とうとう、iPhoneの「ウォレット」にマイナンバーカードを登録できるようになりました。
↓
まだ、マイナ保険証やマイナ免許証としての利用はできないみたいですが、Face IDなどでマイナポータルにログインできるようになるのは便利そう。というかそれくらいしか便利ポイントがないといえば、ない。
コンビニなどで住民票の写しや各種証明書が取れたりするみたいですけど、住民票なんてそんなに何度も必要にならないし。必要なときには便利かもしれないけれど、日常的に便利になるわけじゃないですしねぇ。
医療機関で保険証として利用できるとかなら、かなり便利ですけども。「9月頃より環境が整った医療機関等から徐々に運用を開始する予定」だそう。
↓
ウェブサイトには「iPhoneのマイナンバーカードが利用できる場所は今後拡大する予定です。実物のマイナンバーカードしか対応していない場合に備えて、必ず実物のカードもお持ちください。」と書いてありました。過渡期の対応だとは思うけれど、スマホとカード、両方持って行くんじゃ意味ないぢゃん。
少しずつでも、便利になっていくならいいんですけども、こういうのは、ポイントを大盤振る舞いしたりして国民にマイナンバーカードを作らせる、その前にやることじゃないのかな。というか、もっとマイナンバーを使った手続きなどが最初から便利にできていたら、ポイントなんて付かなくてもみんな自然にカードを作ったと思うのですけども。
ちなみにAndroidスマホでは2023年5月からサービス開始しているそうです。なのに、医療機関でのスマホ対応はまだだったのね。
↓
医療機関でのマイナ保険証の確認、専用の読み取り機が設置してあるけれど、スマホ対応にするにはこの機械を入れ替えるか、追加で何かを接続したりしなきゃいけないんじゃないのかな。最初からスマホ対応を考えて作られてる…なんてことはあるのかないのか。
いずれにしても、新しい手順を覚えて対応しなきゃいけない医療機関側の負担も大きそうです。いまでもマイナ保険証に慣れない患者さんに丁寧に教えてるスタッフさんの労力、マイナ保険証のメリットとどっちが大きいんだろうっていつも思います。
スマホに入れるマイナンバーカード、1人につき1台限り、新しいスマホに登録すると古いほうは使えなくなるそうです。機種変更したりする場合は、古い端末から削除してから新しい端末に登録。
↓
「実物のマイナンバーカードまたはマイナンバーカードを追加したiPhoneやAndroid端末の紛失・盗難にあったら、まずはマイナンバー総合フリーダイヤル(24時間365日対応)へ電話し、一時利用停止してください。」とのこと。見つかった場合は住んでいる市区町村で利用再開の手続きが必要。
↓
機種変更やスマホを紛失したときのことを考えると、スマホには入れないという選択肢もありです。自分のスマホに自分のマイナンバーカードを入れるのはいいとして、両親のスマホにそれぞれのマイナンバーカードを登録するのはリスクのほうが大きいかも。
医療機関がスマホのマイナ保険証の利用に対応したとしても、高齢者の場合はプラスチックのマイナ保険証での受診のほうが分かりやすくて安心そう。
というかね。もう昭和の人間にはいろんなことに対応していくのが難しい時代になりました。便利さと難解さは表裏一体。これからが不安です。便利でわかりやすい世界になってもらいたいです。
追記(2025/7/14):iPhoneにマイナンバーカードを追加しました。
↓
【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T50 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2025/6/21
※写真は縮小しています。




