<新共同訳>
【主の過越】(2)
6それは、この月の十四日まで取り分けておき、イスラエルの共同体の会衆が皆で夕暮れにそれを屠り、7その血をとって、小羊を食べる家の入り口の二本の柱と鴨居に塗る。
8そしてその夜、肉を火で焼いて食べる。また、酵母を入れないパンを苦菜を添えて食べる。
9肉は生で食べたり、煮て食べてはならない。必ず、頭も四肢も内蔵も切り離さずに火で焼かねばならない。
10それを翌朝まで残しておいてはならない。 翌朝まで残った場合には、焼却する。
11それを食べるときは、腰帯を締め、靴を履き、杖を手にし、急いで食べる。これが主の過越である。
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常々思うのは、
日本の神社などでみる、鳥居。
みな赤い。そして、入口にある。
なんだか、
その昔イスラエル民族に起こった
「主の過越」を彷彿とさせます。
夕方に屠り、晩に食すその肉は、
「丸焼き」。種無しパンと苦菜。
残してはならない。
残ってしまったら焼却する。
「立つ鳥跡を濁さず」みたいな?
「それを食べるときは、
腰帯を締め、靴を履き、杖を手にし、
急いで食べる。これが主の過越である。」
すぐに旅立てる状態での食事。
屠るときは共同体皆で屠る。
屠られる羊や山羊たちの鳴き声が聞こえてきそうだ。
(雑感)
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<clay>
・(1)ニサンの月の10 日から14 日まで、子羊をよく見守る。
見守るとは、ガードする(守る)ことであり、傷やしみがないかどうか、吟味することでもある。
(2)それを14 日の夕暮れにほふる。
「夕暮れ」を直訳すると、「2 つの夕暮れの間」となる。
この言葉は2 つの解釈が可能である。① 14 日の午後3 時から日没までの間。②日没から暗くなるまでの間。後者の場合は、ユダヤ歴では15日に入っている。
(3)ほふった子羊の血を取り、それを2 本の門柱と、かもいに、つける。このとおりに血を塗ると、十字架が2 本連なったような形になる。
(4)血を塗る行為は、最初の過越の祭りだけに適用されるものである。
・その夜(15 日に入っている)、ほふられた子羊の肉を食べる。(1)調理法は、ローストである。生肉や水煮の肉は許されない。
(2)頭も足も内臓も全部いっしょに火で焼かなければならない。これは、全的献身を象徴している。
(3)残ったものがあれば、それを火で焼く。決して、朝まで残しておいてはならない(過越の祭りは、特別な祭りである)。
(4)食べる時の姿勢は、すぐに旅立つことができるようなものである。①腰の帯を引き締め(旅立ちの格好)、②足に靴を履き、③手に杖を持ち、④急いで食べる(これもまた、最初の過越の祭りだけに適用される)。
・ちなみに、約束の地に入ったユダヤ人たちは、横になって過越の食事をするようになる。その姿勢は、自由の民になったことの象徴である。
・血の象徴的意味について考えてみよう。
(1)罪のゆえに死が人類を支配するようになった(1 コリ15:56 参照)。
(2)神の視点からは、罪は裁かれなければならない。その結果が死である。
(3)罪が赦されるためには、血を流す必要がある。
「なぜなら、肉のいのちは血の中にあるからである。・・・いのちとして贖いをするのは血である」(レビ17:11)(ヘブ9:22 参照)。
(4)子羊の血は、御子イエスの血を予表している。
「・・・御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます」(1 ヨハ1:7)。
御子イエスの血によって私たちの罪は赦された。このことのゆえに、主に感謝しようではないか。
天の父よ。御子イエスの血潮のゆえに感謝し御名をたたえます。罪赦され、神の子とされていることを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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年間聖書通読
申命記9~10、マタイの福音書19
本日も配信ありがとうございました。
m(_ _)m
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3月28日(月)☁(-.-)
今週の半ばまでは
全国的に気温は上向きだと予報。
こちらの地域は1週間、ず~っと
☁と☔マークでした。
ジメジメ感だけは嫌ですけどネ。
新しい週が始まりました。
「時間」が与えられていることを
真剣に受け止める1週間となりますように。
ハレルヤ![]()

