春は別れの季節

春は別れの季節

年の離れたカップルの日々

Amebaでブログを始めよう!

彼女が旅行から帰ってきて、早速連絡を取りいろいろ話を聞きたいと思っていたが、LINEの返信は相変わらずすぐには帰ってこない・・・。

 

とにかく一度会って話をしようとメッセージすると、少し経ってから返事が来た。

 

「愛情たっぷり注いでくださり、ありがとうございました。申し訳ないのですが、さようならです。あなたに対するモチベーションは戻ってきません。」

 

えっ?どういうこと?

さようならって・・・。

別れるにしても、LINEってどういうこと?
55才のおじさんには理解が出来ません。

 

それにモチベーションって。

付き合って愛情が通い合っていたと思っていたのに、そんな仕事や趣味のモチベーションと同類に扱われるなんて。

 

なんだかとてつもない焦燥感に襲われながら、自分の中でなにが原因だったんだろう?

ここのところ彼女の落ち込みとの繋がりをいろいろ考える・・・。

 

あんなこともこんなことも思いつく。

今日から2日間 彼女はバイト先の友達と温泉旅行。
シャンパン好きの友達がいるって言うんで、ペリエ・ジュエを買って持たせたんだけど、ボトルも可愛くて飲むのが楽しみ!なんて言ってたのでちょっと機嫌なおしてくれたかな?

メッセージすると友達と遊んでまーす。
だって。

友達ねぇ。

誰とは聞かなかったけど、ちょっと心配。

まぁそのうち写真でも送られてくるだろうと思っていたら、草津の湯畑。
それも自分達は写っていない!

いつもなら必ず自分や友達入れて送ってくるのに。

なんかいやぁ〜な気分!
オトコと一緒じゃないだろうなぁ!

不安は募るばかり。

彼女のモチベーションは相変わらず上がらないが、そればっかりで生活するわけも行かず、今日は仲間達とクルージング。

 

静岡までみんなで出かけ、楽しく海に出ることに。

 

風が強いがやっぱり海の上は最高の気分。

 

ずっと彼女の言動に一喜一憂していた僕は、思いっきり気晴らしができた!

 

夜帰宅してから今日の出来事をメッセージで伝えると、返答なし。

 

 

こりゃ本当にもう僕ら終わっちゃうのかなぁなんて心配が心をよぎる。

 

彼女の就職と研修のため東京を離れるまで後10日間。

なんとかなるんだろうか?

 

彼女が東京を離れるときに空港まで送っていくと約束はしているので、そこでは話が出来るだろうからと思っているのだが。

 

なにがどうずれちゃったんだろうなぁ。

あんなに楽しい毎日だったのに。

前回のデートから数日が経ったが、彼女の反応は相変わらずで、どうもしっくりこない毎日が続いている。

 

明日からは友人達と草津旅行。

ホントに友人?男の子と温泉旅行なんじゃないの?とかいろいろな想像が頭をよぎる。

前回聞いたときに彼女は、大丈夫  バイト先の友達だからと言っていたけれど、どうも胸騒ぎがする。

 

LINEのやりとりもリアルタイムではなく思い出した頃に返信が来る・・・。

 

なんだかなぁ、ホントにどこから噛み合わなくなったんだろう?

微妙な気持ちになるのでLINEのメッセージを読み返してみる。

 

今年の初めの頃は全然普通で、送ったメッセージにほぼリアルタイムで返信が来ていて、文章も愛を感じる。

彼女の心も良く出ている気がするのだが、2月頃から返信のタイミングが遅れだし、受け答えも最後がすべて「です。」で終わってる。

 

やっぱり彼女の気持ちは、ここにないのかなぁ。

 

「明日から草津だよね?何時に出るの?」メッセージするも返信なし。

 

なんだよまったく!

 

春だというのにとても寒い。
雨に白いものまで混じっている。

前回のデートではなんか空回りしてしまった気がするので、今日はしっくりと行くといいのだが。

まずは前回彼女からリクエストのあった美味しいチョコレートを買いに向かった。

青山のジャン・シャルル・ロシューで美味しいのを見繕った。

クルマの中には彼女が週末に友達と旅行に行くというので、その時にみんなで飲めるようにと買っておいた、ペリエジュエも積んである。

いつもの待ち合わせ場所に向かうが、なぜか今日に限って渋滞がひどくなかなか到着できない。
彼女とメッセージのやりとりをしながら向かったが、既に外で待っているらしい。

冷え性の彼女を外で待たせるのは忍びない。
一生懸命待ち合わせ場所に向かい彼女と合流。

クルマに乗った彼女は「寒い」と一言。

運転をしながら片手は彼女の冷え切った手を握り温める。
今日の予定は六本木でペアマッサージを受けてから、ディナーをどこかで。

初めて行ったこのマッサージ店は、マンションの一室を改造した作りで、ペアルームはなんだか真ん中に仕切りがあって微妙。笑
場所のチョイスに失敗した感満載。
いつも通りオリーブスパにすれば良かった。

