リアル 1~9巻 | お役に立ちません。

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REAL 7 (ヤングジャンプコミックス)/井上 雄彦
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どれでも良かったんだけど、清ちゃんがかっこいいやつでw

順番をつければ、
1、バガボンド
2、スラムダンク
3、リアル
なんだけど。

井上さんが既に天井の人だから、No.3と言っても他の漫画を凌駕しているわけで。
画力はモチロンのこと、テーマ、描き方、ストーリー、どれも卓越して胸を打つ。

メインは車椅子バスケ。
足の動くバスケよりもむしろ激しいんじゃないかという、スポーツ。
ガッツガツにぶつかり合い、走り、点をとる。
その夢中、ストイックさ、すべてが胸を打つ。

天才スプリンタの卵だったのに、
突然の病気で足を失う清ちゃん。
それでも、希望を失わずに、(安積に助けられながら)道を見出していく。
気の強さがかなり好き。
こうやって生きられたら悔いはないだろうな。
安積とどうなるのかもすごい気になるw
好きではあるみたいだけど、どーなんだろね。
幼馴染すぎて、近すぎて。

朋ちゃんもすごい!
あんな顔だけどなんか好きになれる。
てか大好きかもしれん。
「これが俺の道につながっていくんだ」は名セリフ。
日常の細々としたこと、がんばらなくっちゃな、って思う。

加害者だけど、逃げずに向きあって、
明るくていい奴だけど、何事にも真正面からぶつかっていく姿勢がいい。

高橋はまだ好きになれないな。
清ちゃんや朋ちゃんがスーパー過ぎて、
たぶんこっちが普通なんだとは思うんだけど。
歪みすぎているひとはちょっと…
でも、このひとも車椅子バスケに道を見出していくんだろう。

りょうくんは結構好き。
長野も。
純粋、強引、仲間を思いやるっていいよね。

加害者、被害者、障害を負うということ、そこから復帰していくということ。
あまりクチに出しづらい繊細な問題だけど、
真正面から描ききっててすごい。
わたしにも、身近な人にも起こるかもしれない。
そのときわたしはどうするのかな。