「サバイバルファミリー」
→「ウォーターボーイズ」、「スイングガールズ」の矢口監督。ボーイズ→ガールズ→ファミリーという連想からコメディを連想していた。ところが矢口監督によると「恐怖サスペンス映画を目指した」「のに館内では笑いが起きる」という意味のことをインタビューで語っていた。
「わろてんか」の葵わかなのせい、、、、でもなくて小日向さんのキャラ。一生懸命やればやるほど人間味が出てくる。笑ってしまう。だって、川の流れの中で発見されたのが「アレ」だったら「わろてんか」だと思うよ。撮影は確かにハードだったらしい。思っていたよりずっとずっと面白かった。映画館で笑いたかった。Netflix
「ウォールフラワー」
→本の虫で小説家を目指してる主人公クン、友だち欲しいのにつくれない。が、とある経緯で学校の人気者クンと知り合い交流。人気者クンには妹がいて一目惚れ。、と順風に進むハズもない青春。主人公には精神疾患歴があり、人気者クンにもそれなりの、。青春モノだけど日本のいわゆる「スイート」とは一線を画したいテーマ性。
地味な主人公が釣り合わないモテ階層美少女とうまくいく、っていう図式を「童貞ヲタクの妄想」→現実味がない、と断ずるヤカラが少なからずいる。何をかいわんや。長くなるから書かないけどソレをゆう彼等こそ恋愛業界で揉まれてない童貞ヲタクじゃないのか。てか、地味な人=ヲタクで正解なんだっけ?Netflix
「メイン・テーマ」
→人気監督になろうとしてた森田芳光。当世の人気者薬師丸ひろ子+角川映画+片岡義男を巻き込んで自己流を通した夏休み映画。
「なんだか筋がわからない」という評価が多い。公開当時も薬師丸ひろ子目当てに観に行った映画慣れしてない若人はなんだこれ感が強かったと想像できる。なにしろプロの役者は桃井かおりだけ。財津和夫、太田裕美、野村宏伸、ひさうちみちお、素人ばかり。薬師丸ひろ子は??うん、、えと、長いこと役者してると上手になるものだね、最近の彼女の安定感!
ストーリーは分かりにくいし、セリフへ棒読みだし、沖縄の海がキレイでもない。でもこの作品を繰り返し繰り返し観た。たぶん日本で一番多く観た人じゃないかと。「薬師丸ひろ子の水着姿」「薬師丸ひろ子の持ち歌を流す」といったお約束シーンを撮ったら後は森田芳光の独壇場。こんなこと自分は思いついちゃったんだぜ展覧会。映像にたくさん小粋な映画マジックを乗っけてる。誰もやったことのない(お姉さん家に行く案内図の斬新なこと!)表現にあふれていて観ていて楽しかった。
今回、huluで公開されたから観た。不思議ないい回しのセリフが懐かしかった。自分はこの言い回し今でも使うなあ、とか。そか、森田芳光亡くなってんだな。
「アフロ田中」