マッサージは気持ち良かったが、やっぱり彼女はご機嫌が良くない。
マッサージ終わって、イチャつこうとしたら軽くいなされるし。

ホントにどうなっちゃったんだ、最近の彼女は。


気を取り直してディナーに向かうことに。
二人ともランチも取っていなかったので、おなかぺこぺこ。
六本木ヒルズの焼き肉屋さんに向かうが、なんと予約でいっぱい。
神楽坂の友人のお店まで車を走らせようかと思ったが、彼女の提案でここのシュラスコで一件落着。

二人でおなかいっぱいになるまで食べて、クルマに乗って新宿に向かう。
いつもの通りの会話をしていつもの場所へ。

今日の締めくくりにお別れのキスをして別れ、家に着いた彼女からは「素敵なシャンパン、とても可愛いです。飲むのが楽しみです。」「チョコレート早速いただきました。笑顔になれましたよ。」

あぁこれでモチベーションが元に戻ってくれると良いのだが。

こんなに愛してるんだから。

前回のクルージングが終わって数日経った頃、「次回のデートはいつが良いかなぁ?」ってメッセージしたら、

「体調が悪くて、モチベーションが上がらないので、お休みしたいです。」と。

 

なにを休みたいのか?って聞いたら、全部お休みしたいと。

じゃぁゆっくりしながら僕とデートしてゆっくりしようって言ったら、「いいえ、それをお休みしたいです!」

 

なんと! また出たのか、情緒不安定期間。

 

これでまた少しの間放っておいて下さいって言われるもんだと思って、「モチベーション戻ったら連絡ちょうだいね、早くモチベーション戻るの祈ってます。」ってメッセージしたら、少し経ってから

 

「あなたは私の好きなことも知ってるし、どうすればモチベーション戻るか知ってるのに、そのまま待ってるだけなんですね!」と来たもんだ。

 

いやいや、さっき僕と会うのお休みしたいって言うから・・・。と思ったけどそんなこと言ったら火に油を注ぐから、じゃぁモチベーション上がるようにするから時間作ってってお願いしましたよ。

 

そして数日後、まずは彼女から欲しいなぁと言われていたiPhone をプレゼント。二人で色やモデルを選んでちょっと笑顔になる彼女。

しかし結構高いなぁ。最新型は・・・。

 

買い物が終わったので、銀座の小洒落たカフェでデートしてたんだけど、やっぱり彼女は浮かない顔。

話をして笑うんだけど、すぐに顔が曇る。

多分他の人は気付かないレベルなんだろうけど、僕には見えてしまう。

 

全然モチベーションが戻らない。

以前は会えない不満とかがあると、そういう状況になって、二人で話してイチャイチャしてると直ったんだけど、今回はちょっと状況が違うらしい。

 

まぁでも焦らずじっくり考えよう。

 

別に彼女が逃げていくわけではないのだし。

 

 

少し早めにデートを切り上げて、彼女を近くの駅まで送って、僕も帰宅した。

 

今回は少し重傷だし、原因が見えないので不安がよぎる。

なにが原因なんだろう?

 

飽きられた?

他の誰かに心を奪われてる?

就職を機に終わりを迎えようとしてる?

 

いろいろなことを考えていたが、答えが出ない。

あと2週間後には就職の研修で地方に2ヶ月間も行ってしまうらしい。

なんとしてもそれまでに彼女の常態を修復しておかなければ、偉いことになる!

 

すぐに次回のデートの日程を決め、自分の中で修復のためのストーリーを考えることに。

 

次回のデートどうなることやら。

朝早く彼女と駅で待ち合わせをして、マリーナへ向かう。

今日は友人達とクルージング!

 

今日のクルーザーは10人乗りのちょっとカッコいいヤツ。

 

早速手続きをして、先に集まっていた友人達とお互い自己紹介をして、いざ乗船!

 

昨夜の悪天候を引きずって、沖合は波が高そうな予感。

 

僕はフライングブリッジの上のシートで舵を握り、他のメンバーは船室でリラックスタイム。マリーナを出てすぐは良かったのだが、少しクルーザーを走らせると案の定、波が高くなってきた。

波の頭でクルーザーが跳ね、着水と共に海面に叩きつけられる。かなりの衝撃だけど女性達は遊園地でアトラクションでも乗るようにキャーキャーと楽しんでいる。

 

昨日は疲れたと言っていた彼女も終始元気で、時折フライングブリッジに上がってきて僕の隣に座り、久々の周りを気にせず仲良く出来る時間を楽しんでいるようだ。

僕も彼女が元気な笑顔でいてくれることが何より嬉しい。今日の企画だって彼女の喜んでいる顔が見たいから立てた企画なんだから!

