①はこちら





②はこちら




③はこちら




④はこちら




⑤はこちら










デートの数日前に伊達さんからLINEがきた。








「〇〇(都内にある室内の遊園地)に行こうと思ったんですけど、ゴールデンウィークでチケット予約できなかったです!

どうしようかなと思って!」








おいおい、遊園地、勘弁してくれ!





私は遊園地が苦手。





絶叫マシンも苦手だし、乗り物に乗りたいと思わない。




女がみんな遊園地好きだと思うなよ?






ただ、チケットが予約できなかったことは不幸中の幸い。





しかし、ゴールデンウィークの3日前に予約取ろうとしてるって、遅くないか・・・?






私自身がかなりせっかちなのと、いつも旅行や遊びに行く計画は早めに立てるので感覚が全然違うなと感じた。









結果私たちはビーチがある場所へ行くことにした。









駅で待ち合わせをした。





伊達さんはカンカン帽と黄色の派手な柄のシャツを着ていた。






おしゃれとダサいのギリギリを攻めたような格好だ。







そして、近くのショッピングモールに入り、タコスを食べた。




私がタコス好きなのを覚えていた連れて行ってくれたようだった。








そのあと、伊達さんが行きたいお店に行くことに。




伊達さんは最近大型バイクの免許証をとったので、おそらく必要なバイク用品が欲しかったのだろう。

行ったのはバイク用品のお店だった。









正直、私は全く興味がない。





フルフェイスのヘルメットが並んでいるのを見て、写真を撮り、仲の良い友達にその写真と


「ボンバーマン」


とだけ一言だけメッセージをLINEで送った。








友達からは

「デートしてんじゃないの?!何やってんの(笑)」

と返信がきた。







伊達さんは店員さんと話し込んでしまって、長くなりそうだったので、



「トイレに行ってきます。」

とだけ伝えてビーチを散歩しに行った。







ゴールデンウィークだったのもあり、イベントをやってきて、ビーチサッカーやビーチバレー、ライブなどいろいろな催しがあり、日陰でそれを見ていた。












伊達さんにはビーチで涼んでいることを一応LINEで連絡しておいた。











なかなか帰ってこないな、と思い、時計を見たら1時間経っていた。






デート中に1時間待たされたの初めてだった。

(普通は経験することがないだろう。)







そしてその後すぐに伊達さんから電話がかかってきた。






「すみません!今どこにいますか!?」






いや、ずっとビーチにおるがな。







ビーチで待っていると伝えると、伊達さんが走ってこっちに向かってきた。





「すみません!お待たせしました!」






私は疲れているのと、呆れてなんて声をかけていいか分からなかった。









もう帰りたい。






そのあと、伊達さんは都内を回る観光バスに乗ろうと提案してきたが、案の定チケットは売り切れていた。







「飲みに行きましょう!」




と提案して方が、お店を予約しているわけでもなく、どこのお店も満席で全くお店に入れず




「いや〜ゴールデンウィークは混んでますね〜。」




と言われた。






最終的にチェーンの居酒屋に入った。






"生ビール 198円!"




安い!こんな店あるんか!友達と行きたい!


もう伊達さんのことは忘れていた。







その店で話したことはあまり覚えていないが、もうすぐ私の誕生日があるのでお祝いしたいと言われた。





(いや、もういいよ、祝わなくて・・)





その後、伊達さんの仕事の愚痴を聞かされてしまい、




「僕のことを採用した人が部署異動でいなくなっちゃうんですよね。今後どうしたらいいんだろう。僕もフリーランスになっちゃおうかな。」








なんで伊達さんを採用した人がいなくなるだけでそんなにモチベーションが下がるのか不思議だったので、質問をしたら






「僕のことを評価してくれる人がいなくなるからです!」







そう言われて完全に私の心は閉じた。



(閉店ガラガラ・・・)







みんなに評価してもらえるようにやってみようよ。






私は


「1人の人にしか評価してもらえないってなると、フリーランスでやるのは難しいんじゃないですかね?」




と最後に言ってしまった。





伊達さんの顔を見れなかった。








そして居酒屋を出ることにした。






お会計は3,890円。

めちゃくちゃ安い。







先に伊達さんが払ってくれたので、

「私も払います」

と言ったところ

「じゃあ2,000円で良いですよ!」

と言われた。





何で私の方がちょっとだけ多いねん!

(伊達さんの方が多くお酒を飲んでいた。)




いつもなら何とも思わないのだが、今回ばかりは気になってしまった。












つづく。