ブラックアイスバーンで転けたら、思ったより被害が大きかったぞ | 財布にはいつも隙間風

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暫く前、寒いけど天気が良いのでふらりと出かけたら、直前までほぼほぼ乾燥路面だったのに、突然出てきた日陰のブラックアイスバーンに乗って転けた。

 

ってか、凍ってるのに気づいてスピードを落として、路肩の雪の中に入ろうとした時に、右足がブレーキペダルに触れてしまってスパン!とリアからスリップダウン。

 

 

徐行だったので大きな被害は無かったけど、シフトペダルはぐにゃり。

ハンドルも曲がったけど、こいつは角度を変えられる奴なので、可動部分がズレただけでバーの曲がりは無し。

曲がったペダルがロッドにちょっと干渉してたけど、チェンジ操作は可能だったので、ずれたハンドルを直して帰ってきた。

そしてあちこちチェックしたところ、クラッチマスタのアジャスターノブがガリガリ。

よく見ると、削れてるだけじゃ無く、プッシュロッドがぐにゃりと曲がってた。

 

ちゃんと乗って帰ってこられたのでマスターは大丈夫だろうと思って、ロッドの曲がりを修正し、アジャスタノブを社外品に付け替えた。これでよし。

 

まだこの程度の被害で済んで良かったなぁと思ってたんだけど、その後走りに行くとまぁ、クラッチを握る度にレバーの引き代が浅くなる(暫くすると戻る)って現象発生 (--;

 

分解してチェックしようと思ったけど、マスタの蓋が転けた衝撃で押し込まれてしまったのか、どうしても外れず(Accossatoのマスタの蓋はねじ込み式)。ロッドの穴からラスペネを噴き込んだら引き代が浅くなる現象は無くなったけど、操作の度に引き代が変わるという感じに。

 

これは、マスター逝ってるわ...orz

 

我慢してそのまま使う事も考えたけど、どうにも気持ち悪いし、いつクラッチが切れなくなるかという不安もあって、結局交換する事にした。

 

Accossato の新しいのを買おうと思ったけど、予算の問題で NSR50 でも使ってる Frando の中古品をゲット。

 

Accossato のピストンサイズは 16mm だったけど、Frando は  9/16 inch(≒14mm)なので、クラッチが引き切れないとか、サイズ違いの不安が少し。

 

さて、交換。

 

Accossato とは、バンジョーボルトとリザーバータンクのホース内径が違う。Accossato が brembo と同じ 1.0ピッチと 6mm 径なのに対して、Frando は、国産車や NISSIN と同じ 1.25ピッチと 7mm 。

 

バンジョーボルトは手持ちがあったのでOKだけど、リザーバタンクはそれまで使ってた透明の物を使いたかったので、6mm のパイプをマスタ側に無理矢理突っ込む事にする。
 

 

交換完了。

 

興味本位で比較してみた所、ピポッドピンもレバーもサイズが同じ。

ピポッドピンがステンレスだったのと、レバーとスイッチボックスとの干渉が少なかったので、ピンとレバーは Accossato のに替えちゃった。

懸念していたマスター径の差は良い方に倒れて、クラッチの切れに問題は無いし、レバーの引きが軽くなり、グリップまで引き切れるようになったので、なんか物凄く使い易くなった。

レバーの動きが大きくなったけど、まぁそれは慣れかなぁ。

 

しかし、マスター交換になるとは、思ったよりも被害がでかかったよ。