サムエル記下5:4-5 (新共同訳)
ダビデは三十歳で王となり、四十年間王位にあった。
七年六か月の間ヘブロンでユダを、三十三年の間、
エルサレムでイスラエルとユダの全土を統治した。
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BibleNavi--P280
5:4-5
ダビデは何年も前に王位を継ぐ約束を受けていた
(Ⅰサムエル16:13) が、
イスラエル全土の王となったのは37歳の時であった。
それまで、ダビデは 神のお約束が成就するのを
忍耐強く待たなければならなかった。
すぐに 結果や成功 を得たいと焦りを感じているなら、
ダビデの忍耐を思いだそう。
待ち続ける時間がダビデを鍛え、重要な使命に備える期間となったように、成就を待つ期間があなたの人格を強め、来るべき成功に備えることができる。
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(雑感)
ダビデは15歳頃に 最後の士師 サムエルから油注ぎを受け、
17歳で サウル王さまの宮廷に召し抱えられた。
三十歳でユダ族の王となり、37歳で全イスラエルの王となった。
生涯で 3回の油注ぎを受けている。
最初は ベツレヘムの羊飼いの名もなき少年だった。そして、
王に命を狙われるという究極のサバイバルを生き抜き、
ダビデ軍ともいえる組織を束ね、ユダの人々の信頼を勝ち取る。
最後には、イスラエル全土の長老たちから油注ぎを受けるに至る。
全員一致での ダビデ王の誕生です。
力づくで「王」になるのではなく、「くじ」 によるのでもなく、
周囲の賛同と承認と要請によって 立てられる。
神と 人とに 立てられた 真の王 の誕生。
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「初代」と言われる方や「創立者」といわれる方々の「カリスマ」性は
稀なるものがあります。 そうでなければ 人心を掴み、機会を得て
先だっていけないのでしょう。 そのエネルギーは天来のものを感じ
させます。 神の賜物 と その方のもつ人徳によるところです。
それにしても 最初の油注ぎを受けてから 15年という歳月、
ダビデの信仰は 揺るぎませんでした。
「王」とされているのに、目の前の現状ははなはだ 遠い。
荒野をさ迷い、洞窟に身を寄せ、命の危険に脅かされる。
ダビデは どのように 「信仰」を保ったのだろうか。
詩篇全150篇の内、73篇~75篇が ダビデの作といいます。
詩篇にみる祈りの詩の数々に
神に向かう心の在り方を 教えられますから、感謝です。
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我常に 我が前に エホバを置けり (詩編16:8文語訳)
わたしは絶えず主に相対しています (同:新共同訳)
私は いつも わたしの前に 主を置いた (同:新改訳)
ここでは、新改訳の方がよさそうです。
私は いつも わたしの前に 主を置いた。
主が 私の右に おられるので、私はゆるぐことがない。
I have set the LORD always before me.
Because he is at my right hand,
I will not be shaken.
忍耐強く、
主の約束を疑わず、
とことん信頼し続けていく者となれますように。
主の祝福だにあれば足れり。
アァメン ハレルヤ