おやすみプンプン 2巻 | お役に立ちません。

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おやすみプンプン 2 (ヤングサンデーコミックス)/浅野 いにお
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むむ。
浅野いにおは気になるけど読めないタイプの作家。
絵はすごく魅力的で(特に女の子)好き。
だけど、話が、リアルすぎるというか、見なくていい部分をみるというか、
わたしの苦手なジェンじつのリアルさに焦点が当てられていて痛い。
耐えられない。
でも評判がいいので読んでみた。
2巻からなのでイマイチ展開が分からないw

奇天烈なお母さんの元に産まれたこども。
何も選べず、周りに翻弄されるこども。
だけどよくある少年時代のこども。

宝探しで廃工場に入るも、そこは仲間のひとりの思い出の場所だった。
お金を探すも、出てくるはずもなく。
幽霊らしきモノにであってしまう。

終始。
「究極にトイレに行きたい状況」のプンプンに笑いと同情をおさえられない。
あるあるあるwww
そんな場合じゃなくても、からだは関係ないものね。
愛子ちゃんは守らなくちゃいけないし、幽霊らしきモノはいるし。

おじさんとおとうさんはなんか好き。
気持ちの良い人だと思う。(少なくとも2巻では)

お母さんがねー…
超自己中というか。
たぶん、ひとのために何かできない、
自分を可哀想と思い込むタイプなんだろう。
でもこどもはそこから逃げられないんだよねえ。
問答無用に愛するか、
悲しみながら、自分もこうなるかもしれないと怯えるか。

プンプンはまだ小さいけど、愛子ちゃんが好きだけど、
愛子ちゃんに殺されたくはないし、他の男と付き合って欲しくもない。

プンプンはデフォルメされた鳥の姿で、からからの細い体で、
心の声以外セリフはない。

でも切なさや、どうしようもなさは、シュルレアリスム的な表現からも伝わってくる。

しかし、これ読むと銀杏しか思い浮かばないww
峯田さんが裏にいるんじゃないのかw