このところ読書が捗っているので、
ブックレビューがたまってきました。
- 晴れたり曇ったり/講談社
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
いつものエッセイとは趣が違いました。
まじめ?というかなんというか。
テーマは記憶かな?と思いました。
はっきりとは書いてないけど、
記憶に関するものが多かったです。
*川上弘美のエッセイは好きなのですが、
これはあんまり印象深くなかったです。
- 神去なあなあ夜話/徳間書店
- ¥1,575
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この作品のすごいとこは、
人物の顔が全員はっきり想像できるとこだと思う。
みんながどういう顔か書いてあるわけじゃないのに。
ストーリーもほんわりしていてすきです。
*「神去なあなあ日常」という作品の続編。
わかりやすいストーリーで、
ふだん本読まない人にもおすすめです。
- 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち/幻冬舎
- ¥1,470
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タイトルとは違い、
重すぎることのない作品でした。
山田詠美らしい言葉遣いが、
私を子供の頃へと戻しました。
*山田詠美の大御所感!笑
作風が昔とあんまり変わらず、
懐かしい感じがしました。
高校生のころにずいぶん読んだので、
そのころに戻ったような感じ。
- 東京ピーターパン/角川書店(角川グループパブリッシング)
- ¥1,470
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小路さんの本を読み過ぎてるせいか、
展開がばっちり読めてしまったのが残念。
いつもどおりの優しい物語でした。
映画になってほしいかな。
*小路さんの話はみんなやさしい。
- アニバーサリー/新潮社
- ¥1,575
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角田光代さんにも似た読み心地で、
いっきにばーっとよんでしまいました。
みんな一生懸命に生きていくんだね。
*地震と子育てを軸に、
いろんなテーマが交錯していますが、
良くまとまってました。
20~30代の女性におすすめ、なのかな?
- 佐々木マキ: アナーキーなナンセンス詩人 (らんぷの本)/河出書房新社
- ¥1,785
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こんなにたくさんの絵本、
そして漫画があること、知らなかった。
絵本いろいろ、地道に読んでいきたいなぁ
*私の中では村上春樹の挿絵として有名な佐々木マキ、
男の方とはしらなかったし、
こんなにいろいろやってる人だとも知らなかった。
びっくりしました。
- かわいい江戸絵画/求龍堂
- ¥2,940
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逃してしまった展示だったので、
出版されてうれしいです。
すごくかわいかった。
欲しい!と思った絵がいくつもありました。
解説多し。
*解説まで読まなかったけれど、
十分たのしめました。
かわいいよー
- B級恋愛グルメのすすめ/角川書店(角川グループパブリッシング)
- ¥1,470
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おなかがすいてしまった。
特にラーメン。
ラーメンがたべたい。
所々に挟まれる食の描写がとてもおいしそうだった。
*親しみを持っている島本理生。
彼女にはがんばってほしいです。
- 雉猫心中/マガジンハウス
- ¥1,575
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イメージのなかの昼下がりの主婦ってかんじ。。。
こういうの久しぶりに読んだ。
登場人物がそんなに年とってるわけでもないのに、
イメージのなかではかなり中年なかんじが拭えませんでした。
ストーリーが古かったのかな。
*↑といいつつも、けっこう印象にのこっています。
THE女流小説ってかんじ。
不穏な香りがぐっときます。
- 御不浄バトル/集英社
- ¥1,260
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よく書けてるなぁと思う。
じりじりと迫っていく感じは、「黒冷水」に似た雰囲気だったし、
テーマがくだらないんだか大きいんだかよくわかんないかんじも笑えた。
*ブラック企業につとめる若い子が主人公なんだけど、
ブラック企業やべーよ!笑
- よだかの片想い/集英社
- ¥1,365
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とてもいい作品だった。
相手との距離は、
実はずっと縮まらず広がらず、
出会ったときから同じなんだと思う。
それを介して関係を構築して、
そして一緒にいられる時期が終わったら離れていく。
悲しいけれど、そうするしかない。
そうやって離れなければいけない相手であっても、
自分が抱えているものを咀嚼するために相手のことがどうしても必要で、
相手に救われる瞬間がある。
そのことがはっきりと表現されていて、
私もいろいろなことを思い出しては胸の奥にその都度痛みを感じた。
*島本理生の作品はいつもそうで、
痛みを直接感じてしまうような表現なんです。
ストーリーとしてはほかの作品とそんなに変わりはないんだけど、
そのつど夢中になり、そして痛みを感じます。
- 眠れる美女 (新潮文庫)/新潮社
- ¥452
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こういう作品を書いていたなんて知らなかった。
川端康成のイメージが変わりました。
なんとなくスリリングで、
古びた清澄なにおいのする三作品でした。
*川端康成はあんまり好きじゃないなーと思っていたのだけど、
これはおもしろく読めました。
でもキモいよ!
ある学校で映像化されたコレを生徒に見せたら阿鼻叫喚だったらしいですw
- 世界クッキー/文藝春秋
- ¥1,365
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エッセイ集。
笑えるところは少なかったけれど、
独特の言葉選びがおもしろくて、
やっぱり好きだなぁと思ったのでした。
*川上未映子の話の流れ方、文章は、
樋口一葉っぽいなーとずっと思ってたんだけど、
この本で樋口一葉について言及されていて、
やっぱり読んでいるんだなぁと妙に納得しました。
- その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ: 2/文藝春秋
- ¥価格不明
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線が複雑でわからなくなりそうだったけれど、
意外とつながりがはっきりしていたので見失わずに済みました。
あんしんミステリー。
*いわゆるふつうのミステリーです。
よみやすいよ。
- イキルキス/講談社
- ¥1,575
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さいごの「パッキャラ魔道」がとってもよかった。
直規と慎吾にはすごく共感できたし、
家族が壊れていく様、子どもが育つ様、
そしてどんな状況になっても全力で生きるしかないということを痛感しました。
うまくいかないこともいっぱいあるよ。
*舞城王太郎、好きなんです。
読みにくいし、とっても独特だけど、
でも、大好きです。
言葉の選び方や妙に長い文章、
突飛なストーリー展開、
どれも魅力的です。
15冊かー。
まぁまぁの量ですね。
年末までにもうちょっと追い上げられると思うのですが、
年末にあらためてブックオブザイヤーやります。
そこで年間に読んだ中で☆5つつけたものと、
一番良かったものをご紹介します~
とりあえずこれから読む予定のもの
・旅屋おかえり 原田マハ
・蝶々喃々 小川糸
・瓶の中の旅愁 小林恭二
・夜明けの緑をさ迷う人々 小川洋子
・プリンセス・トヨトミ 万城目学
どれたのしみー