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さるうさぎのブログ

原発・放射能はもとより、環境に悪いものから子供たちを守るには・・・?!

8月日本に行ってきました。フクシマ以後初めてです。
とうとうこの日がきた!とガイガーを片時もはなさず、まるで未知の世界に入るようなつもりで入国しました。自国に入るのに、こんなに緊張したのははじめてです。

その前に、飛行機のなかでもはかりましたよ~。
高かった高かった。1~2マイクロシーベルト/時。地上の10倍です。
こんなに高い値をみるのははじめてで、ある意味感動しました。「わたしのガイガー、こわれてなかったのね」と妙なところで安心したりして。
飛行機はもともときらいだったけど、さらに嫌いになりました。でもこれは好き嫌いじゃないのよね。船で入国するには、時間もお金もないです。

311以来はじめて入る日本は、311以前のように普通の日本でした。
家族も友人もだれもそのことを語らず、みな普通に食事してました。
まさにネットから見聞きしたとおり。
頭では放射能を気にしているわたしのことを理解しているはずの母も、「すしは食べない」っていったのに、買い物に行けばいつもさしみを買ってきました。さるうさぎの好物だから、いつもの習慣で買ってきちゃうのね。あと自分も好きだから。すしやさしみを食べている母の横で、わたしはごはんと豆腐ですませていました。食べたいものを食べたのではなく、冷蔵庫にうまっている大量の食品の産地をひとつひとつ吟味してOKだと思ったものを食べてたのです。そんなこともあって、いつも帰国すると太るはずが、今回は太りませんでした。放射能ダイエット?!

1ヶ月ちかく日本にいたわけですが、到着してから帰るまでずっとやらなければいけないことがあり、遊んでる暇はあまりありませんでした。金曜デモにもいけなかったし、ガイガーカウンターで数十分ぼーっと立って・すわりこんでゆっくり計測する暇もありませんでした。残念です。

それでも、ウクライナの法律でいえば
放射線高度監視ゾーンにあたる地域を横断して計測しました。具体的には成田・東京付近です。ともに数時間しかいませんでしたが。
かたわらにガイガーをおいて、成田から成田エクスプレスで南に移動しました。そんなわけで、正しい計測法ではないのですが、それでも南下していくと、傾向としては若干ですが数値が落ちてきていました。
160秒計測できた成田空港では0.15~0.16、神奈川の実家では0.08でした。
成田がウィーンの我が家、実家がシュテファン大聖堂にあたります。

その後、新潟に移動しました。そこでもゆっくり測る事はできず、常に移動中での計測でした。

そして全体としてわかったことは、
成田・東京・神奈川・新潟では0.04~0.17くらいの間で推移していて、若干ウィーンより低いけど、そう変わらないということ。
なーんだ。
と、正直拍子抜けしました。
どこかでものすごい数字が出るかとかまえていたわたしは、大げさだった?

最初の緊張感が滞在中後半はとけていて、また日本海側にうつったこともあり、まあいいか、と、やっとすしをほおばりました。

日本滞在の最終日にやっと、311の爪あとを体験することができました。
妹の案内で、福島から避難してきた人たちを支援するショップに行って、お話をきくことができたのです。
あとに残してきた住めない家に、まだ何十年もローンを払わなければならず、一時帰宅で家に帰るとそこには、大阪から来た浮浪者たちが勝手に住んでいたりして、そこには電気・水道・ガスはないから、トイレがものすごいことになっていて、しかも窓枠など金属が売れるからなのか、だれかがもっていってしまうとか、いろんな悲惨な話を聞きました。

その後妹は、「そういう話はこのショップでしかできない」と、初めてわたしに語りました。近所の人はもとより、学校の先生もこどもの友達のお母さんも、だれもそんな話はしないそうです。

みんな、悲しい話はしたくない?かな?
空気にそんなことが書いてある気がしました。さるうさぎは空気読むのが下手なので、まちがっているかもしれません。

帰ってきてから、改めて考え始めました。
わかったのは、日本もオーストリアも、だいたい0.05くらいから0.2の間くらいにおさまっていること。
他の地域や国で大きくかわるのかどうかは、ぜひ知りたいところですが、とりあえずこれくらいの範囲なら大騒ぎしなくてもいいのでは、と今では思います。
低いにこしたことはないですけどね。

そして1マイクロシーベルト/時の福島県。あそこは飛行機にずっと乗っているようなものなのですね。あれは気持ち悪いです。飛行機にのると、なんとなく顔がふける気がしますもの。その後地上でたっぷり寝れば、お肌は回復しますが、ずっと飛行機に乗っていたら、回復する暇はないですね。


超おひさしぶりです。

2ヶ月以上、アメブロを訪れませんでした。今日久しぶりにのぞいてみました。

理由はいろいろありますが、主な理由は放射能についての認識が変わってきたことです。
8月中、日本で自分のガイガーで計測して結果を見、いろいろ考えさせられました。それから自分の家に帰って、また考えています。
今まだ頭の中でまとまっていないので、そのうちゆっくり書きます。

高崎ガイガーさんの

1960年代の大気核実験時代のセシウム汚染について

と、
1963年北海道産の原乳と粉乳のセシウム137の汚染度。意外に高くてびっくり
を拝見しました。

わたしたちって、こんな牛乳飲んで大きくなったのね。
とくにさるうさぎ母は母乳が出なかったそうで、おかげで粉ミルクで育てられました。
育った結果、まあ普通に健康に過ごしているから、特に文句はありませんけどね。

じゃあ、「放射性物質入りミルクのんで、大丈夫だから、福島牛乳もだいじょうぶだよん」と言ってもいいのか?
みんな将来がんにならないのか?

