人生の節目・衝撃の一言:なんで「節電」しなければならないのですか? (7/25)
先月、アメリカから大学教授夫妻が名古屋に来られたのでご一緒にお食事をしました。その時、私は試しに教授夫人に「節電という言葉を知っていますか?」と聞きました。夫人は「知りません。どういう意味ですか?」とお聞きになったので、電気をこまめに消したり、クーラーの温度を高くしたりすると説明しました。
そうしたら、「何のためにそんなことをするのですか? 自分の判断で自分のお金で電気を使っているのですから」と言われたのです。つまり、国民が欲しいだけの電気をなんで電力会社が供給しないのか?という質問です。
日本の政府とマスコミが作り出した奇妙なエネルギーと節約の概念をアメリカの教授夫人は理解できません。電気は工業製品であり、それを買うか買わないかは買い手の自由であり、供給できなければ電力会社の責任なのですから.自動車でもテレビでも、欲しいと言っても買うことができないのは崩壊寸前の共産主義国家ぐらいなものです。日本もだめになったもので、とても残念です。
(平成24年7月25日)
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今日は節電ということに対して二つブログを出すようになっちゃったんですが。先日、アメリカから大学の先生ご夫婦が来られまして、一緒にご食事をいただきました。その時、私は試しにですね、その御夫人にですね、「節電というお言葉を知っていますか?」というふうに聞いたわけですね。そうしましたら御夫人はですね、予想通り「知りません」と。「どういう意味ですか?」とこうお聞きになりましたので、「電気をこまめに消したり、クーラーの温度を高くしたりするんですよ」と、まぁこういうことをお話しましたらですね、まず第一の質問は、「何のためにそんなことをするのですか?」と、まぁこういう質問でしたね。
確かにこれはですね、非常に答えるのが難しいんですね。電気は工業製品ですから、本質的には買うか買わないかは買い手の自由なんですね。普通でしたら電力会社は複数ありまして、例えば私名古屋に住んでいればですね、名古屋電力とか、愛知電力とか、中部電力とか、こういうのがあるもんですから、どこからでも買えるもんですね。それですから、例えば、名古屋電力も、愛知電力も、中部電力も売りにくるので、まぁどっからか買えばいいと。別にあの、買ってそんなこと断るなんていう、そんな変な電力会社はありませんからね。
私がトヨタ自動車のとこ行っても売ってくれますし、車を。日産自動車に行っても本田技研に行っても大丈夫ですね。それから今度はテレビを買おうと思いまして、パナソニックに行っても、他の電力…電機会社へ行ってもそれは売ってくれるんですよ。こういったもんでなくても、例えば日常的に必要なですね、トイレットペーパーであるとか、シャンプーとか、こういうものをですね、「節約してください」って言われること無いんですよね。これは、会社というものの供給責任がありますから、それから競争してますから、そんなことは絶対にあり得ません。
それから次に、しばらく経ってですね、その御夫人が「自分の判断で自分のお金で電気を買うんですから、何か不都合なんですか?」というような質問もありましたね。確かにそれはその通りで、自分のお金の範囲で、特別に犯罪的なものでなければできるんですよね。
それから、「エネルギーを節約する」っつうのは電気だけじゃないんですよ。例えば、大きな家と小さな家では勿論、大きな家の方が膨大にエネルギーを使います。大きな車と小さな車では、勿論そうですね。それから最近では、御婦人がすごくこう、豊かな昼食を食べるようになりまして、私よく冷やかすんですが。「女の人は2500円の昼食を食べて、僕ら600円だね」なんて話してるんですけど。勿論、600円の昼食と2500円の昼食はどうしてそんなに差が出るのか?と。これは当然、それだけのエネルギーをかけるからですね。食品もですね、高いものは多くのエネルギーがかかるので高いんですね。遠くから運んだとか、手がかかるとかいうのはみんな、それを言ってるわけですね。
ですから、どれを使うにもおおよそですね、高いものはエネルギーを多く使ってるわけですから、電気ばかりじゃないわけですよ。それを何を選ぶのか?
「私は良い家が欲しい」と言う人もいれば、「私は良い車が欲しい」っていうのもあるし、家とか車は普通でもね、「私は音楽会を聞きに行きたい」と。音楽会も同じようにエネルギー使うんですよ。「着物が買いたい」とか「私は食事が大切だ」と、色々あるわけですね。
その中で、なんで節電なのか? これは政府とNHKの陰謀ですよね。電力会社の言うことを聞いてるっていうことですね。ですから、これは日本では今、常識みたいになってますが、世界的にはですね、ほんとに非常識だ。「日本の常識は世界の非常識」。その一例です。
(文字起こし by haru)