サムエル記下5:4-5・・・「王」の器(1) | 聖書と私とコーヒーと+ワン

聖書と私とコーヒーと+ワン

~「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)~

この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を
あなたがたに与えることができます。(Ⅱテモテ3:15)

サムエル記下5:4-5 (新共同訳)

ダビデは三十歳で王となり、四十年間王位にあった。

七年六か月の間ヘブロンユダを、三十三年の間、

エルサレムイスラエルとユダの全土を統治した。

 

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

 

BibleNavi--P280

5:4-5

ダビデは何年も前に王位を継ぐ約束を受けていた

(Ⅰサムエル16:13) が、

イスラエル全土の王となったのは37歳の時であった。

それまで、ダビデは 神のお約束が成就するのを

忍耐強く待たなければならなかった。

 

すぐに 結果や成功 を得たいと焦りを感じているなら、

ダビデの忍耐を思いだそう。

 

待ち続ける時間がダビデを鍛え、重要な使命に備える期間となったように、成就を待つ期間があなたの人格を強め、来るべき成功に備えることができる。

☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

(雑感)

 

ダビデは15歳頃に 最後の士師 サムエルから油注ぎを受け、

17歳で サウル王さまの宮廷に召し抱えられた。

三十歳でユダ族の王となり、37歳で全イスラエルの王となった。

生涯で 3回の油注ぎを受けている。

 

最初は ベツレヘムの羊飼いの名もなき少年だった。そして、

王に命を狙われるという究極のサバイバルを生き抜き、

ダビデ軍ともいえる組織を束ね、ユダの人々の信頼を勝ち取る。

最後には、イスラエル全土の長老たちから油注ぎを受けるに至る。

全員一致での ダビデ王の誕生です。

 

力づくで「王」になるのではなく、「くじ」 によるのでもなく、

周囲の賛同と承認と要請によって 立てられる。

神と 人とに 立てられた 真の王 の誕生。

 

☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

「初代」と言われる方や「創立者」といわれる方々の「カリスマ」性は

稀なるものがあります。 そうでなければ 人心を掴み、機会を得て

先だっていけないのでしょう。 そのエネルギーは天来のものを感じ

させます。 神の賜物 と その方のもつ人徳によるところです。

 

それにしても 最初の油注ぎを受けてから 15年という歳月、

ダビデの信仰は 揺るぎませんでした。

 

「王」とされているのに、目の前の現状ははなはだ 遠い。

荒野をさ迷い、洞窟に身を寄せ、命の危険に脅かされる。

ダビデは どのように 「信仰」を保ったのだろうか。

 

詩篇全150篇の内、73篇~75篇が ダビデの作といいます。

詩篇にみる祈りの詩の数々に

神に向かう心の在り方を 教えられますから、感謝です。

 

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

 

我常に 我が前に エホバを置けり (詩編16:8文語訳)

わたしは絶えず主に相対しています (同:新共同訳)

私は いつも わたしの前に 主を置いた (同:新改訳)

 

ここでは、新改訳の方がよさそうです。

 

私は いつも わたしの前に 主を置いた。

主が 私の右に おられるので、私はゆるぐことがない

I have set the LORD always before me.

Because he is at my right hand,

I will not be shaken.

 

忍耐強く、

主の約束を疑わず、

とことん信頼し続けていく者となれますように。

主の祝福だにあれば足れり。

アァメン ハレルヤ