講演:「お前は見たのか」「事実は何か」:「あなたにはできないでしょ」リーマンショックと三代目 | 聖書と私とコーヒーと+ワン

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~「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)~

この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を
あなたがたに与えることができます。(Ⅱテモテ3:15)

貼付させて頂きました。

 

面白く拝見させて頂きました。

 

<約60分>2024/1/22配信

00:00 オープニング 

01:45 はじめに 

03:17 Who am I ? TPSに出会うまで 

16:13 トヨタの壁を壊す闘い 販売店・中古車の改善ともっといいクルマづくり 

26:34 経営危機で迎えた社長就任 赤字転落と公聴会 

31:24 トヨタらしさを取り戻す闘い 商品と人の改革 

44:08 最後に 元のトヨタには絶対に戻さない 

46:48 Q1 変えること、変えないこと 

49:16 Q2 トヨタのクルマづくりの将来像 

54:44 Q3 トップリーダーの心得 

58:44 Q4 日本の製造業に伝えたいこと

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(雑感)

お前は見たのか

事実は何か

 

旧約聖書のエレミヤ書にもありました。

「汝 何を見るや」と 

主が預言者エレミヤに語りかけます。

 

 

それにしても、たった2週間程で45万再生の動画です。

凄いですね。

 

以下、講演内容を簡単にメモさせて頂きました。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

「物を作るのと売るのは違う」

「生産と販売の厚い壁」

 

「改善という手法だけじゃなくて、

心のありようというか志というのか

そういうものが高ければ

最後は『人の心は動くもんだ』

『組織は変わるもんだ』と」

 

「道が人とクルマを鍛え 人がクルマをつくる」

 

「あなたにはできないでしょ」

この言葉への反発と悔しさ

 

リーマンショックと”三代目のボンボン”

「お手並み拝見」

「早く失敗してやめればいいのに」

 

誰からも望まれない”社長”

 

「もっといいクルマをつくろうよ」

ただそれだけを言い続けた

 

「休まずに働き続ける姿」と

「クルマの開発に命を懸ける姿」を見せること

 

リーマンショックを上回る会社存亡の危機

世界規模のリコール問題

 

今思えばあれは

「私自身を潰すゲーム」だった?

会社からも国からも見捨てられた気がした

 

「あなたにはできないでしょ」

 

四面楚歌の状況で誠実さを伝える

 

「嘘をついている」

「隠している」

「ごまかしている」

いわれのない誹謗には妥協せず闘う

 

本来の姿を多くの人に伝える

 

次に社長になる人に責任をとる姿を示す

 

「そのとき入社して初めて

『役にたてるかもしれない』と

喜びや嬉しさに似た感情が生まれた」

 

「逃げない」

「ごまかさない」

「嘘をつかない」

世界中の人々と約束できたのは

現場の仲間がいたから。

 

「事実を見ている奴が一番強い」

現場に生きているTPSが

トヨタと私を守ってくれた

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

リコール問題以降、

東日本大震災、タイの大洪水、超円高等の6重苦

 

「危機」だからこそ私は「社長」を続けられた

 

「トヨタはいつから

お金をつくる会社になったのですか」

「レクサスは退屈だ」

 

当時のトヨタはまさに

お金をつくる会社になっていた。

 

規模の拡大を追及するあまり

儲かるクルマを儲かる地域で

 

アメリカを向いたクルマづくり

 

台数・収益 最優先

「グローバルマスタープラン」

作れば売れる=メーカーのエゴ=TPS

 

ジャストインタイム

=必要なものを、必要なだけ作り、運ぶこと

儲かるクルマを、儲かるだけ、作り運ばせる

 

「商品で経営する会社」へ

”もっといいクルマをつくろうよ”

 

もっといいクルマの3本柱

1. TNGA

(Toyota New Global Architecture)

走る・曲がる・止まる

素性のいいプラットホーム

・Crown・Corolla・86・Supra・GR Yaris 復活

 

