毎日、三食、主食がラーメン。だったとしたら、太りそうだし血糖値も血圧も上がってかなり健康に悪そう…。
って、わりとイメージしやすいんじゃないかってことに、気付きました。
なんの話かというと、ステロイド(プレドニン)の副作用について、なかなかうまく伝わらないってことです。体重増加、体幹に脂肪がつく、血糖値も上がる(ステロイド性の糖尿病)、などの副作用が、薬のせいではなくて、単なる生活習慣の乱れだと思われてしまうのが、地味につらい。
ステロイドの副作用だと説明して表面上納得してくれても、たぶん、内心では「そうは言っても、食べ物に気をつけて運動すれば痩せるでしょ」って思われてそう。
まぁ、血糖値や血圧を下げるための一般的な対策(食事の見直しや運動)をすれば、それなりには効果はありますが、普通の人が10ポイントの努力をして10ポイントの効果があるとしたら、ステロイド飲んでいる私の場合は10ポイント努力しても2ポイントくらいしか報われない感じです(個人の感想です)。
コップにいくらお水を注いでも、コップの底に穴が開いていてポタポタ漏れてるから、いつまで経っても満杯にならない(報われない)感じ。
なかなか、この感じを簡潔に説明できなかったのだけど、つまりは、「ステロイド=ラーメン」みたいなもので、ラーメンを食べるのやめれば数値も良くなるけれど、私にとってラーメンは薬(ステロイド)だから、やめたくても(勝手には)やめられず、結局は、ラーメン食べながら、ダイエットする、みたいな、おかしな状況になっているわけです。
普通の人が5キロ痩せる運動をしても、私の場合は1キロくらいしか痩せない。なので、がんばって1キロ痩せても、もう少しがんばれば3キロ痩せるよって思われてそう。いやいや、5キロ分がんばってるんですけど、って言いたい。3キロやせるためには15キロ分やらなきゃいけないのですよ。不可能じゃないかもしれないけど、すごく大変。
三食ラーメン食べながら、ダイエット。ステロイド飲みながら痩せるって、そんな感じです。
ステロイドの量が減ってくると、あるところで急に、自然に痩せたりします。やつれるわけじゃなくて、いままでステロイドで太っていた分の体重が自然に減ってきます。つまり、毎日三食食べてたラーメンを1日一食にしたら自然に痩せてくる、みたいな感じ。
逆にステロイドの量が増えると、どんなにがんばっても痩せない。三食のラーメンに餃子とチャーハンとデザートもつけちゃう感じ。もう、無理でしょ、って、諦めモードになります。
なるべく体重増やさないように、できれば現状維持、というのが精一杯。
今は、ステロイドの量がだいぶ減って、体重も減量モードに入りつつあります。でも、なかなかしぶとく、思うようには減りません。がんばってるんだけども、報われない。結果だけ見ると、「もう少しがんばれば痩せるんじゃない」って思われるかもしれないけど、本人としては、「いやいや、かなりがんばってるんですけど…」って心境です。
しかし「もう少しがんばれば…」って言われちゃうと、「そうか、自分のがんばりが足りないのか」と反省もしてしまう。そしてちょっと落ち込む。
5キロの努力をした結果の1キロだと認めてくれて、「よくがんばったねー」って言われたい。ってことなんですよね。ステロイド飲みながらにもかかわらず、よくがんばっている自分を褒めようと思います。
いやほんと、おやつやデザートは完全にはやめられないけど、全体的には、かなり健康的な食事内容で規則正しい生活をしております。加齢であちこち悪くなるお年頃ではありますが、持病がなければ、数値も正常値になるはず。
わたし、よくやってる、がんばってる。って褒めながら、病と付き合っていくしかないですな。
ちなみに、ラーメンは、非常用に買い置きしてあるインスタントのラーメンをたまに食べるくらいです(ローリングストック)。たまに食べると美味しいです。
ステロイドの副作用のイラストの無料素材がありました。わかりやすい。
↓
ステロイドで太るメカニズム。
↓
最近の多発性筋炎(膠原病)の記録はこちらのテーマにまとめてあります。
↓
【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T20 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2024/5/8
※写真は縮小しています。