<新共同訳>
13 占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。
「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」
14 ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、15 ヘロデが死ぬまでそこにいた。
それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
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イエスさまが「エジプト」に逃れた出来事は、その誕生物語のかげに隠れて、なかなか取り上げられることは少ないような気がします。私も意識しないとなかなか思いだしません。「そういえば、イエスさまもエジプトへ逃げたのヨネ」程度で思いだすのです。
「東方の博士たち」の贈り物は、逃亡するヨセフ一家の経済的助けともなったのですヨネ。本当に感動します。
<clayより>
エジプトに逃避し、そこである程度の期間滞在するためには相当な費用がかかるが、東方の博士たちの贈り物が大いに役立ったと思われる。この贈り物がなければ、貧しいこの一家がエジプトまで移動するのは不可能であったことだろう。
神はすべての必要をご存じで、先回りしてその必要を満たしてくださった。
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もう一度「占星術の学者たち」に触れます。
引用させて頂きました。
※新実用聖書注解1296p※
神が当時の占星術の専門家たちにキリストの誕生を知らせることをよしとしたのは、彼らの熱意と献身の故であろう。
しかし、だからといって、神は占星術を推奨するという性急な結論を引き出してはならない。
天体の運行に人間の運命を左右する鍵があると考えて星を拝むことは、申4:19で禁じられている。
ただ神はそのあわれみの故に、彼らのいるその所で御心を啓示したのである。
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<申命記4:19>
また目を上げて天を仰ぎ、太陽、月、星といった天の万象を見て、これらに惑わされ、ひれ伏し仕えてはならない。それらは、あなたの神、主が天の下にいるすべての民に分け与えられたものである。
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(アーメン)
占いは 原則 触れてはいけない、
ということですネ。
神の許可無しに接触するのは、
危険ですネ。?
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歴史的に、イスラエルとエジプトの関わりは、深いですネ。
エジプトに対する神さまの御心も なんとなくはかり知れません。
エジプトに対する「神の介入」の多くは、イスラエルとの関わりによってなされているようです。エジプトという国の不可思議さ、その用いられ方には興味を覚えるところです。
※新実用聖書注解1297p※
神の子としてのイスラエルの体験とイエスの体験が重なる背後に、イエスを神の子とする告白がある。
イエスの体験はモーセの体験とも重なる。幼子モーセも危うく殺されかけた。 成人して出エジプトを経験し、民の救済者となった。 13-14節、20-21節の言葉は、それぞれ出2:15と4:19-20の表現を想起させる。
モーセのような預言者を起こされるという神の約束も、イエスにおいて成就している。
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<申命記18:15>
あなたの神、主はあなたの中から、あなたの同胞の中から、わたしのような預言者を立てられる。あなたたちは彼に聞き従わねばならない。
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(アーメン)
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それにしても、ヨセフさんの行動は素早いです。
「命」の危険となれば 一刻を争うことでしょう。
されど、「聴き従う」ヨセフさんって 凄いなと思います。
ヨセフさんも、マリアさんも、変な言い方ですが、「神の子」の運命のために 翻弄される「人生」かのようでもあります。 「神の子」を守り抜くという使命の重責はいかばかりであったでしょうか。 天使たちは「お告げ」として助けを与えますが、実際 「行動」するのは ヨセフさん自身です。 ここにも「絶対大丈夫だ」という信仰の働きがなければ 平安のうちに速やかに動くことは困難だろうと思えます。
<マタイ16:24-26>
それから、弟子たちに言われた。
「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。 自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。 人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。 自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。
(アーメン)
「神の子」の父母となったヨセフさんとマリアさん。
人類史上、稀有な存在のようにも思えます。
その「幼子」と四六時中ともにいる生活。
「神の子」と ともに過ごす時間。
いったい、どんな「思い」が錯綜したであろうか。
お二人にしかわからない「世界」のように思えます。
神さまに選ばれる、ということは
まったくもって
稀有な経験の中に
引き込まれていくことでもあるような気がします。
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神は、「神の子の中の神の子」であるイエスを守られた。
それと同じように、イエス・キリストを通して「神の子」とされた私たちを守ってくださる。
悪魔は「神の子」とされた私たちを破壊しようと暗躍するが、神の守りはそれ以上に確かなものである。
私たちにとって最も安全な方法は、神のことばに信頼して歩むことである。
みことばの学びによって神の御心を深く知れば知るほど、神からの語りかけを鮮明にキャッチすることができるようになる。
イエス・キリストの父なる神さま。あなたは必ずや、信仰によって神の子とされる特権を得たこの私を守ってくださることを信じます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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年間聖書通読
エレミヤ書6~7、コリント人への手紙 第一11
本日も配信ありがとうございました。
m(_ _)m
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ビュービューと激しい風音です。
台風6号は昨晩より接近中。
「大したことはないな」と
高を括っておりましたけれど、
いざサッシ窓がガタガタしだしますと
さすがに、不安と恐怖が角を出します。
そういえば、昨晩
携帯に避難警報を着信しました。
通話中にもかかわらず
きっちりと 届いておりました。
このごろは、行政側も
きっちりと スマホ利用をしているのですネ。
「避難してください」
前もって出されると
案外 安心するものですネ。
ヨセフさんたちもきっと
前もって「危険」を知らせてくれた
天使の声に 安心を得て 出発したのでしょうネ。
そこには、
あなたがたの命を守りますよ、
という メッセージも込められているのですネ。
神の御手の守りの中にあるという確信、
与えられましたら幸いです。
というか、いつでも どこでも
「確信」を持っていたいと願います。
ハレルヤ
御名を崇めて感謝いたします。