母が面倒臭い | へにょへにょ日記[ゆるゆる田舎暮らしブログ]

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カメラ、写真、本、アート、ペット、犬、家電、料理、ハンドメイド、医療、健康…。なんとなく過ぎてゆく日常のあれこれ。スムースチワワの小太郎と過ごした日々。

母がしんどい」というコミックエッセイを読んでしまい、我が家の母娘関係についても考え込んでしまっています。ここまでひどくはないけれどやはりうちの母も面倒臭いです。

この面倒くささはいったいなんだろうというのが近年の私の疑問なのだけど、明快な答えはまだ見つからず。専門家にかかればなにかわかるのかもしれませんが、自分ではわかりません。本当は母にカウンセリングを受けさせたいけど、本人にまったく自覚がないから無理そう。私が持病の膠原病で思うように働けないせいもあって精神的にかなりしんどいときもありましたが、今はそれなりに折り合いを付けて同居できてます。

たぶん、チワワの小太郎のおかげ。小太郎がクッションになって、母からの直接的な攻撃(本人は攻撃と思っていない)をやんわり受け止められているんじゃないかと思います。散歩に行くのも気分転換になっているし。

へにょへにょ日記[スムースチワワ写真ブログ]-20130721チワワの小太郎

いわゆるアダルトチルドレンとは違うのだけど、なにか違和感がある育てられ方。育てられ方というか母の性格というか。子どもをコントロールしようとしているわけじゃないのだけど、意に沿わないと拗ねる、ひがむ。母自身が、大人になりきれていないような感じがします。

逆に、母なりに子どもへの愛情表現として、面倒を見すぎるところもあって、いつまでも子ども扱い。ついさっきも、食事の支度の話をしていて、普段は私が作っているのだけど、週末だけ母にお願いしているという状況で、母としては、(親であり主婦である)自分の仕事を(子どもの)私に手伝ってもらっている、という感覚らしく、「いつもご飯の支度を手伝ってくれて助かってる」と言われました。他人から見ればどっちだっていいのだけど、娘とはいえ、いい大人なのだから家事の中で食事の支度くらいは私の仕事としてやろうと思っているというのに、ただのお手伝いだと言われるのは辛いです。

一事が万事で、そういう細かいところでいちいち傷つきます。しかし言っても母には理解できないらしく、結局もっと傷つくことになるので、スルーするのが一番。母と言い合いしないでうまく自分の暮らしやすいような生活形態になるように工夫してます。家のリフォームもその一環。母の個室ができたので、台所や居間で鉢合わせすることが少なくなって楽になりました。

しかしまだまだ長生きしそうな母なので(それはありがたいことなんだと思うけれど)、うまく付き合っていくためになにか原因と対処法が分かればいいなとは思います。

昔は、多世代同居で、母だけじゃなくて祖父母や近所の人たちとも濃密に関わって子育てされていたので、母に少しくらい問題があっても子どもへの影響はそれほど大きくなかったのかもしれませんが、今は核家族で、母と子どもの一対一の時間が多いから、大人になってから生きづらさを抱える人も増えてしまったのかもしれません。

そういえば「母がしんどい」で「呪いの言葉」として「親が死ななければ親のありがたみは解らないと思いますが」というお父さんからのメールの文面が出てくるのですが、うちの母もよく「会話してくれないと認知症になっちゃうから」という「呪いの言葉」を口にします。食事中に母が何か話していても、面倒なので父は返事しません。なので私が母の相手をするのですが、たまに面倒になって適当に返事したり無視したりしてるとこの「呪いの言葉」が出てきます。

最初の頃は恐れおののきつつ相手をしてたんですが、最近では「ストレスでこっちが先に病気になる」「憎まれっ子のお母さんは認知症にはならないから大丈夫」と、「呪い返し」で対応しています。しかし本当は、「呪い返し」するのすら面倒臭い。母よ、お願いだから子どもに依存しない「自分の人生」「自分の楽しみ」を謳歌してください。


↑とにかく気分の落差の激しい母親の呪縛から逃れる娘の話。ここまで行くと人間的に問題があるんじゃないかと思う…。



↑これも少し読み始めたところ。意識していないレベルでの母の影響、トラウマについても書かれてるっぽくて、なにか糸口が見えそうな気がします。


↑うちの母はこれを読んで「あんたにいつも言われてることと同じ事が書いてある」とか言ってましたが、シズコさん(著者の佐野洋子さんのお母様)とうちの母とはまた違うタイプで、佐野さんが母に対して持っている感情もまた、私とは違います。母がしんどいのは一緒でも、母と娘の関係は、それぞれ全部違うんだろうなぁ。

よく、「母親を嫌いと言ってもいいんだよ」と書かれていますが、うちの場合は別に母が嫌いということはなく、かといってすごく好きというわけでもなく、普通に感謝もしているし愛情もありますが、ただただ、面倒くさいのです。なのに、「シズコさん」を読んだ母が「あんたはお母さんのこと嫌いなんでしょ」とひがみっぽく言う、その相手をするのが面倒臭いです。