いや、すでになっているのでは?

考えてみれば、がんは「増えてます」よね?

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/12/dl/s1216-9g01.pdf

↑例えばこちらの5ページ目。

胃がん、肺がん、肝臓ガン、みんなそろって1950年代の1.5倍から10倍以上に間で増加しています。
原因は放射能だけじゃないと思うけどね。

子宮ガン、乳がんはなぜか横ばい。

「日本人の2人に1人はガンになる」って、考えてみればこわくない?
でもいつのまにか、そんなことがあたりまえの社会にわたしたちって生きているよね?

ガンの治療とか、予防の話は出ても、じゃあ医療が50年前より発達している21世紀の現在、なぜガンは減らないんでしょうね。

やっぱり、放射性物質入りミルクは飲むべきじゃないと思います。
「具体的にどのくらいの放射線をあびたらどのくらいのこどもがどのくらい不健康になるのか」
について、わかったことがあります。

その前に、
今日の参考資料の紹介をします。
①ウクライナ政府(緊急事態省)報告書『チェルノブイリ事故から25年 “Safety for the Future”』
http://archives.shiminkagaku.org/archives/csijnewsletter_010_ukuraine_01.pdf
時間のある方はぜひじっくり読んでみてください。政府発表の資料だから、現実はもっとひどいかもしれないと考えると、
驚きの内容です。
放射能汚染地図
  http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-535.html
福島第一原発事故前の日本全国の環境放射線量マップ」http://blogs.yahoo.co.jp/kankitiao/6059554.html

1997年から2001年に、チェルノブイリ原発30kmゾーンから避難した子どもと、汚染地域に住む子どもの両方で、健康な子どもの減少という傾向が観察されたそうです。
具体的には、
30kmゾーンから避難した子ども:健康な子どもの数はゼロ
汚染地域の子ども:健康なこどもは6.3%

しかも、
子供時代に30kmゾーンから避難した人から生まれた子ども
と、
汚染第2ゾーン、第3ゾーンの住民で子ども時代に事故にあった人から生まれて、汚染地域に住んでいた、または現在も汚染地域に住んでいる子ども
で、健康なこどもは
10%を超えない
そうだ。

汚染地域については、ウクライナではこう区分されています。

1 立入禁止ゾーン
2 強制移住ゾーン 5ミリシーベルト/年以上
3 自発的移住補償ゾーン 1ミリシーベルト/年以上
4 放射線高度監視ゾーン 0.5ミリシーベルト/年以上

この数値は、チェルノブイリ事故由来の年推定被ばく線量です。自然放射線とかははいっていません。
例えば、事故前と事故後で比べて、放射線量が0.5ミリシーベルト/年上がったなんて場合は、汚染第4ゾーンにあたります。

この表をみたとき、「これよこれ、これが知りたかったのよね~」と、さるうさぎの耳がぴーん!と立ちました。
今までチェルノブイリの数値って、キュリーのものばかりで、フクシマと比べたくても計算がめんどくてやってませんでした。
さて、日本の場合、どこがそれぞれのゾーンにあたるのかということを調べるには、フクシマ由来の放射線量をみないといけません。

福島原発事故前の東日本の放射線量はだいたい0.026から0.044マイクロシーベルト/時でした。
事故後、東日本で毎時0.125、0.25、0.5を超えるところが出てきました。福島市に至っては、2から4マイクロ以上です。

これをもとに、福島原発事故前と事故後で、年間線量がどのくらい増えたのかというと、
福島市や郡山市では
事故前:0.33ミリシーベルト/年、事故後:17.52ミリシーベルト/年
その差17.19ミリシーベルト/年!
ウクライナの法律によれば福島市は思いっきり立ち入り禁止ゾーンですね。

相馬、いわき、那須、川湯、土浦、柏、流山、平泉などは現在0.5マイクロ/時で、
事故前:0.33ミリシーベルト/年、事故後:4.38ミリシーベルト/年
その差4ミリ/年。
ウクライナで言うと、汚染第二ゾーンの強制移住地域に限りなく近いです。

会津若松、日光、沼田、北茨城、日立、牛久、取手、松戸、浦安などは現在0.25マイクロシーベルト/時で、
事故前:0.33ミリシーベルト/年、事故後:2.19ミリシーベルト/時
その差:1.86ミリ/年。
ウクライナでは、汚染第3ゾーンに入ります。

花巻、北上、山形、仙台、女川、つくば、銚子、成田、木更津、東京駅付近、軽井沢などは現在0.125マイクロシーベルト/時、
事故前:0.33ミリシーベルト/年、事故後1.09ミリシーベルト/年
その差0.76ミリシーベルト。
汚染第4ゾーンです。

結論としては、以上の地域およびその付近に住みつづけると、10年後そこに健康な子どもがあまりいない、という事態になってもおかしくない、ということになります。

原発反対、の動きに気をとられて忘れちゃっている人もいるかもしれないけど、該当地域の方はまじめに移住・疎開を考えられたほうがいいと思います。
いつまで待っても国がなにもしてくれないのは、みなさんもう、わかっていますよね?