サラブレッド競争学〜新潟への旅1〜 | 受験師R class〜中学受験39年

受験師R class〜中学受験39年

慶應他最難関校受験指導キャリア38年受験指導専門家R。中学受験生親子対象相談顧問コンサルディレクション業務が柱。

常時、個別相談会実施。2021年8月YouTube受験チャネル開設、登録者5000人突破!

年に2回ほど、少ない休みを
利用して長男と競馬場に
足を運ぶ。

昔、受験指導を鍛えていただいた
大師匠の下でサラブレッド競争学を
本格的に学んだ。

未だに30年やってきても
歯が立たないほどの有能で
実績を出しまくる師匠だった。

「受験はレースであり、レースの
展開はサラブレッド競争に学べ

というものだった。

20代の頃大きなG1レースを見学に
師匠と競馬場まで足を運ぶ機会
があった。

「競馬ほど遺伝と訓練で勝負が
決まるレースはない。ところが、
一番人気の馬の勝率は5割だ
何かに似てないか??^ ^」

こんな質問を受けていた僕は
全く検討も付かずに回答できずに
答えを求める。

「受験の世界でも本命馬の
勝率は5割だ。お前そんな事実も
知らないのか?まだまだ素人だな。」

今となっては本当に懐かしい会話。

この頃に、実際に一番人気となる
サラブレッドの馬券を買ってみる。
一番人気のサラブレッドは確かに
偏差値が高い。つまり、従来の成績も
素晴らしく負ける要素もない。
誰でも本命にするだろうと考えた。

ところが、
1日12レースを全て一番人気の
サラブレッドの単勝を100円ずつ
買ってみる。師匠の指示通りに
買っただけだ。

師匠はなぜか自分の金で買えという。
そうしなければ学びにならないと。

結果、馬券が的中したのは半分。
一番人気のサラブレッドは見事に
5割の確率で馬群に沈んでいった。

どんな強いサラブレッドでも
展開をミスすれば勝てないという。
どんなに一流の騎手が手綱をとっても
ダメだという。

レースには展開が最も重要だと
学ぶ。これがやがては受験の展開に
繋がっていく事になる。

どんな世界も素人は、8割の確率で
本命が勝つと考えるらしい。
裏舞台ではそんな数字はあり得ない。

それを数値を使って8割に調整
してしまうようだ。人に安心感を
与えるために必要な数字だという。

ここで、数字にも見た目と現実の
ギャップが生まれる事になる。

30年やってきて思うのは
A判定の生徒が約半数落ちる事実、
その膨大な現実のデータさえある。
逆に穴馬が走り、ときには大穴馬券
が世を賑やかにする。

「サラブレッドが万馬券を出す限り
受験でも逆転は必ず起きる。
サラブレッドの世界は3番人気〜
7番人気の馬を合わせると約4割の
勝馬となる。よく覚えておけ。」

忘れない師匠の言葉だ。
このサラブレッド競争学のお陰
で今の自分の立場がある。

そして、今度はこの競争学を
次世代の指導者に伝えていくことが
また僕の使命となる。

今回は旅を兼ねて
新潟競馬場でサラブレッド競争学を
息子と学ぼうと思っている。

どんな競争が見えるだろうか?
チャレンジャーのRS生を例える
ならば3番人気〜10番人気の
サラブレッドに注目し、チャレンジ
競争学をこの目で見てこよう。

代表Rの動き《合宿指導他》
23日〜24日都内合宿高2男子英語
28日〜30日川崎市合宿高3男子英語
9月上旬北海道合宿高2男子英語
9月中旬名古屋栄合宿中3女子英語
9月下旬都内合宿高1女子英語
10月初旬長野合宿高3女子英語、政経

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