“おはよ”代わりに“パブジョ!” かよ -175ページ目

普通の外国人

ちょくちょく触れているように、

わたしの職場のお客様は9割が外国人だ



ある日、少しフロントを離れていたとき、

後輩のNちゃんがわたしを探しにくる





N“イメさ~ん、今チェックインしたイケメンがフロントにお菓子くれたんで食べてくださ~い

  美味しいですよ~しかもほんとにイケメン~”



イケメン!?



わたし“え、どこから来はったイケメンなん??”



N“オージーです”



お菓子はほんとに美味しいが



わたし“へぇー、えへへ、ちょっとフロント見に行こかな”



イケメンもほんまやろか






N“うふふふふふ

  うちは超タイプですぅ~”



そしてフロントに戻る私たち




まだそこにいるオーストラリア風男子




N“ね、ね!!めーっちゃかっこいいでしょ”



わたし“、、、(無言)”





これは、実は仕事中によくある構図だ



女子たち騒ぐ

“えー、今のお客さんめちゃかっこいい~”

“イケてる~”

“イケメンすぎて緊張した!!”

盛り上がりをあまり理解できず、

“あ、見てなかった”

“そうやっけ!?”

“うーん、、、”

と、何様なわたしとマネージャー、

素で流す





みんなが盛り上がっていたらJOINしたくて確認はする

しかし、、、どうもノリ切らない



イケメンに興味がないわけじゃないが

や、むしろイケメンとか大を三つくらいつけて歓迎だが

なぜに皆と盛り上がることができない



人種も国籍も問わないが、

多分、わたしのイケメンレーダは狭い



レベルが高いと言うよりは、

反応する範囲が狭い







例のオージー、マイケル氏に、

とりあえず、お菓子のお礼と挨拶をする

イケメンかどうかは別として、

かわいらしい青年であった



彼が去るのを待ってNちゃんに耳打ち





わたし“いい人そうやけど、別にふつうの外国人やんか”



N“えええぇぇぇ!?!?イメさん厳しいですぅ~、、、”



職場の皆は、各国の人を見慣れている

だから、キャー外国人!!で反応する人も今更居ないが、、、



わたし“それにしても、若い欧米人の平均やんかぁ、、、”


N“、、、う~ん、よく考えてみれば確かに

  ていうかお菓子くれたからいい人だと思って余計、、、”





マイケル氏は、おそらくほんの少しだけ日本語が分かる

だからNちゃんの“かっこいいでしょー”発言は

多分捕らえていたものと思われる



“俺モテてる!?ここでフィーバーきてもたでー”



と思ったか否か、

のち、

“仕事何時に終わるん?終わったあとご飯行かへん”

と誘われたため、Nちゃんにネタ振ってあげるか!?と思いつきつつも

“あー、家でご飯用意されてると思うー”

と、やや家庭的にお断りして帰ってきた





ご飯の準備は、正直自分でするんやけど、

まあ、Y氏が待っていることには変わりない



すると、



その日、ほんとうにご飯が用意されていた





Y“チャギーおかえりーん”



と、フライパン上で豚キムチをこねているY氏

癒しの光景だ



わたし“ははは、言ってみればほんまになるなぁー”



Y“なんやなんや~????”





そして、わたしはマイケル氏の話をする

そして、イケメンレーダの話をする





わたし“まぁ、普通の外国人くらいではなぁ~”



重ね重ね何様だが、

ただただどうも範囲が狭いのである



豚キムチを見つめながら話すわたしの足をつつくY氏



わたし“ん??”



見上げると、にやにやしながら自分を指さしている



俺は??っていう無言の問いかけですね



や、にやつかないでね、、、





Y“うひひうひひ”





しかし彼が、

わたしのマニアックイケメンレーダに飛び込んできたことは否めない







わたし“、、、、、”




それを知っているY氏





Y“ふちゅの外国人??”



わたし“や、、、さいこうです”





Y“ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ

うおぉーほほほほほほ



これじぇんぶ入れよう



ふはははははははは”



ラッキーだ

フライパンに豚肉が増量された、、、、、





お菓子をもらってマイケル氏をイケメン枠に入れたNちゃんに同じく、

豚肉を惜しみなく入れてくれたY氏を、

わたしは今日も誇大評価するんだった