九頭神社 天理市長滝町 | 偏愛的奈良

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奈良の山村の神社を巡り記憶(録)に留めます。
磐座、古代祭祀、旧鎮座地の痕跡を探し巡っています。
ゆえに朱印のある神社はほとんどありません。
たまに偏愛的な酒、音楽、映画、文学、絵画、写真、演劇も。

3月5日 先週もお参りしましたが前を通るので石上神社と桃尾の滝にお参りしてから

天理市長滝町にある九頭神社を訪れました。

天理ダムを渡り左に曲がり村への道を登って行きます。

村の手前に、道切り「勧請縄」が張ってありました。 

 

大和高原は、源流地域になり竜神、水の神様である九頭神社が多くあります。

 

日露戦役記念碑

 

 

本殿後ろに磐座でしょうか?

お爺さんに、神社の場所を尋ねたら「儂も参るとこや。一緒に行こう。」と

車を家の空き地に停めさせていただき、坂道をゆっくりゆっくりと歩きながら

「この前、賽銭泥棒にやられてな」とか、

「この家に天○教のミ○さんが良く来られた」とか

いろいろと話ししながら同行していただいた88才のNさんです。

お父さんが大工で80年前に本殿を建てられ、

ご自身も大工でこの手水舎が最後の仕事だそうです。

「(「家に)上がってもうてお茶でも飲んで行ってもろたらええんやけど」と

少し名残惜しい気持ちになりました。