 

東京湾を斜めに横切り、神奈川県のマリーナへ。

 

ビジターバースにクルーザーを停めて、上陸しここでランチにする事に。

派手なマリンジャケットを着ている僕達は、休日の観光地で思いっきり浮いた存在。

でもそんなのお構いなし!だって今日はトリプルデートなんだから。

いちゃいちゃする他の4人を見ながら、僕らも手をつないで歩く。

クルージングで冷えてしまった彼女の手を慈しむように僕の手で包む。

 

普段は街中を手を繋いで歩くなんてないので、僕も彼女もちょっとはしゃいでしまった。

 

ゆっくり時間をかけて、楽しい話に花を咲かせながら、美味しいランチを味わった。クルージングで冷えた体も暖まり、満足の時間。

 

この年になってから、こんな楽しい遊びに気付くなんて、随分と時間を損した気分。

でも彼女と一緒ならなにをしていても楽しい。

 

この後僕らがクルージングで定番にしている観光コースを回りながら、夕方近くになってマリーナに到着。

朝からたっぷり遊んで、楽しい一日でした。

でも折角集まったんだからと、みんなでディナーに行こうと言う事に。

自宅からほど近い場所にある焼き肉屋へ。

 

彼女を連れて自宅の近所なんて、かなりのチャレンジャー。

周りは知り合いだらけだから危険なんだけど、その日は楽しさでそんなこと考えてもいなかった。

でも男性陣はクルマがあるので、誰もお酒を飲めず。

拷問のような焼肉ディナー。

 

おなかも満足して、ここでカップルごとに解散に。

クルマに乗った彼女。「あぁ〜疲れた。二日間頑張ったでしょ!」

うん、僕のために僕の彼女として最高の振る舞いをしてくれて本当に嬉しかった。

 

「この後どうする?どこかでまだ飲む?」と聞くと

「今日は頑張って疲れたから、もう帰りたい。」

まだまだずっと一緒にいたい僕と、疲れちゃった彼女。でも頑張った彼女を無理矢理引きずり回すわけには行かないので、今日は素直に都心の駅まで送っていってここでお別れ。

クルマから荷物を下ろしてお別れのキスをしようと思ったら、周りに人が歩いてるからってキスしてもらえなかった。

ちょっと悲しかったな。

 

なんで今日はお別れのキスをしてくれなかったのかなぁ、なんてことを考えながら自宅に向かう。

 

自宅に戻ってLINEを入れると、彼女から精神的負担が大きかったからケアしてってお願い。

そんなお願いならいつでも聞きますよ。大好きな彼女のためですから!

その後二人で仲良く写る写真が送られてきた。

 

僕も彼女の最高の笑顔。

考えてみれば二人で恋人のように撮った写真って殆どなかったなぁ。既に1年半も付き合ってるのに。

ちょっと反省の夜でした。

最初は軽い気持ちで付き合っていたが、気付いてみれば既に1年半。

二人で過ごした日々の積み重ねはとても大きい。


今日はドレスアップをして2人でパーティーに行くことになっている。

 

何週間か前に彼女と一緒にパーティに行くことが決まって、僕はタキシード、彼女はロングドレス。

二人でパーティ用の靴やドレスを買いに行き、準備万端の僕たち。

 

そしてパーティ当日。

彼女は髪の毛のセットとメイクのために会場近くの美容室に行っているので、終わり間近の時間を見計らって、近くのカフェで彼女の準備が終わるのを待っていた。

 

普段とは違いすっかりドレッシーな雰囲気になった彼女は、素敵だった。

彼女と共に呼んでいたハイヤーに乗って会場へ向かう。

そして会場でドレスに着替えた彼女は、明らかに誰が見ても美しかった。他の誰よりも。

 

美しい彼女といると誇らしい気持ちになった。

 

パーティの間中彼女は僕と共にパーティを楽しんでくれて、周りの友人達とも会話を楽しんでいた。

 

長時間のパーティが終わり、彼女はちょっと疲れたようだった。

彼女は「うん、ちょっと疲れちゃった。」

 

若い彼女がこんなパーティでずっと気を張っていたのだから、しょうがない。

パーティの後ふたりでデートしようと思っていたけど、「今日はゆっくり休んで。」そう伝える僕。

 

翌日も友人達4人と僕らは、遊ぶ予定が入っている。

彼女は明日も初対面のメンバーの中に放り込まれるので、今日はゆっくり休ませて明日に備えるように伝える。

 

明日の朝の集合が結構早く、彼女の自宅からはちょっと遠いので「明日の場所の近くにホテル取るから泊まろう」って言うと、「実はそういうこともあると思って、女性専用のカプセルホテル予約してあるんだ! 泊まったことないから体験したくて!」

 

なんだよ、先に言ってくれよ・・・。

それに何で女性専用なんだよ。僕と一緒に泊まりたくないって事?

 

まぁ僕が普段一緒に泊まれないので、気を使ったのだろうが、たまに一緒に泊まれるときは、二人で過ごしたかった。

 

 

「明日の朝迎えにくるよ。」という僕に

「大丈夫、ここからだと電車に乗っても近いから、駅に迎えに来て。」と彼女。

 

明日の時間を決めて、カプセルホテルの前で別れた。

 

さぁ僕も明日に備えてゆっくり休んでおこう。