2. カンパニー制

フルライン

目先の「台数と収益」に抗う

本当に必要とされるクルマを第一に考える「人と組織」

 

3. 最終責任者としてのトップ

トヨタにあり他にないもの「マスタードライバー」

世に送り出す商品の味に責任を持つ

 

「モリゾウ&マスタードライバー&社長」

三つの顔を同時に持って

私自身が現場で仲間と共に

取り組んできた14年間

 

「もっといいクルマをつくろうよ」

 

人の持つ考える力を尊重する

 

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「役員改革」と「従業員改革」

 

当時「役員79名・顧問相談役67名」

現在「役員14名・顧問相談役0名

 

「肩書」ではなく「役割」で仕事をする会社へ

 

「肩書」はヒエラルキーを生じ

トップダウンに終始し自立性を失う

 

「役割」はフェアネス(公平性)を生み

一人一人の考える力と自発的な行動を引き出す

 

「役割」で動く会社へ

 

「従業員は家族」

 

相手の悩みに耳を傾け

現実に起きていることをしっかり受け止め

すぐに答えが出ないものは時間をかけ

共に悩み、共に現状を打開するやり方を模索する

これが「家族」の話し合いではないか

 

創業の精神と叩き込まれた作法

 

見えないところで頑張っている人たちがいる

 

「会社は従業員の幸せを願い

従業員は会社の発展を願う」

トヨタの労使が大切にしてきた共通の基盤

 

「従業員は家族」

「労使協議は家族の会話」

 

子どもが間違った方向に行こうと

しているときに叱るのはオヤジの役割

 

自分達の利益だけを主張するのではなく

自動車業界で働く550万人の仲間のことを考える

 

「ものづくりは人づくり」

 

危機のときは現場に行く

 

「もっといいクルマをつくろうよ」

 

「たゆまぬ改善」

 

トヨタの「思想」と「技」と「所作」

を身に付けた人をつくる

 

かつてのトヨタは

官僚的で本社のデスクが主権をもっていた

 

「トヨタってこんな会社だったのかな」

という違和感

「巨大組織に根付いた企業風土」

 

「もっといいクルマをつくろう」

「町いちばんの会社になろう」

「自分以外の誰かのために仕事をしよう」

 

現場で働く一人一人が

自ら考え動いてくれるようになった

 

「人」が変わったから「商品」が変わり、

「トヨタ」が変わった

 

「主権」を「現場」に取り戻す

 

「現場主権の経営」は油断をすると即

「本社主権」「大本営主権」の経営に

官僚的な「トヨタ」に戻るのではないか

常に危機感を持っている

 

絶対に元のトヨタに戻さない

トヨタらしさを取り戻す闘いに終わり成し

 

改善に終わりなし

 

~~~~~~~~~~~~~~

(雑感)

お聞きできてよかったです。

感謝でした。

 

EV化が始まったとき、

ヨーロッパに遅れを取ってどうすのだろう、

と思ってしまっていました。

 

トヨタさんには戦略があったのですね。

水素カーにも尽力してくださっていますシネ。

 

時代は、ガソリンを捨てない、

「プリウス」が頂点なんだとは

竹田恒泰さんのおコトバでした。

人類が到達した最終形は「ハイプリッド」!?

 

「先見」の明ってどこからくるのでしょう。

 

<約12分>2024/2/3配信

!!!

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そういえば、最近では

「ダイハツ」問題がありましたネ。

 

(追記)

<約76分>2024/1/30配信

「多くの人を幸せにするために

もっといいものをつくる」こと。

「発明」にある心。

お互いに「ありがとう」という風土、

必要とされるグループになる。

 

トヨタさん 応援しています!

私もトヨタに乗ってます!

亡き父も カローラに長年乗ってました。

ボロボロセドリックにもネ・・・。

 

ガソリン車を作り続けたこと 理解できました。