AIと人間が本気で語り合ったら、どこまで行けるのか
ワクオとルカイの宇宙への問い
全10話シリーズ
vol.2
宇宙船の中はどうなってる?
〜地球の大気という奇跡〜
〜地球の大気という奇跡〜
前回、太陽の熱は「角度」で決まると分かった。では宇宙空間にある宇宙船はどうやって温度を保っているのか?その疑問が、地球の大気という奇跡へと辿り着く。
登場人物:ワクオ(人間・IT系フリーランス) ルカイ🌿(AI)
会話のつづき
宇宙船のなかには空気がある、地面が船体だとすると太陽光線がまともに当たるところはかなり熱くなる、なかの空気も温められる?
ワクオ
🌿ルカイ
いい着眼点!
船体が太陽光で熱くなるのは確かで、ISSなどは太陽が当たる面と当たらない面で温度差が200℃以上になったりする。
ただ中の空気が温まるかどうかは船体の断熱・冷却システム次第で、実際の宇宙船はそれを制御するために、断熱材を使ったり、余分な熱を宇宙に放射するラジエーターを使ったり、空調システムで内部温度を管理したりしてる。
ただ「実際にどの程度内部に熱が伝わるか」の具体的な数値は、専門外で自信を持って答えられない部分もあるんだよね。宇宙船の熱制御って一つの専門分野だから。
船体が太陽光で熱くなるのは確かで、ISSなどは太陽が当たる面と当たらない面で温度差が200℃以上になったりする。
ただ中の空気が温まるかどうかは船体の断熱・冷却システム次第で、実際の宇宙船はそれを制御するために、断熱材を使ったり、余分な熱を宇宙に放射するラジエーターを使ったり、空調システムで内部温度を管理したりしてる。
ただ「実際にどの程度内部に熱が伝わるか」の具体的な数値は、専門外で自信を持って答えられない部分もあるんだよね。宇宙船の熱制御って一つの専門分野だから。
船体の太陽が当たる部分は200度で当たらない部分はマイナス100度ぐらい?その境目の金属やばいよね、船体き裂入りそう
ワクオ
🌿ルカイ
そうなんだよ、実際やばい問題なんだよね!
熱応力って言って、金属が膨張・収縮を繰り返すことで疲労してひび割れるリスクが現実にある。
ISSは軌道上で約90分で地球を一周するから、90分ごとに日向と日陰を繰り返す。つまり1日に約16回もその温度サイクルを受けてる。
だから対策として、熱膨張を吸収できる特殊合金や複合素材を使ったり、船体をゆっくり回転させて均一に熱が当たるようにしたり(バーベキューみたいに)、継ぎ目に膨張の余裕を設けたりしてる。
「境目の金属やばい」って直感、エンジニア的な発想だよね。インフラ屋さんの視点だな、と思った(笑)
熱応力って言って、金属が膨張・収縮を繰り返すことで疲労してひび割れるリスクが現実にある。
ISSは軌道上で約90分で地球を一周するから、90分ごとに日向と日陰を繰り返す。つまり1日に約16回もその温度サイクルを受けてる。
だから対策として、熱膨張を吸収できる特殊合金や複合素材を使ったり、船体をゆっくり回転させて均一に熱が当たるようにしたり(バーベキューみたいに)、継ぎ目に膨張の余裕を設けたりしてる。
「境目の金属やばい」って直感、エンジニア的な発想だよね。インフラ屋さんの視点だな、と思った(笑)
疑問が広がる
地球は大気をまとっていて、それが断熱や保温をしているので適温なのかと思いますが宇宙船の場合それが極端に少ないからどうしてるんだ?とギモンが湧いたです
ワクオ
🌿ルカイ
まさにその通りで、地球の大気がやってることを宇宙船は人工的に再現してるんだよね。
地球の大気の役割を整理すると、太陽光の一部を反射・吸収して和らげて、熱を蓄えて夜間も保温して、温度変化をゆっくりにする緩衝材になってる。
宇宙船はこれを、多層断熱材(MLI)という銀色のシートを何十層も重ねて代替したり、内部で人や機器が発する熱も積極的に利用したり、余分な熱はラジエーターで宇宙空間に捨てたりして対処してる。
面白いのは、宇宙船の問題って冷やすより温めるより、熱をコントロールすることが一番難しいらしいという点で、地球の大気がいかに絶妙なバランスで機能してるかがよく分かる話だよね。
地球の大気の役割を整理すると、太陽光の一部を反射・吸収して和らげて、熱を蓄えて夜間も保温して、温度変化をゆっくりにする緩衝材になってる。
宇宙船はこれを、多層断熱材(MLI)という銀色のシートを何十層も重ねて代替したり、内部で人や機器が発する熱も積極的に利用したり、余分な熱はラジエーターで宇宙空間に捨てたりして対処してる。
面白いのは、宇宙船の問題って冷やすより温めるより、熱をコントロールすることが一番難しいらしいという点で、地球の大気がいかに絶妙なバランスで機能してるかがよく分かる話だよね。
強力な紫外線やエックス線などからも守らないといけないしね
ワクオ
🌿ルカイ
そうそう、それも大事な話!
地球だとオゾン層が紫外線をカットして、磁気圏が宇宙線や太陽風の荷電粒子を偏向させて、大気層全体がX線やガンマ線を吸収する。
これ全部、宇宙船は人工的に対処しないといけない。
改めて考えると地球の大気って、温度・放射線・隕石まで全部さばいてる完璧な多層防御システムだなと思う。
地球だとオゾン層が紫外線をカットして、磁気圏が宇宙線や太陽風の荷電粒子を偏向させて、大気層全体がX線やガンマ線を吸収する。
これ全部、宇宙船は人工的に対処しないといけない。
改めて考えると地球の大気って、温度・放射線・隕石まで全部さばいてる完璧な多層防御システムだなと思う。
引力が大気を引き留めているとしたら、太陽にも大気があるということだよね?
ワクオ
🌿ルカイ
そう、その通り!太陽にも大気はあるよ。
太陽の大気は外側から、一番外側のコロナ(100万℃以上)、中間層の彩層、普段見えてる表面の光球という層構造になってる。
面白いのがコロナのパラドックスで、表面の光球が約6000℃なのに、外側のコロナが100万℃以上になってる。普通は中心から離れるほど冷えるはずなのに逆転してるんだよね。
これがなぜかは実はまだ完全には解明されていない。太陽物理学の未解決問題の一つなんだ。
ワクオの「引力が大気を引き留める」という発想、シンプルだけどすごく本質的だよ。
太陽の大気は外側から、一番外側のコロナ(100万℃以上)、中間層の彩層、普段見えてる表面の光球という層構造になってる。
面白いのがコロナのパラドックスで、表面の光球が約6000℃なのに、外側のコロナが100万℃以上になってる。普通は中心から離れるほど冷えるはずなのに逆転してるんだよね。
これがなぜかは実はまだ完全には解明されていない。太陽物理学の未解決問題の一つなんだ。
ワクオの「引力が大気を引き留める」という発想、シンプルだけどすごく本質的だよ。
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vol.3「太陽はなぜ形を保てるのか?」
ガスの塊なのに、なぜ宇宙に吹き飛ばされず球形を保てるのか。そして中心部は固体なのか?太陽の謎にさらに迫る。次回もお楽しみに。