眼科検査に関する教育的活動 その2 | helpwithのブログ

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10数年の眼鏡店勤務を経て、視能訓練士、大学教員、そして今は現場にて働いているおじさんです。

眼科における教育システムをご紹介しております。

ぜひ一度お話をお聞かせくださいませ。

お気軽にお問い合わせください。

こんにちは

 

眼科で働く のりくんです。✨✨

 

 

 

 

今日はより具体的に先日チラッと書いた成功事例とその内容についてお話しします。

 

過去、とある個人クリニックを開業されている院長先生から

「うちのスタッフ教育に力を貸してくれないか」...とお話がありました。

 

 

 

詳しく聞くと

新しく視能訓練士を雇ったのは良いが、斜視検査や視野検査(ゴールドマン視野計)の経験がなく、教える時間もない

 

 

「ついでといっては何だけど、看護師で眼鏡の度数決定を少しずつやってるんだけど、なぜそうなるのか、どうしたらいいのかがわからないし、自分(院長)も教えることができないから指導をお願いしたい」...とのことでした。

 

 

たまたま自分が土曜日休みだったので、じゃあ、土曜日午前中、検査アルバイトに出向いて

やって見せて、やらせて(やったものを見て)、終わるころにディスカッションしましょうか」

 

 

・・・ということで約一年間、月一回行ってました。

 

(最初の頃は特に予約を取っていなかったのですが、最後のほうは予約制になってましたね。汗)

 

以下がそれをまとめたものです。

 

 

 

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【ご提案の主旨】

   眼科医療に必要な知識・技術・態度を柱とし,

  ・ 施設が望むスタッフのタスク・スキル・レベルを向上させます。

  ・ スタッフ一人ひとりが望む,学びたい内容に応えます。

 を,Webを用いた遠隔的や対面的手法を用いて貴院をサポート致します。

 

 

 

【背景(従来の問題点)】

  ・ 眼科医療検査人員の慢性的な不足

      →実働視能訓練士数 約9000名(平成30年) / 1施設に集中する傾向

  ・ 検査にかかわる個人個人の能力差が大きい

      →検査実施するスタッフが多職種や経験年数の長短により生じるレベル格差

  ・ 検査業務に携わるスタッフ教育の困難さ

      →時間的業務的制約が大きい

 

 

 

【本システムにより推測される効果】

  ・ スタッフによる細やかな問診・接遇により患者の満足度や貴院の知名度向上,来院患者数の増加

  ・ スタッフが正しい知識を得ることにより診療に必要な検査の選択と信頼性の高い検査結果,適切な治療方針の確立,実施検査数の増加により診療収入の増加

  ・ 効率的検査による患者様の滞在時間短縮,院内感染リスク減少,患者満足度向上

 

 

 

【結果】

  ・施設の「学ばせたい」と本人の「学びたい」という意思の相乗効果は、早期に自己研鑽以上の効果をもたらした。

  ・「学ぶ」という体制を1日/月に集約することで医院内での勉強会としての高い意識付けができた。

  ・新人視能訓練士は仕事への責任感が高くなり、また、医院としても根拠ある眼鏡度数処方が行えるようになった。

 

 

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ブログは、あまりにもオープンな場でありますゆえ、【方法】は割愛いたしました。

この成功例を導いた方法(=ノウハウ)は、このご施設の先生やスタッフ、そして自分自身にとっても素晴らしい経験となりました。

しかしながら、方法は各施設によって時間や環境など様々です。

大阪市内のご施設の場合は、直接お話を伺って、そのご施設に合せた内容をご提案いたします。

関西圏の場合には、改めてご相談させてくださいませ。

 

尚、ご関心をいただけた際には、まずはメッセージにて、ご連絡先などをご教示くださいませ。

 

 

またこの記事をお読みいただいた方の中で、拡散いただけるかたがおられましたらお願いいたします。