実話とフィクションの狭間のドラマ | へにょへにょ日記[ゆるゆる田舎暮らしブログ]

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ドラマ「下剋上球児」を見ているんですが、なんというか、モヤモヤしちゃう。実話がベースになっているということですが、かなりの部分がフィクションのようです。

 

第1話で、地元の金持ち爺さんが、甲子園目指してたのに弱小野球部しかない高校に入っちゃった孫のために、練習場となる野球場を作っちゃう、ってところからしてファンタジー味あふれてるんですけど(「フィールド・オブ・ドリームス」なのか?)、見ながら、えっと、どこからどこまでがフィクションでどこが実話…みたいな感覚になってしまい、迷走。

 

それでいて、野球シーンは本格的。それでいて、説明があまりないので、ルールが分からない人はついていけないのでは…と心配になりました。最初から登場人物も多くて、困惑。

 

部員が一人しかいなかった野球部が3年後に甲子園に出場した、っていうところが実話らしいのですが、ドラマでも、一人で練習していた3年生の野球部員しかいなかった(残りは幽霊部員)ところから試合ができる人数を集め、みんなで練習して強くなってゆく、という筋書き。

 

普通にスポーツものとして描かれるのかと思っていたら、途中で、監督となった教師の教員免許偽造が発覚して退職。いきなり刑事事件ですか!? 起訴されれば服役するかも、ってくらいな重大事。結局、不起訴となり無罪放免。しかし偽造自体は本当のことなので、汚名を背負いながら監督として復帰。

 

これはまさか実話じゃないですよね…。それならば、ここまでのフィクション、必要だったのかな。普通に野球だけのドラマでよかったのでは…って思っちゃった。

 

普通のスポ根ものとは違うところを目指していることは分かるのだけど、ちょっと、どこに注目して楽しめばいいのかわからなくなっちゃうドラマです。監督の南雲さんが主役で、その人生は波乱に満ちていてドラマとして成立すると思うんだけど、それと、普通の、それほど波乱に満ちていない高校球児たちが「下剋上」で甲子園に行く、っていうドラマが、うまく噛み合ってないような…。

 

とはいえ、こうしてなんか感想を書きたくなっちゃうようなドラマではあるのですよ。

 

野球部員は、最初の1年目(ドラマの中では2016年)で3年生が引退、卒業。そのときに一緒に試合に出ていた2年生も2年目(2017年)には卒業。いよいよ甲子園を目指すぞっていう年(2018年)には、1年目に入学して野球部に入った1年生が3年生になって、後がないという状況。さらにその下の学年の2年生たちもいるから、野球部員たちの人数が多くて、わけわからなくなってます。途中から見たら全然わからん。最初の年から数えると5学年の部員が登場してるのかな。

 

何度も見返してスルメのように味が出るドラマなのかもしれません。ひとりひとりの野球部員もいいんですよね。それだけに、もっと生徒のエピソードがあってもよかったのかなと思ったり。

 

監督の南雲さんの話なのか、野球部(部員)の話なのかわからなくなっちゃってるところが残念。普通に、高校を舞台にした学園モノ×野球部の話でもよかったような。

 

とりあえず、最終回では甲子園に行くはずなので、そこまで応援したいと思います。がんばれ。

 

↓ドラマの公式サイト。相関図など。

 

 

↓実際には指導者はたくさんいたようです。

 

↓原案となった実話。

 

 

【今日の撮影機材】

カメラ:FUJIFILM X-T20 → 価格.com

レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com

date:2023/12/3

※写真は縮小しています。

 

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