中学校2年生
学年が上がった時はまず最初に出席番号順に座ります。
私は女子で5番目で、一番後ろの席になりました。
席替えもしましたが前になったり真ん中になっても特に症状が出る事はなく普通の人として毎日を過ごしていました。
ただ疑問に思ったのは、テストの時だけガスが少し出てしまうことでした。
中学校のテストは必ず出席番号順に並びますので私は一番後ろの席になり、誰にも気づかれる事はありませんでした。
そしてもう一つ。記憶曖昧ですが朝会や集会は少しですがガスが出ていました。幸い後ろの方と斜めの方、斜め後ろの方は凄く優しい人達なので陰口とかもなく何もありませんでした。2年生の私は本当に幸運としかいいようがないです。
中学3年生
出席番号は女子で3番目で、真ん中の席になりました。
ある日集会で全学年の集まりがあったのですが、その時運悪くお腹の調子が悪くガスが溜まっていました。
私はなぜあの時我慢したのでしょう。立つと注目されるからトイレに行かなかったのだと思います。今思えばそれくらいのことは簡単で、毎日地獄の日々になるよりは何倍も、何百倍も良かったのに・・・・
皆の前でガスを出してしまい、恐怖からその場を離れる事ができず何回も何回も・・・・・お腹の調子が悪かったせいか、止まる事はありませんでした。
後ろの女子も「席交代しよう」と言ってきて、隣の男子達も「くっさ!まじかよ・・・」と色々言っていました。
悪いのは私です。なぜその場で硬直してしまったのだろう・・・・。
すぐに立ってでもトイレに行けば皆に迷惑をかけることもなかったのに・・と後悔ばかりです。
その日から私は「臭い女」として見られるようになりました。
そしてその恐怖のトラウマからか、ガスもたくさん出るようになってしまい・・
授業中やテスト中は毎回出てしまうようになりました。
テスト前はぎりぎりまでトイレにこもり・・・涙を流しながら「出ませんように出ませんように・・」と祈っていましたがその祈りも何もかも無駄に終わっていました。
少しは軽減できるかと椅子の後ろにジャージを羽織ったり、お尻に意識が集中しないようシャーペンで指を刺したりして気を紛らわせていました。
でも全てが無駄でした。
私は「何も気にしない」という考えで行く事に決め、毎朝重い身体を無理やり起こして学校へ向かっていました。
1、2年生の頃はずっと皆出席だったので3年生も皆出席を狙っていたので・・・症状がどんなに続いても絶対に休まないと決意していました。
幸い言葉のいじめだけで、手を上げるいじめは一切ありませんでした。
ほぼ毎日泣いていました。けどなんとか3年間皆出席で卒業することができ、希望の高校にも推薦合格を果たしました。
以上、中学の頃のお話です。