先日ツイッターを覗いていると福袋当選が話題に上がっていた。私も今年こそは何かいい福袋はないかと申し込める福袋を探していた。探したといってもカルディやスターバックスのコーヒー福袋の中身を吟味しただけなんだけど。物欲に乏しい人間が向かう先は食い物だ。結果的に購入は見送って福袋初体験はならなかった。申し込んでも当選しない確率の方が高いのだろうが。自分の周りの人間を観察すると消費性向が高い人は福袋を購入し楽しめるタイプが多くて、私のように消費性向が低い人は福袋の購入を躊躇うタイプが多い。職場の後輩に福袋を毎年買うのがいて、いらないものが入っていて嫌にならないのか聞いたことがある。返ってきた答えはいらない物が入っていたことも含めてネタとして楽しむんですよと言われた。こちらはそういうのが苦手で福袋を買ったことがないと言ったらダメ出しされて軽く説教されてしまった。とてもじゃないが新年から下手な買い物をして出鼻を挫かれるのは避けたいのが正直な気持ちだ。しかし私も買ったこともないのに評価するのは良くないと反省して興味がなかった福袋に謙虚さを持って接するようになった。それでコーヒー福袋ならと思って情報収集をするようになったのだ。だけれどどうしてもお得感がないと触手が伸びない。先日ブラックフライデーで買った2キロのコーヒー豆の方が圧倒的にお得感がある。味では劣るだろうけど。そういうわけで件のコーヒー福袋もこれって安いのか、企業側の在庫整理に付き合わされてるだけじゃないのかと勘繰って申し込みができない。トートバッグで挫折しそうになる。ただ最近の中身が見える福袋はまだいい。昔は福袋といえば中身が公開されていない、開けてみるまでのお楽しみというのが福袋だった。そっちの方が私にとってハードルが高い。
そのハードルをあっさり超えていた人が身近にいた。妻がAIGLEと無印良品の福袋を申し込んでいた。AIGLEは1万円で何が入っているかは分からないらしい。無印良品は抽選で外れたが、例のアウトドアブランドは先着順で、申し込もうとしたらレディースは売り切れていた。普通ならそこで諦めるはずだが、何を思ったか唯一残っていたメンズのSサイズなら自分でも着られると思い申し込んだという。当初Lサイズを買って私へのプレゼントにしようとしたらしいが。勝手に服のプレゼントを私にすることを禁ずると言っても暖簾に腕押しだ。中身が気に入らなくて自分が着られなかったらどうするのと聞いたら甥にあげるつもりだという。コスパばかり意識する私と利他的な妻の器の広さが対照的で愕然とする。
ただコーヒー福袋購入者の感想を聞いていると2,3年前よりも中身がショボくなっているのは事実らしい。コーヒー豆の価格は高騰している中で食品の値上げラッシュも終わりを知らない。私も福袋を買う喜びを知ることは当分ないのだろうと思っている。