一、壇浦兜軍記 阿古屋
二、あんまと泥棒

三、二人藤娘

 

Eテレで玉三郎さんの6年前の阿古屋の映像を観て、12月は絶対に観に行かないと!と臨戦態勢でチケット争奪戦に挑み取れたのは初日3階B席。

今回は一等席で中盤以降に観に行きたかった。

しかし玉三郎さんが阿古屋役で出演するAプロの土日祝の開催は2日と24日しかないという・・・社会人泣かせのスケジュール。

席が取れただけでもありがたい!

 

玉三郎さんの阿古屋を観た感動は、歌舞伎というより、コンサートのそれに近かったです。

阿古屋の演奏に心を揺すぶられ、感情の起伏が激しく波立ち、何度も心の中がもわっと熱くなりました。

何がすごいって弾いているのは玉三郎さんなのに、阿古屋の演奏なんですね。

登場人物の感情で楽器を奏でている。

時に不安定で危うさが伴う旋律が、阿古屋の心情を音に乗せいるかのようで、ぐっと惹きつけられました。

また竹本の三味線と阿古屋の演奏が会話のようにぴったりと息が合わさっており、異様な緊張感が演奏中の舞台を支配していました。

歌舞伎でここまで音楽に主軸が置かれた演目は初。新しい体験でした。

また事前にEテレの番組で内容を知っておいてよかったです。

前知識なしで初見で挑んだら、演奏のすごさだけになってしまったかも。

阿古屋の演奏・歌詞に込められた景清への想いをを理解していると、拷問に執着する岩永左衛門の揺れる演技、重忠が阿古屋の演奏に無実を見出したことが、舞台上の役者の演技から伝わってきました。

しかしこの次元の演技と並行して演じなければいけない若手のお二人のプレッシャーたるや・・・。

Bプロの傾城雪吉原を観たいので児太郎さんか梅枝さんのどちらかの阿古屋にも行こうと思案中。

(行けませんでした)