今日25日、常勤講師になっての初めての給料が振り込められた。

 正社員となったとということで、健康保険料とか住民税といろいろ引かれていた。

 手元に残った額は、以前の非常勤講師とあまり変わらない。

 仕事量は増えたが、手に入れる物は非常勤講師と変わらない。

 しかし、非常勤講師の場合、夏休みなど学校が長期休みの時は、授業がないので全く収入がないが、

 常勤講師は学校が休みで授業がなくても、仕事があり出勤する。

 出勤でも授業がないので、仕事は楽である。 それが常勤講師のメリットと言えそうだ。

 常勤講師は授業のほか、担任クラスの留学生の出欠管理、進学指導、テスト問題作成、添削、評価などいろいろな雑事を行なければならない。

 他の常勤講師は昼休みを返上して学生の進学指導などを行っている。

 まだ、私は進学指導は担当していないが。

 60歳から本格的に太極拳を始めて10年以上続けてきた。

 70歳から始めた日本語教師。10年は続けたいと思うのだが。