我が家のそばには自然が多いので、野鳥も多いです。アオサギやヒヨドリ、メジロ、セキレイ、カワセミなど、いろんな種類がいます。お散歩コースの公園は、野鳥撮影の方の穴場になっているみたい。
最近はスズメをあまり見ないのですが、ツバメやカラスはいます。カラスは黒くて大きいので目立ちます。そして、なんとなく、「悪そう」。
母は縁起が悪い感じがして好きじゃないそうです。が、カラスって「七つの子」の童謡にも歌われているように、昔から身近な存在だったんじゃないかな。
「八咫烏(やたがらす)」みたいに信仰の対象になったりもしていますし。
↓参考
まぁ、ゴミを荒らしたり、水辺の生き物(ザリガニや沢ガニ)を捕獲して散らかしたり、小さい鳥(鳩とか)をいじめてるところを目撃したこともあるので、人間の住環境に近いところで生息している悪賢い鳥、という印象はあります。良くも悪くも、「共生」しているのかなという感じ。
それはともかく、縁起の良し悪しって、欧米と日本で違っていたり、あんまりアテにならない気はします。黒猫が横切るとよくないことが起きるっていうのは、欧米の迷信で、日本には関係ないだろうし。実際、うちの近所の黒猫がよく目の前を横切りますけど、それとは関係なく、いいことも悪いことも起こります。
日本では縁起のいい猫だそうですよ。
↓
カラスもそうだけれど、欧米では黒いモノに不吉なものを感じるようだけれど、日本では縁起物とされてるモノが多い気がします。
コウモリなんかも、欧米では不吉とされているようだけど、日本では縁起物の図柄として着物などに使われているって聞いたときには「へぇ」って思いました。
↓参考
↓クモの巣文様も縁起物だそう。
記憶が曖昧なのだけど、日本の意匠を取り入れた作品を多く作っていたアールヌーボーの巨匠、エミール・ガレの展覧会の解説で、西欧では不吉とされていた蝙蝠などを取り入れた作品も多かったと知って、そこから逆に、日本では蝙蝠は吉祥文様だったと知ったのでした。
文化によって、まるで正反対の解釈がされるのだと知って驚き。しかし、美意識では共通点も多くて、蝙蝠文様も、ガレの作品で西欧の人々に受け入れられていたというのも興味深かかったです。
まぁ、そんな感じで、縁起の良し悪しなんて、受け止め方次第なのかなと、思うところ。でも自分の中での、験担ぎとか、ジンクスなんかはわりと信じていて、同じパターンで何度も失敗するとか、なんとなくうまくいかないとか、そういうときには厄落としみたいに、ちょっと遠出してみるとか、神社にお参りしてみるとか、気分を変えてみるのもいいかなと思います。
で、何が言いたいかというと、私は黒猫が好きなんですけど、母は黒い生き物はあまり好きじゃないらしい、ということ。保護猫、保護犬で、つい、黒い子を可愛いと思って見てしまうのだけど、母に言うと、黒くない子がいいって。飼ってしまえば何色でも可愛いのでいいんですけど、いつか、黒猫を飼って、立派な魔女になりたいです。
↓ガレについて。参考。
【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T20 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2023/1/12
※写真は縮小しています。