熱くて、長い夏休み。
子供のころは、夏の暑さと太陽の強い日差し、
そして一日の終わりの夕涼みの匂い、
夏休みの楽しさを象徴するもので、
四季の中で一番好きな季節だった。
そんな夏が、いつからか温暖化の影響でか、
過酷な季節へと変わっていった。
我が息子達にとっての
夏とは、昔とは違う。
そして、母達の夏休みも過酷であることを、
3年前の夏に初めて知る。
ちょうどその頃から、
主人は夏の時期、仕事が忙しいものとなった。
3年前の夏を教訓に、
昨年から、母1人子供3人での旅行を始めた。
「超」がつくほど方向音痴で、近所しか車を乗り回せなかった私、
当初、当然電車での移動を計画したが、
大量の荷物とまだよちよち歩きだった双子を連れては
不可能と列車の選択肢を断念。
死ぬ気でやれば、夢のまた夢であった首都高デビューも
何とかなるのではないかと、
出発一ヶ月前から、毎晩首都高の動画サイトを見て、
経路を完璧に暗記した。
そうして、ビギナーズラックでか、
渋滞も何のトラブルもなく行ってきた初めての子供達との旅行。
(現在は、残念ながら首都高の動画サービスは終了してしまったようです。
昨年、動画サービスがなければ、首都高デビューは不可能だったと思います。)
今年は、避暑も兼ねてと欲をかき、
10日間の日程。
旅行の目的はただ一つ。
日ごろ、家事と子供との時間の両立に
いそいそと追われているので、
その忙しなさからの開放。
家事をしなくてよい分、
とにかく余裕を持って、子供達と楽しく過ごすことだけに専念。
そして、双子が産まれてから、何かと寂しい思いをさせてしまっている
お兄ちゃんとゆっくり過ごす時間を作る。
そう、そうして去年みたいに夏の楽しい思い出を作ろう。
そう、意気込んで行った今回の旅行。
ただし、双子のギャングっぷりがスーパーパワーアップしていることは
全くの想定外であった。。
食事中、
「こら~っ!食事中おにごっこするな~!」
大浴場で、
「脱衣所の棚にのぼるな~!」
「シャワー、かたっぱしから水出しっぱなしにするな~!」
「浴槽に洗面器全部浮かべるな~!」
部屋で、
「布団にお茶こぼすな~!」
「捕まえたバッタ(10匹以上)の糞、撒き散らすな~!」
などと、静かな山奥で
母さんの大きな声がこだましていました(笑)
けれど、
母さん道間違えて、びしょびしょになりながら
川をじゃぶじゃぶのぼった沢登り、
ヘッドライトつけっぱなしでバッテリー上がり、
帰れなくなるかと思った、動物ランド、
牛にベロンベロンなめられながらも、
おいしい牛乳いただいた、地元のおばちゃんち、
毎日毎日、ボールや道具のとりあいで喧嘩しながら
怒られ、最後には仲直り、
そして、最後には仕事休んで急遽、
合流してくれたパパ、
それに安心して、子供そっちのけ、
苔の写真撮影に夢中になってしまったママ、
いつか大きくなった時、
これらを楽しかった夏休みの1ページとして
思い出してくれるかな。
こうして、自分が子供と共に夏休みを過ごすようになって初めて、
高校受験の時期まで毎年、休みとなると、長期に亘る楽しい旅行を
プレゼントしてくれていた自分の親に
改めて感謝の念を抱かずにはいられない。









