2階の洗面所(廊下)の温度計が、ついに36℃越え。もう、体温ぢゃん。あとで聞いたら、2階の父の部屋(日当たり良好)は38℃だったそうです。ここは熱帯ですか…。
外に出るだけでも危険な暑さ。しかも、日本列島の付近に台風が3つもあって、気圧で体調もダルダルです。
そして、オリンピックの放送で、連続ドラマの放送休止だらけ。大河ドラマも、いいところで1週休み。続きが見たいのに〜。
そんなわけで、WOWOWで放送していたアニメ映画「はだしのゲン」を見たり、櫻井翔さんが黒柳徹子さんに戦争の話を聞く「徹子の部屋」の特別編を見たりしてました。
今ならTVerでも見逃し配信で見られます。
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日本で単に「戦争」と言うと「太平洋戦争」のことですけど、今、世界のあちこちで戦争や紛争が起こっていて、若い人たちにとっては「日本でも戦争があったの?」って感じなのかもしれません。
アラフィフの私たち世代は、戦争を体験した人から直接話を聞けました。戦争を体験した世代が少なくなった今、戦争を直接知っている人から話を聞いたことがない世代に、どうやって伝えていくか、テレビなどのメディアも模索しているような気がします。
アニメ映画「はだしのゲン」は、1983年公開。当時、とても話題になって、映画館に見に行った記憶。そして、悲惨な原爆投下のシーンが衝撃的で、原爆の悲惨さが、あの映画で子どもたちの間で共有されたのでした。「原爆」というと「はだしのゲン」(のあのシーン)と思い出すくらい、強烈。残酷すぎて子どもに見せるべきではない、という人もいるのかもしれないけれど、子どもだった私にとっては、必要な体験だったんじゃないかと思います。
絵本「ひろしまのピカ」が夏休みの読書感想文の課題図書になったのも、強く記憶に残っています。絵本や映画で見ても、悲惨で残酷だけど、現実はもっと悲惨だったはず。
「徹子の部屋」でゲストたちが戦争について語るときに、何度も「地獄」という言葉が出てきました。語っている人もその状況もそれぞれ違うのだけど、体験したことは「地獄」だと。実際に体験した人だから、言える言葉なのかもしれません。
WOWOWで塚本晋也監督の「野火」も放送していたので見ました。かなりリアルに戦場の残酷さが表現されているというので、ずっと、見るのを躊躇していたんですが、同じ塚本監督で趣里さんが主演した「ほかげ」も放送されるそうなので、その前に見てみました。
WOWOWの戦争映画特集
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「野火」は大岡昇平の原作も読んでいるので、それを忠実に実写化したらどうなるか、想像つくので、覚悟して見たんですけど、「はだしのゲン」以上に衝撃的でした。映画「プライベートライアン」もリアルな表現が話題になったけど、それ以上。いや、現実はもっともっと残酷なんだろうけれど、そういう感覚すら麻痺してしまう、生と死の境もよくわからなくなるような、そんな世界が再現されていました。よく、こんな映画作ったなぁ。と、なんかもう、人間がバラバラになるシーンとか、どうやって撮ったんだろうと、内容じゃないところも気になってしまいました。
母も今回「はだしのゲン」を見たそうですが、映画館で見た記憶はないらしいです。小学生の私、誰と映画館行ったのかな。祖母かな。
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コミックの原作も、わりと大人になってから読みました。高校生か、大学生くらいだったか。
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歴史は繰り返すというけれど、いま、世界で起こっているいろんなこと、これから日本でも起こるかもしれないこと、二度と繰り返してはいけないこと。過去の出来事を、未来のために、しっかりと次の世代に繋いで行かなければいけないなと思うのでした。
【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T50 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2024/8/10
※写真は縮小しています。