<新共同訳>
【エジプトの国を去る】(1)
37イスラエルの人々はラメセスからスコトに向けて出発した。一行は、妻子を別にして、壮年男子だけでおよそ六十万人であった。38そのほか、種々雑多な人々もこれに加わった。羊、牛など、家畜もおびただしい数であった。
39彼らはエジプトから持ち出した練り粉で、酵母を入れないパン菓子を焼いた。練り粉には酵母が入っていなかった。
彼らがエジプトから追放されたとき、ぐずぐずしていることはできなかったし、道中の食糧を用意するいとまもなかったからである。
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エジプトを脱出した人々はなにも
イスラエルの人々だけではなかったのですネ。
「種々雑多な人々」もいたのですね。
面白いことですネ。
幸いにして便乗できた?ということ?
イスラエル人と関わりの深い人々?
「ぐずぐず」してはいられなかった。
いつファラオの気が変わるやもしれぬ?
人間だけけならまだしも
おびただしい数の家畜群も一緒です。
まさに「民族大移動」ですネ。
壮年男子だけで60万。
妻、子、老人、種々雑多な人々が
その群れに加わります。
「民族大移動」
それを指揮した「モーセ」。
向かう先は、「カナン」。
目的地は見えていた。
これからどんなことが
待ち受けているのか。
エジプトの境界線を出た人々は
解放感とともに未来への期待で
高揚していたはずですネ。
持てる物は、
7日分の種無しパンと家畜たち?
そして、エジプトからの分捕り物?
イスラエルの人々はただに
「モーセ」を信じ、従った。
この者についていけば間違いない、
と思った?
(雑感)
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<clay>
「男子約60万人」
・「壮年の男子」とは20 歳以上で、兵役に就く年齢の男子である。各人に妻が1 人、子どもが2 人いるとすると、人数はその4 倍の240 万人にもなる。つまり、控え目に見ても、200 万人以上のイスラエル人がエジプトを出たことになる。
・エジプトを出たのは、イスラエル人だけではなかった。多くの入り混じって来た外国人がいた。彼らはセム系の人種だったと思われるが、イスラエル人ではなかった。捕虜としてエジプトに連行され、そこで奴隷になった人々であろう。その彼らが、混乱に乗じてイスラエル人といっしょにエジプトを出た。また、非常に多くの家畜もともにエジプトを脱出した。
・入り混じって来た外国人たちは、やがて問題を起こすようになる。なぜなら、イスラエル人の目的と彼らの目的が合致しなかったからである。
・価値観や使命意識を共有できない者たちと共同戦線を張ることは、非常に危険である。最初はよくても、逆風が吹き始めると、彼らは不平不満を言うようになる。
自分がどのような人たちと協力関係にあるか、慎重に吟味しよう。
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「大急ぎで」
・種なしパンの祭りは、イスラエル人たちが大急ぎでエジプトを出たために、パン種の入れてないパンを食べるしかなかったことを記念するための祭りである。
・神の時が来たなら、私たちも大急ぎで行動を起こす必要がある。
・「主は、私たちの神。私たちは、その牧場の民、その御手の羊である。きょう、もし御声を聞くなら、メリバでのときのように、荒野のマサでの日のように、あなたがたの心をかたくなにしてはならない」(詩95:7 〜 8)。
・「神は言われます。『わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた』。確かに、今は恵みの時、今は救いの日です」(2 コリ6:2)。
今、主の御声を聞いているなら、直ちにその声にお従いしよう。今の決断が、将来大きな祝福をもたらすものとなるからである。
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イスラエルの神よ。あなたの御声を聞いたなら、直ちに応答する者とならせてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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年間聖書通読
申命記21~22、箴言14
本日も配信ありがとうございました。
m(_ _)m
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3月30日(水)小雨?
昨夕、℡がありました。
在東京の姉妹からでした。
彼女は、「ホーム」で暮らしています。
教会の「礼拝」に集えなくなって
はや2年が過ぎます。
それでも、ここだけの話し、
ご近所散歩は許されており、
その合間をぬって秘かに
バス、電車を乗り継ぎ
「会堂」へと向かっているようです。
そこでは、常に彼女と迎えてくれる
若い牧師さんがいらっしゃり、
ともに、賛美し、祈る、といいいます。
「礼拝」には集えない、
規則破りかもしれないけれど
週に一度、頃合いをみて「脱出」し、
「会堂」へと向かうのです。
到着したら、まず一人で
神さまとのお交わりの時間を持ちます。
そして、当番の牧師先生をお呼びし、
ともに祈り、賛美し、言葉を交わす、
というのです。
この少しの「霊」の交わりが
どんなに彼女を力づけていることでしょう。
たった一人と二人の「礼拝」です。
世のルールには従わねばならず、
「ホーム」にいる以上、
未信者たちとの共同生活です。
80歳を超えている彼女。
お元気です。
そして、ホームにおいても
日々接する人々へ
「福音」を伝える機会をと
願っています。
彼女の願いと必要が満たされますように。
主の憐れみがともないますように。
彼女の「脱出」劇はまだまだ続きます。
「解放」の時が 早く告げられますように。
彼女の心と体をお守りください。
主イエスの御名が崇められますように。
ハレルヤ