(原発)責任ある人たちの法律的・倫理的問題点(1) 柏市・練馬区 (4/1)
柏市は原発事故の当初から高い放射線量を測定していましたが、市長は「こんなに遠くまで放射線が来るはずがない」と言って防御をしませんでした。練馬区は初期の被曝を避ける大切な時期に「1年100ミリで大丈夫」ということを公式ブログに載せていました。
日本は多くの原発やその他の放射性物質を利用しています。だから、法治国家として当然のことですが「日本人を被曝から守る法律」というのがあり、その法律に違反すると国民の健康を害するので、罰せられることになっています。
私がいつも触れる事件ですが、2011年の夏に「放射性物質を含む蛍光塗料が塗られたキーホルダー」を持っていた罪で14歳の少年が書類送検されていますが、それがこのことを事実として示しています。
また、日本では殺人教唆、酔っ払い運転の幇助、火事を見て通報しない人の罪など、「当然に犯罪に結びつく行為」は法的に禁止されていますし、特に公的な立場にいる人は法律を厳密に守ることが求められます。被曝の防止に関する法律はそれほど多くはありませんので、知らなかったということはありえません。
政府や自治体が「酒を飲んで運転しても問題はない。事故をおこすのは100人に1人ぐらいだ」などと法律に反して自分の考えで仕事をすることが許されないのは当然です。また、酔っ払い運転を取り締まるのは人手がかかったり、血液中のアルコール量を測定する器械がないからしばらくはできないなどと言うこともありません。
法律を遵守し、日本社会の安寧秩序を守るために私たちは税金を払い、役人を雇っているのです。サボって子供たちを被曝させたり、サボるためにへりくつをこねることはできないのです
・・・・・・・・・
柏市長、練馬区役所の責任者をまず逮捕できるかどうか、検察は検討してその結果を発表するべきです。14歳の少年は書類送検するけれど、柏市長や練馬区は罪を問わないのでは法の下の平等に反すると思います。
次に、公務員の倫理からいって「1年1ミリ、1平方メートル4万ベクレル」などの法律の規定に反して業務を行った公務員は、公務員の倫理規定にそって厳重な処分をする必要があります。
逮捕、あるいは厳重処分が行われれば、法治国家として当然のこと・・・「公務員は法律を守らなければならない」という社会に帰ることができるので、今後、30年ほど続く「被曝生活」が少しでも安全になるでしょう。
心ある公務員は「自らが自己批判し、その結果を公表し、贖罪のために自らの身を何らかの形で処分する」必要があります。それが今回の事故で被曝した多くの子供たちのために公務員(大人)ができることです。魂のある人間であることを示してもらいたいと思います。
(平成24年4月1日)
--------ここから音声内容--------
えー、原発のある程度の段落を迎えました。えー、しかしですね、責任ある人たちの、ま、法律的な、倫理的な問題点、この1年続いたものをですね、えー、今後の子供たちを守る意味でもですね、えー、ハッキリとしていかなきゃいけないと思います。
えー、例えば柏市ですね。えー、ここは事故当初から、えー、東大の研究なんかあったこともあってですね、高い放射線量が報告されておりましたが、ま、市長は「こんなに遠くまで放射線が来るはずない」というようなこと言ってですね、市民を被曝から防ぐことをやりませんでした。
練馬区は、初期の被爆を避ける大切な時期にですね、「1年100ミリで大丈夫」というようなことをですね、練馬区の公式ブログに出してる。まぁ、そういう不見識なことをしました。
えー、日本は多くの原発とか、あー、放射性物質を使っておりますから、法治国家としての法律はあるわけで、えー、それを無視してですね、“何ミリまで大丈夫だ”と、ま、いうようなことはですね、特に自治体などにおいてはですね、決して許されることではありません。
私がいつも触れる事件としては2011年の夏にですね、「放射性物質を含む蛍光塗料が塗られたキーホルダー」を持っていただけの罪で、えー、14歳の少年が書類送検されております。これは日本国家がですね、被曝とか放射性物質に対して、どのような法体系を持っているかということを、ま、ハッキリと示した例であります。
もちろん、殺人を教唆するとか、酔っぱらい運転をそそのかす、火事を見ても通報しないという罪もあるわけで、えー、このように「当然に犯罪に結びつく行為」は日本では法的に禁止されております。特に公的な立場にいる人はですね、このようなことをするというのはまったく許されることではありません。
例えば、政府や自治体の人がですね、「酒を飲んでも問題じゃないんだ。運転しても」、「事故を起こすのが100人に1人に過ぎない。」とか、「1000人に1人に過ぎない」など言ってですね、法律に定めてあっても自分の勝手な考えで仕事をするということは、許されておりません。
またですね、「酔っぱらい運転を取り締まるのは人手が掛かる」とか、「血液中のアルコール量を測定する機械が無いから、しばらくはできないので」と言うこともできないわけですね。私たちが税金を払って役人を雇ってるのは、サボって子供たちを被曝させたり、サボるためのへりくつをこねてブログに公表することではありません。
えー、まずですね、柏市長とか練馬区役所の責任者がまず逮捕されるかどうかは、まず検察はですね、検討してその結果を国民に公表すべきです。えー、検察といえですね、税金で国民から雇われているということをハッキリ認識しなければいけない。えー、もしも、14歳の少年は書類送検するけども、柏市長や練馬区(役所)は罪を問わないと言うんであれば、その理由はかなりハッキリと示さなければいけないでしょう。これらをマスコミがやってくれることも期待しますが、しかしですね、マスコミがいなくてもちゃんと守られるっていうのが法治国家だと思います。
またですね、その他に「1年1ミリの被曝制限」だとか、「一平方メートル4万ベクレル以上の土壌はすぐ片付けなきゃならない」などの法律の規定に反して業務を行った公務員、もしくはそういうことを発言した公務員はですね、公務員の倫理規定に沿って、充分な処分をする必要があると思います。「公務員が法律を守らなきゃいけない」というですね…事をハッキリさせることが今後30年ほど続くですね、私たちの「被曝生活」もですね、少しでも安全になると思います。
えー、私はですね、早速、ま、心ある公務員からですね、「自らが自己批判しその結果を公表して、贖罪(しょくざい=罪滅ぼし)のために自らの身を何らかの形で処分する」という必要を感じます。えー、今回の事故で被曝した多くの子供たちのためにですね、えー、大人の一人である公務員がですね、魂のある人間としてですね、言動を取ってもらいたいとそういうふうに思います。
今でもですね、えー、福島には多くの子供たちがいてですね、また農業の人が農家でありながら、子供たちが被曝するような食料を出荷し続けてると、こういう現状においてですね、えー、「政府がこうだ!」というんではなくて、国民一人一人がですね、やはり被曝に関する法律を守ると、そして子供たちを被曝から守ると、こういう強い決意をですね、示してもらいたいと私はそういうふうに思います。
(文字起こし by danielle)